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買ってよかった!焦げ付かないフライパン、スキャンパンがすごい【料理上手な奥様が愛用する、安全なフライパン】

スキャンパン・フライパンのレビュー(おすすめフライパン)

毎日料理をするようになったら、お手頃価格のテフロン加工のフライパンが、一気にダメになりました。表面のコーティングは剥がれ、食材もくっついて焦げこげ…。「これは買い替え時だな」と、新しいフライパン探しをはじめました。フライパンって、よくよく考えると、毎年買い換えるのも手間だし、バカにならない。

もっと手はないのかと調べ始めると、そもそもテフロン加工のフライパンは避けるべきということがわかってきました。

目次

知らなかった「テフロン加工」の危険性

フライパンといえば、”ノンスティックのもの”と思っていたのは私だけでしょうか。料理下手の私は、手頃な金額で買えるテフロン加工されたフライパンしか使ったことがありませんでした。そのほうが食材がくっつかずに料理ができるし、油も少なくて済みます。カロリーオフもできるから、そのほうが良いと思っていたのです。

テフロン(Teflon)加工とは?

テフロン(Teflon)は、polytetrafluoroethylene (PTFE)=フッ素樹脂加工をつかった商品の商標名です。フッ素樹脂加工には、PFOA/PFOSという物質が使われており、水と油に対して撥水性をもつため、調理中のこびりつきを防ぐノンスティック加工として、様々な調理器具に利用されてきました。しかし最近の研究結果では、その有害性が指摘されるようなっています。

PFOAとは…
PFOAとは、もともとは自然界に存在しない人口化学物質です。長期間にわたり体に留まる性質があり、研究では世界中の人々の血液のなかに低レベルではあるが存在するといわれるほど。このPFOAは、アメリカの環境保護省(EPA)が「発ガン性物質であると思われる」と発表し、WHOの一団体IARCも「発ガン性の可能性がある(グループB)」に分類しました。調査では、精巣ガン、肝臓ガン、甲状腺ガン、前立腺ガンの可能性のほか、未熟児、胎児の奇形児などを引き起こす可能性があると指摘されています。

テフロン加工(フッ素樹脂加工)の多くは、1年ほどで剥がれてしまいます。v

その剥がれおちた化学物質はどこにいくのでしょうか?

調理とともに体内へ取り込んでしまっている可能性もあるほか、空焚きやオーバーヒートが起きたさいに、有害物質がガス化されて放出されるため、それを吸いこんでしまっている可能性もあります。

空焚きなんかしてないよ?と思っていましたが、フッ素樹脂加工は表面温度が260度以上で劣化が始まり、400度前後で熱分解がおこり、有毒ガスが発生し始めると言われています。食材をおいていない部分も、オーバーヒートや空焚きに相当するため、無意識に有害ガスを吸い込んでしまっている可能性があります。

知らなかった!こわい!!もうテフロン加工は使うのを避けたい…!!

アメリカの動向:
アメリカのフライパン市場は、PFOA/PFOSフリーの製品が主流です。2006年に環境省がPFOAと関連物質の排出削減について、自主削減計画を立案しました。2010年年までに95%削減、2015年全廃へ。(参考)そのため、アメリカで発売されている商品は、あのテフロン加工で有名なティファールでさえもPFOA/PFOS FREEという商品になっています。

使いやすくて、安全なフラインパンを探して

テフロン加工じゃないフライパンとは何があるのか?
そもそもノンスティック加工を求めなければ、PFOA/PFOSフリーです。
・鉄のフライパン
・ステンレスのフライパン
は、もともとフッ素樹脂加工が使われていません。

しかし、こびりつきやすいの(扱い)がデメリット。
料理下手のわたしにちゃんと扱えるのかが心配でした…

エミリー

扱いが面倒で、こむずかしいフライパンは、無理!!!

そのため、アメリカ在住の主婦歴が長く&料理も得意な奥さんがた数名に、「実際につかってよかった、おすすめのフライパンを教えてください」と調査してみました!

独自調べですが…回答率が多かったものをランキングにしてみました。

アメリカの先輩主婦による実際に愛用しているフライパン・ランキング
1位:スキャンパン(SCANPAN)
2位:オールクラッド(All-Clad)
3位:グリーンパン(Green pan)
4位:鉄製のフライパン
5位:マーサスチュワートシリーズ

やっぱり、主婦歴が長いと、しっかりしたものを使っている人が多い。やっぱりそうですよね、毎日のことだもの!!ほとんどが、値段は100ドル〜(シリーズで揃えるとと$1000ちかく)近くするものもあります。

もちろん、やっぱり手軽だからと、テフロン加工のフライパンを使い、寿命がきたら1年くらいで買い替え派もいました。

どれが自分に合っているのか、つかってみなければわからない!ということで、
この上位2つ、スキャンパンとオールクラッドの2つを購入したのでレビューをご紹介します。

関連記事:アメリカの高級フライパン・All-Clad(オールクラッド)ステンレスでも焦がさないおすすめ対処法

焦げ付かないフライパン、スキャンパンCTX

スキャンパン(SCANPAN)は、デンマークの会社で、世界中に販売されています。

スキャンパンの次世代フッ素樹脂加工では、長年難しいとされてきたPFOA/PFOSの使用を完全に廃止しています。この技術はスキャパンが世界で初めて製品化に成功した次世代技術です。この新しい安全な次世代フッ素樹脂加工を「GREEN TEK」と呼び、スキャンパンのすべてのフッ素授時加工製品に適用しています。
出典:スキャンパン、グリーンテック

