アメリカ移住ブログ【リブアメ】、和ごころLAです。
妊娠するまではまったく気にもしなかった「化学物質」。
アレルギーや化学物質過敏症などの子供が増えてきている現代で、自分のお腹の赤ちゃんは健康に育ってくれるのか、と心配になります。
化学物質は便利さと共に、リスクがあります。私が妊娠中や、出産後の子供のために、生活のいたるとことにある化学物質とうまく付き合うために気をつけていることをご紹介します。
テフロン加工のフライパンを処分
妊娠がわかってすぐ、テフロン加工のフライパンを処分しました。
テフロン加工とは、フッ素化炭素樹脂加工のことで、焦げ付き防止に使われる素材です。加熱した際に劣化が始まり、空焚きなどで知らずのうちに体内に取り込んでしまい、奇形児や発ガン性の可能性が指摘されています。
じつは妊娠中は、ぼーっとしてしまい、2回も空焚きをしてしまいました・・・(ヤバイやばすぎる)。
ちょうど加工が剥がれていたのもあって、すぐにフライパンは長く使える良いものに買い換えることに。
アメリカの料理上手な主婦先輩に人気の、買ってよかったスキャンパン、と、オールクラッド(焦がさず使う方法)の二つを愛用しています。
ペットボトル(BPA)を避ける
BPAとは、BANISH BISPHENOL(ビスフェノールA)のことで、プラスチック製品や、缶詰の裏側に含まれる、環境ホルモンです。このBPAは、熱や酸、油により製品から溶け出し、体に取り込まれます。
BPAは、女性ホルモンと似た作用を引き起こし、乳がんなどの病気を引き起こす可能性があるほか、胎児・新生児・子供の脳や振る舞い、前立腺への影響が懸念されています。
アメリカでは、2012年には哺乳瓶と赤ちゃん用コップ(sippy cup)に、PBAを使用することが禁止になりました。子供にも、大人にもありますので、早めから注意したいですよね。
BPAを避ける方法は、ジェシカ・アルバのThe Honest Lifeを参考にしました。
- 保存は、ガラス製の容器を使うようにする
- ラップでくるんだ食品を電子レンジで加熱しない
- 温めにプラスチック製のものを使わない 例:お弁当など
- 暖かくなる車内に、ペットボトル飲料を放置しない
- プラスチック製に熱湯を入れない 例:麦茶など
- 缶をなるべく使わない(NON-BPA LININGのトマト缶・コーン缶を選ぶ)
- プラスチック製は、BPA-FREEを選ぶ 例:赤ちゃんのおしゃぶりなど
オーガニック食品を取り入れる
妊娠中はなるべく、農薬を使わないオーガニック食品で、残留農薬(pesticide residue)を摂取することを避けました。
有機リン系の農薬は、子供の大脳皮質を乱し、記憶・言語・個性・筋肉などを司るエリアにも影響を与える可能性があるといわれています。また、UCバークレーの研究でも、胎児が子宮内での農薬を強く受けると、IQ スコアが下がるという研究があります。そのほかにも、高濃度の農薬による先天欠損も心配になります。
オーガニック製品は、普通の商品よりも高額なので、全てを変えるのは難しいため、残留農薬の高いものはオーガニックにするようにしました。
GMO(遺伝子組み替え)商品にも気をつけました。
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蚊に注意する
海外在住の妊婦さんがもっとも注意しないといけないのは、蚊による感染です。妊娠中にジカ熱、ウエストナイル熱(脳炎)などに感染すると、胎児に先天性障害を起こすことが指摘されています。
蚊が発生しそうな水たまりに近づかないようにすること、肌の露出を避けること、蚊の活動が活発な夕方はとくに注意すること、妊娠中でも使える自然の虫除けスプレーDEETをこまめるにつけるなど、予防をしっかりました。
自然の掃除用アイテムを使う
アメリカの掃除用洗剤は、化学薬品独特のツーンとする商品がたくさん。妊娠中は匂いもキツイだけでなく、赤ちゃんはなんでも口に入れてしまうので、掃除用具も自然のものを使いたいですよね。
◆重曹スプレー
水に重曹と、アップルサイダービネガーを入れて手作りで作るマルチクリーナー
◆マジックソープ
18通りの使い方ができる、オーガニックソープの代表:マジックソープの中でも、Fair Tradeで認定されているもの
◆Mrs. meyers(ミセスメイヤーズ)
そのほか、私が今いちばん気に入っているのが、Mrs. meyers(ミセスメイヤーズ)の洗剤シリーズで、基本的にはコレでそろえるようにしました!
