アメリカ生活ブログ「リブアメ」の和ごころLAです。
今回は、アメリカにある一般的な家の間取りをご紹介します。
アメリカの住宅の間取りはおかしい?
アメリカで暮らすようになってはや6年目。今やあまり違和感がなくなりましたが、旦那さんとの新居をこれから作ろうと思ったとき、
改めて気づいたことは、”アメリカの家には、玄関がない”ということです。
※一般家庭には、玄関ないことが多いですが、豪邸には、玄関スペース(ポーチ)があることがあります。
ドアを開けると、
いきなりリビング もしくは、
いきなりキッチン という感じ。
ロサンゼルスにある高級住宅街の豪邸へおじゃました際も、ドア前(外側)に、靴の土をはらう「玄関マット」くらいしかありませんでした。
おそらく、一般家庭サイズの家(家賃5000ドル以下くら)には、玄関(シュークローゼット付き)エリアは無いと思います。
ちなみに、カラバサスの超豪邸(ビバリーヒルズに住んでいた人は最近はこういうところにいます)にお邪魔した際は、
お客様専用の玄関があり、そのままゲストリビングにつながっていて、そこでパーティをします。同じエリアにパーティ用のキッチンやバーカウンターがあります。
とにかく、一般的なアメリカの住まいでいうと、日本のような「玄関」はないです。
というのも、アメリカは車社会です。
ガレージ(車庫)が、家の母屋とくっついている設計になっているため、大抵はそこから出入りします。
ガレージに車ではいる → 繋がった勝手口から家に入る
こんな感じで、勝手口が事実上の、玄関扱いになっているためです。
ガレージの入り口がキッチンに直結していて、買ってきた食材をすぐにパントリーに入れるような間取りが多いです。
メインの玄関は、お客様専用なので、(土足であれば)靴をぬいで片付ける必要がありません。
ホームステイで住んでいた最初の家では、ずっと車庫側の勝手口から入っていたので、メイン玄関があるのに気づいたのは、1ヶ月後くらいでした(笑)そして一度もメイン玄関から出入りすることはありませんでした。笑
アメリカ人って、家の中でも靴を履くの?
アメリカといえば、”靴をはいたまま”生活をしているイメージがありますよね。
”家では靴を脱ぐ”文化の日本に、玄関があるのは当然ですが、
家で靴を脱がないとすれば、玄関が無くてもおかしくありません。
アメリカのドラマでは、ベッドの上に靴をはいたまま寝っ転がるシーンがあり、
ずっと靴を履いているようにみえるのですが、
しかし実際のところは、家では靴を脱ぐ人も、結構います。
当然ながら、ハイヒールや外を歩き回って汚れた靴で、
部屋中歩き回るのは、疲れるし、やっぱり汚れます・・・
私のまわりでは、スリッパに履き替えたり、素足のままだったり、
ルームシューズに履き替えている人も多かったです。
ホームスティをした家は、二階建ての家だったのですが、
一階(ゲストルームがある階)は土足でOK
二階(ベッドルームがある階)は、靴を脱ぐ
という決まりになっていました。(二軒とも)
ホテルでも、ルームスリッパは、グレードが高いホテルであるほど、備えつけられています。
一泊$100前後のホテルには、スリッパはついてきません。
しかし、ルームシェアしている場合や、スタジオ(ワンルーム)の場合、
若者の場合、家が豪邸すぎて大きすぎる場合、自宅パーティが多い人の場合・・・
下足と上足の区別をしないでいる人も、もちろんいます。
その場合、そこらへんに靴脱ぐ、スタイルです。
でもやはり、
小さい子供がいる家は、アメリカ人の家でも、衛生上「土足禁止」スタイルです。
アメリカで、ご自宅に招かれたときは、ホストに靴を脱ぐかどうかを確認しています。
やっぱり自分の家は、土足禁止にしたい
私は家の中で靴を履くことに抵抗があるので、うちの中は「土足禁止」です。
一番は「衛生的」に汚くなるのが嫌だし、リラックスできない。
床やカーペットの消耗や掃除が大変ですし、子供が生まれてからは、絶対に土禁が良いです。
アメリカには”下駄箱”が無い問題
家のなかも土足ではいる文化なので、当然ながら「下駄箱」がありません。
アメリカ人は、このようなワイヤーの簡易なタイプの靴置きに、靴を置いている人が多いです。
軽いので移動もらくらくです。スタジオやルームシェアで住む人には、クローゼット内に置けるので便利です。
でも、私は、靴が丸見えになっているタイプは、あまり好きではないので、
(なんせ玄関がダイニングエリアに近いから)
扉付のShoe Cabinet(下駄箱)を購入しました。
かなりいろんなお店に探しに行きましたが、下駄箱はオンラインにしか売っていなかった・・・
このタイプだと、棚の上に、鍵とか身の回りのものがおけて便利です。
下駄箱ともうひとつ悩んだのが、
日本にはあまりないタイプのもので、Hall Treeというものがあります。
これはコートや帽子掛けもついていて、靴箱や、座ってはけるベンチなど、
身支度を一度でそのスポットで行える便利アイテム。
冬場はコートをかけられるので、こういうタイプも便利です。スペースに余裕があればおきたいです。
うちは”土足禁止”であることを、他人に伝える方法
住人である私たちや、招待した友人は、靴を脱いで家にあがりますが、
家の管理人さんやメンテナンスの人が、突然来て、土足のまま家の中に入ってくることがあります。
靴・・・きたない・・・
部屋・・・汚れる・・・いやいや( ;∀;)泣
土足で自宅に入られるショックって結構キツイです。
そんな時にお助けのものは、
玄関マットです。
アメリカには、玄関が無い分、ほとんどの家庭では、ドアの外(もしくは中)に、
靴の砂をはらうドアマットがあります。
そこで砂を落としてから、部屋に入るのがルールですが、
そのマットに、「靴脱いで~」と書いちゃいましょう!
女の子むきのハイヒールデザイン。
もしくは、「靴脱いで入ってね」と、ドアに張ってしまう!!
ここまでして、住民の希望を無視して入ってくるひとはなかなかいません。
これを貼っていたら、宅急便の配達の人は、「え、俺も靴ぬがないといけないかな?」なんていう冗談を言ってきます。笑
修理などで、どうしても靴は脱げないと言われる場合は、シューカバーを使ってもらいます。
なければ使い捨てのシャワーキャップや、ビニール袋を渡します。
玄関がないアメリカまとめ
アメリカの住宅には、日本のような靴を脱ぐ玄関という概念がありません。
ですが最近では、家の中までずっと靴を履いている人は少ないように思います。
私は日本育ちなので、ソファの周りでもつい、テーブルの横の床に座りたくなっちゃうし、日本人で集まると絶対といっていいほど、床にすわってしまいますね。
なので、アメリカでも無理やり土足に合わせる必要はないと思います。