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アメリカ移住:渡米準備ガイド【駐在・留学などでアメリカに行く人必見】

アメリカ移住:渡米準備ガイド【駐在・留学などでアメリカに行く人必見】

駐在・駐在妻・留学予定の方など、アメリカに移住される方むけの、渡米準備に関する情報をまとめました

目次

渡米準備:パスポートと、ESTAまたはVISA

アメリカ入国には、パスポートと、ESTAもしくはVISAが必要です。滞在期間に合わせて、どちらかを申請します。

ESTA90日以下の短期商用・観光の目的での渡米の場合、取得。ビザ免除プログラム(VWP)に基づき、渡航者の渡航資格を判断するシステムです。少なくとも渡米日の72時間以上前の申請が推奨されています。

VISA:アメリカに90日以上滞在する場合、滞在理由に合ったビザの取得が必要です。ビザ種類によっては、取得までに数ヶ月から一年ほどかかる場合があるので、早めに準備します。
(例:学生ビザ、就労ビザ、駐在員ビザなど)

パスポート(日本)の残存期間もチェック!旅行の場合、滞在予定期間分あれば良いことになっていますが、90日以上は余裕をもっておくのがおすすめです。

いつかアメリカに住みたい方:無料で応募できる「永住権(グリーンカード)抽選」の応募はやっておこう!

渡米準備:保険の確認

アメリカの医療費は非常に高額です。旅行や留学の場合は、海外旅行保険(キャッシュレスのもの)に加入しておくのが望ましいです。海外旅行保険は、「渡航前」しか加入できないことが多いので、確認しておいてくださいね。駐在などの長期滞在の場合は、現地保険に加入可能か確認しておくと良いですよ。

旅行や短期の場合は、お持ちのクレジットカードに「海外旅行傷害保険」がついているかどうかをチェックしておきましょう。事故を起こすと賠償額も破格の金額になります。年会費無料で利用できる、海外旅行傷害保険付帯【エポスカード】は、お守り代わりにもっておくのがおすすめです。

エミリー

私は初めての渡米後、3日目に高熱が出たので、保険は入っておいてよかったと思いました

渡米準備:航空券の準備

パンデミックの影響で飛行機の運行が変更になる可能性があるため、現在は、航空会社(JALやANA)のサイトから直接購入するのがおすすめです。格安サイトからの購入は、キャンセル料金がかかってしまったり、なかなか返金されないなどのトラブルが出てきています。

安全のために、外務省の海外渡航情報をチェックしよう

渡米準備:国際免許は短期間

海外旅行の方や、渡米してすぐに運転の予定がある方は、日本で国際免許を所得しておくとことも検討します。国際免許の有効期限は1年で、日本の免許更新センターで取得できます。

長期滞在の方は、現地のドライバーズライセンス取得がおすすめです。
(運転機能のない、IDカードのみもあります)

カリフォルニア州では、旅行者の場合、国際免許で運伝できますが、「居住者」になると、10日以内に免許証を取得することが求められます。「居住者」か「非居住者」かの定義は州によって異なり、カリフォルニアの場合は、留学生も「居住者」扱いになるため、免許取得が必要です。

エミリー

国際免許証は、認知度が低いため、ID代わりには使えません。現地の免許(ID)があると便利です。

渡米準備:健康診断・歯科治療・ワクチン接種など

アメリカの治療費は高額なので、日本で治療が受けられる場合は、日本在住のうちに受けておいたほうが良いです。現地の保険の場合、保険適応であっても自己負担は日本よりも高いと感じます。以前息子が熱性痙攣で救急車で運ばれた際は、交渉しても保険適応後15万円以上の自己負担でした。虫歯治療も数万円から、インプラントになると30万円ほどかかります。

子供の場合、入学予定の学校で、ワクチン接種証明が必要になることがあります。必要なワクチンは州によって異なるためご確認ください。とくに、アメリカではBCGを打つ習慣がないため、日本で接種していると、結核診断のときに反応がでてしまいます。その際、証明書などの取得が必要になるケースがあります。