無料で3本(ハンドソープ、マルチクリーナー、食器洗剤)は、以下から試せます!
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トキソプラズマ寄生虫に注意する
妊娠中に感染すると、胎児の先天性欠陥を引き起こす可能性のある「トキソプラズマ(toxoplasmosis)」に注意するようにしました。
トキソプラズマは、
- 生肉(加熱不十分なお肉)を食べた
- ガーデニングなどの土いじり
- 猫のトイレの処理
などから感染する寄生虫です。
アメリカの産婦人科医からは、生肉・生魚・生のチーズはNGと言われました。生ハム、サラミ、加熱していないチーズなどは、うっかり口にいれてしまいそうになるので、特に注意です。生魚は、トキソプラズマの可能性はありませんが、食中毒の可能性があるので、避けるようにしました。
ナチュラルな商品を選ぶ
アメリカ生活では、自分の判断で、なるべくnoxious chemicals(有害化学物質)を避けることが大切になっています。
アメリカで多く市販されていて、手に入りやすい商品には、強い有害な化学物質が入っているものがあり、子供の病気、流産のリスク、のちの病気などにも繋がる可能性があると言われています。
とくに妊娠中は肌質が変わって、痒くなったり、荒れることもありました。生活に存在する全てを自然由来のものに変えるのは難しいですが、できるだけ自然な商品(オールナチュラルのものやケミカルフリー)を選ぶようにしました。
注意したい化学薬品
◆防腐剤(Parabens パラベン)
パラベンは、防腐剤として使われ、シャンプーリンス、ボディソープ、化粧品、歯磨き粉、洗濯用洗剤など、あらゆる製品に含まれています。
◆合成香料(Phthalatesフタル酸エステル)
アメリカの商品は匂いがきつい分、香料も強いです。化粧品など。フタル酸エステルは、発がん性や子供の肥満の原因などのリサーチ結果もあるそうです。
妊娠してからは、化粧品は、ナチュラルな成分でできている、キールズに一式変更しました。アメリカでも日本でも購入できて、アジア人の肌にあいやすいのでおすすめです。
参考:キールズ【Kiehl’s】が肌のピンチを救う!敏感肌やゆらぎ肌にも優しいアメリカのおすすめ化粧水&クリーム
妊娠中は市販薬を飲まない
妊娠中は、薬を飲むことは基本NGですよね。市販の薬を飲まないのは、当然ですが、なかでもOTC薬品(オーバーザカウンター薬品・薬剤師と話しないと買えない薬)は、避けるようにしました。
アメリカでは、産婦人科医によっては、頭痛がひどいとき、アセトアミノフェンのタイレノールという頭痛薬は飲んでよいと言われます。しかし、OTC薬品には、染料(dyes)・安定剤(stabilizers)・防腐剤(preservatives)などの化学薬品が含まれているので、できれば飲まないのが一番!
多少のしんどさは、我慢で乗り切りました。
そのほかにも、薬ではないですが、ダイエット系のサプリや、ハーブ系や天然素材のサプリメントなども、妊娠中は摂取をやめ、妊婦用サプリのみにしました。
まとめ
妊娠中からでも、赤ちゃんや家族のためにできることはあるとおもい、家も体もヘルシーを心がけました。リスクがありそうなものは、なるべく避けて、安心して過ごしたいですね。