スキャンパンのフライパンを購入

私の知り合いの中でもっとも料理上手な奥さんおすすめ、スキャンパンのフライパンを購入しました。
Scanpan CTX 12-3/4-Inch Fry Panというモデルです。

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日本人の方は、8インチくらいのソテーパンのサイズを購入するのが人気のようでしたが、なにぶんうちは大食いなもんで(笑)。12インチ前後(32cm)のサイズをさがしていました。だいたい、34人分のレシピを一度に焼けるくらいの大きさです。

スキャンパン・フライパンのレビュー(おすすめフライパン)
▲スキャンパン(Scanpan) CTXシリーズ

日本から購入するには…スキャンパン CTXシリーズはこちらから値段が確認できます。

シンプルな箱に入って届きました。スキャンパン(Scanpan)は、有害なフッ素加工はされていないけれど、ノンスティック加工はされています。有害物質を発生させるテフロン加工ではないけれど、テフロン加工フライパンと同じような使用感。表面は黒色でツルツルしています。テフロン加工よりも、サラサラ〜という表現もできます。

スキャンパン・フライパンのレビュー(おすすめフライパン)
▲裏側はこんな感じ
シルバーでぴかぴかの裏面。12インチサイズなので、どっしりとした重量感はありますが、かっこいい刻印が入っています。

スキャンパン・フライパンのレビュー(おすすめフライパン)
▲スキャンパンは、厚みがあって、深さもあります。鉄の10倍以上の強度があるので傷が付きにくく、特殊な加工が施されているので、長く使えるそう。熱伝導率が高いアルミニウムを使用していて、すぐにムラなく熱が広がり、手早く調理が可能です。

金属ヘラも使えるうえに、フライパンのままオーブンに入れてしまうこともできます。(これ、アメリカ生活では重要)

スキャンパン・フライパンのレビュー(おすすめフライパン)
▲日本語での説明がきも入っていました

調理前の予熱は1分程度でOK。「中火でわずか数分で、揚げ物・炒め物調理の温度に熱せられ、その後油を加えられます。」とのこと。汚れが乾く前に、食器用の洗剤とスポンジで洗えば、簡単に汚れがおちます。

スキャンパン(SCANPAN)を使ってみた

スキャンパン(SCANPAN)を使い始めて3ヶ月ほど経ちました。

スキャンパンの焦げ付きを実験

これは、スキャンパンで市販の冷凍餃子を焼いてみた様子です。

いつもフライパンにくっついてしまい、ボロボロになってしまっていたのですが(笑)なんとそんな私でも、こんな風に、くっつかず、適度な焼き目を残して焼くことができました…奇跡!!するっと取れるので、ストレスフリーで、フライパンを洗うのも楽々です。現在のところ、スキャンパンの焦げ付きはまったくありません。ねちょっとした料理でも、まったく焦げ付くことがありません。

スキャンパンは中火以上では使ってはいけないので、注意をまもっていればまったく問題なし。中火でもしっかり火は通ります。食洗機対応だけど、寿命が短くなるので、おすすめしませんと書かれていたので、手洗いで使うようにしています。

スキャンパン(SCANPAN)のいいところ

この3ヶ月間、ほぼ毎日つかってわかったスキャンパンのいいところは、こちらです。

PFOA/PFOSフリーなので、安全

やっぱり大事な家族には、有害物質を取り入れて欲しくない。とくに妊娠中、赤ちゃん、子供がいる家庭には重要なことです。

ノンスティック加工はやっぱり便利

少量の油でも食材がスルスルとすべり、くっつかず、焦げつきません。食後の洗い物もサッと片付きます。料理が得意でないからこそ、料理のわずらわしい手間がはぶけるのが、すごく嬉しい。焦げて失敗するかな?という、不安も無くなりました。

ちょうどいい深さ

適度な深さがあり、炒め物やちょっとした煮込み料理も作れるので、オールマイティーに使える。とりあえず、このフライパンがあれば、大抵の料理に対応できる。

なんだかものすごく美味しくできる

同じ食材を使っていても、安物のフライパンとは熱伝導が異なるので、すごく上手に美味しく焼けます。サーモンフィレなどの肉厚の素材も、火が上手にとおって、食材の味がランクアップする感じです。フライパンを変えただけで、”料理上手そう”に見えるようになったのが、嬉しい!

まとめ

一度に2つのフライパンを買い換えましたが、スキャンパン(SCANPAN)は、ノンスティックで超扱いやすいため、毎日の料理に使っています。

私のサイズは12インチ〜なので、100ドルを超えるフライパンと、フライパンにしてはやや高級品な感じもしますが、すごくしっかりしていて、これだと1年どころではなく長く愛用できそうです。

次回の記事でオールクラッドをご紹介しますが、そちらは「お肉用・メインディッシュ」むけについかい、こちらのスキャンパンは、「マルチタイプ」として使っています。

関連記事:アメリカの高級フライパン・All-Clad(オールクラッド)ステンレスでも焦がさないおすすめ対処法

テフロン加工から、ひとつランクアップした上質なフライパンを探している方は参考にしてみてくださいね!!

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