参考:アメリカ出産の子供のワクチン(予防接種)の受け方!日本との違いはBCGと日本脳炎

渡米準備:お金の持ち込み方

アメリカでは、残念ながら、スリや強盗の可能性もあります。現金をたくさん持ち歩くことはおすすめしません。アメリカではコーヒー1杯でもクレジットカードで払うのは一般的です。

▶︎日本円・現金

空港までのバス代・日本帰国時の電車代など、現金のみの場所も多いので、日本円は多少あると良いです。

▶︎ドル・現金

現地到着後、チップなどすぐ使う分はキャッシュを用意しておきます。1ドル、5ドル、10ドル、20ドルのなどのお札に両額しておく。100ドル紙幣は、お釣りが用意されていないお店も多いので注意。$100ドル札は、それ以上の額の支払いの時に使うと考えておいたほうが良いです。

▶︎クレジットカード

サイン一つで支払いができ、現金が必要なときはキャッシングサービスも受けられるので、数枚用意しておきましょう。VISA・マスターカード・アメックスなどの国際ブランドは、日本発行のものでも利用できます。JCBは、ハワイの場合、無料トロリーがあるので持参したほうが良いです。JCBはDISCOVERと提携しているので、そのマークがある場所では使える可能性があります(が店員さんが知らなくて使えないこともある)。アメックスはアメリカでは広く普及していますが、ダイソーや一部のアジア系店舗では利用できない場所があります。メインのクレジットカードとしては、「VISA」が一枚あると安心です。(無料で持てる、海外旅行傷害保険付帯【エポスカード】は、VISAです)

トラベラーズチェックはすでに廃止になっており、海外ATMから日本の口座から直接引き出しできる海外キャッシュカード・プリペイドカードも軒並みサービス停止している為、現在はクレジットカードかキャッシュがメインになります。もしくは、ワイズのマルチカレンシー口座がおすすめ。

長期在住の場合は、住所が確定してからアメリカで銀行口座を開設。その後、日本からワイズで国際送金するのが、手数料を抑えて送金できるおすすめの方法です。銀行開設するとATMカードが付いてくるため、デビットカードとして利用できます。

ドルへの両替はどこでするべき?

ドル・円の両替は、「日本で両替しておく」のがおすすめです!現地到着後あせらずに済みますし、空港の両替所は、ポイントなどのメリットあり。

現地で両替する場合は、空港のほか、外貨取り扱いのある大手銀行、観光客の多いモールなどに両替所があります。アメリカでも郊外の場合、銀行によっては数日かかったり、手数料がかなり高い時があります。

渡米準備:携帯・通信方法

現地の携帯(SIM)を持つか、Wifiだけで済ますかは、期間によります。

アメリカの主要な携帯会社は、Verizon、 AT&T、T-Mobile の3社です。

アメリカには、「プリペイド(前払い)」と日本で一般的な「ポストペイド(後払い)」方式のふたつがあります。基本的に、渡米間も無い方でSSNが無い・クレジットヒストリーが無い方は、ポストペイド方式の契約が難しいです。できないか、前払金が必要になります。

詳しくは以下の記事をチェック!

渡米準備:持っていくもの

▶︎服装

服装は、渡航先の気候に合ったもの、軽くてしわになりにくいもの、少ない枚数でTPOに応じて組み合わせて利用できるようなもの、を用意しておくのがおすすめです。

スーツやドレスは高級レストラン等でドレスコードがある場合に必要ですが、場所にもよります。

持ち物リストは、以下が参考になります!

参考:アメリカ生活に日本から持ってくるといいものリスト

在米日本人のアンケート結果はこちら

参考:海外生活で日本から送ってほしいもの・持って行きたい物!300名の在米日本人のリアルなアンケート結果

現地購入のほうがおすすめで、持参する必要がないものはこちら。

参考:アメリカで買うべきもの!買ったほうがいいものリスト

渡米準備:おすすめのスーツケース

長期滞在の場合、なるべく持ち込める範囲で、当面の生活用品は持っていきたいところ。

私は、スーツケース自体が軽い『ファスナー式スーツケース』と、しっかりした『フレーム式のスーツケース』の2種類を使い、適宜わけて利用しています。

私はフレーム式のスーツケースは、サンコーのスーツケースを愛用しています。サンコーのものは、フレームでしっかりしているのに軽量なのがすごい!何度も日本とアメリカを行き来していますが、全く壊れていません。海外の空港で10回以上は投げられていますが、長く活躍してくれています。

もうひとつの、手頃な価格帯で軽量のファスナー式スーツケースです。万が一壊れても、後悔しない金額のスーツケースに大量の荷物を入れて持っていきました。ファスナー式スースケースは、スーツケース自体の重さが軽いので、たくさん入れることができます。しかし、重いものを入れすぎるとファスナーへ負担がかかるので、衣類を主に入れるのがおすすめです。

荷物を詰める際、ラゲッジスケールがあると便利です。事前に荷物の重さがはかれるので、カウンターで荷物超過にドキドキする必要がありません。スケール自体が100gほどの軽量なので、海外旅行の際はかならずもっていくようにしています。

渡米準備:無料で携行できる手荷物の上限

荷物を準備し始める際、無料で携行できる手荷物の上限を知っておくのが大切です。

  • 機内持ち込み手荷物は、1個
  • 受託手荷物は、ファースト・ビジネスは3個、エコノミーは2個

私は毎回、機内持ち込み範囲で、最大に持っていきます(くわしくはこちら)。機内で利用するものは、バッグインバッグにしておきます。受託手荷物は、23kgもしくは32kgになりますが、最大に入れたいので、軽い『ファスナー式スーツケース』と、しっかりした『フレーム式のスーツケース』を使い分けて持参します。

海外赴任の場合、「ANAの赴任コンポ」、「JALファミリークラブ」を利用すると、「通常の手荷物許容量に追加して、2個の手荷物が追加」になります!これめちゃめちゃすごいですよね。登場前のカウンターでは加入できず、事前申し込みが必要です。

参考:海外旅行で、無料範囲内で最大に荷物を持って行く小ワザ

国際線で液体物を客室に持ち込むには、透明のセキュリティバッグに入れます。ビューラーやハサミは入れないように注意しましょう!

アメリカで国内便に乗り換える場合は注意が必要です。アメリカの国内便は、預け入れ荷物が「有料」のほか、機内持ち込みの荷物も「有料」の航空会社もあります。

参考:アメリカ国内線の乗り方【知っておきたい注意点】

渡米準備:海外への出国する準備

  • 船便の手配
  • 国内の自宅の引き払い手続き
  • 電気・ガスなどのライフラインの解約
  • 日本国内の銀行を海外からアクセスできるようにしておく
  • 郵便物の転送届
  • 海外転出届

などなど、本格的な海外移住の場合は、やることがもりだくさんです。

旅行や短期留学では必要ありませんが、長期滞在や海外移住の場合、「海外転出届」の提出をします。出国2週間前から提出可能。出さないまま出国する方もいますが、その場合、住民税の支払い義務が発生すること、健康保険をキープできるなどの側面があります。頻繁に帰国するかどうかが、判断基準になるかもしれません。

渡米準備:空港宅配サービス

自宅やホテルから、大きな荷物を抱えて空港まで移動するのは大変です。そういった際は、スーツケースの宅配サービスを利用しています。

日本国内住所に、ヤマト急便が引き取りに来てくれ、指定の空港の荷物カウンターへ送ることができます。

割れ物ありシールをたくさん貼ってもらったおかげで、全く割れずに済みました。荷物をヤマト運輸に預ける際に、“いつの便で渡航するか”を伝えてあるので、引き取り時は、すぐに出してもらえました。関空の場合、出発ターミナルの同じ階層でチェックインするので、問題なくスムーズに移動できました。

アメリカ移住:渡米準備まとめ

渡米準備がそろったら、あとはアメリカにレッツ・ゴー!!

この記事を書いた人

エミリー

LA在住ママブロガー

アメリカ生活12年目。英語力ゼロで単身渡米し、留学・就労ビザ/出版社勤務・国際結婚・海外出産を経験。アメリカの生活・育児情報をリアルな視点で発信中(累計1000万PV)
インスタグラム(エミリーinアメリカ)では1.5万人のフォロワーさんとつながってます
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