アメリカ国内で、国際結婚し、永住権の申請をしました。その際の、グリーンカード面接の体験談をご紹介します。
永住権の面接はいつ?
私たちの申請した当時は、3か月と3週間めくらいが、面接決定(日程)の通知が来る目安だと言われていました。年々、手続き期間に時間がかかっているようです。
面接日決定の通知書には、約1ヶ月後の日の記載(平日)がありました。よほどのことが無ければ、日程変更せずに行くほうがベター。
面接日決定の通知には、約1ヶ月後の日の記載(平日)がありました。よほどのことが無ければ、日程変更せずに行くほうがベター。
国際結婚での永住権申請の面接には、夫婦そろって行く必要があります。
永住権の面接の際に持参したもの
私たちがグリーンカードの面接の際に持参したものは、以下です。原紙だけでなく、コピーをとって持参がスムーズです。
<持参するもの>
*面接の通知書
*カントリー発行の結婚証明書オリジナル (コピーを郵送済なので、持参した原紙は回収されませんでした!)
*二人の免許書
<私:日本人のみ>
*メディカルチェックの封筒(申請時に提出していない人)
*SSN (ある場合)
*I-94 (ネットから印刷して持参)
*日本国籍パスポート
*ビザ (就労ビザ、学生ビザなど、ある場合)
*日本の戸籍抄本
*日本の戸籍の英訳
学生ビザの人はI-20も必要。有効期限が切れていても持参。
<彼:アメリカ人のみ>
*アメリカ国籍パスポート
*SSN
*バースサーティフィケート
*タックスリターン
*直近2枚のPaystub(給与明細)
そのほか、「二人の結婚が本物である証明」の持参が必要です。
こちらの記事にまとめました!
↓ ↓
前回の記事でも書きましたが、面接に失敗すると、
◆偽装結婚と疑われジェイルへ (逮捕されたくない!!!)
◆証明が不十分なので、再面接が必要 → その再面接日が6か月後 (遅すぎる~!!!) という、
実例であるので、しっかりと準備しておきましょう!
面接時の服装はどうすべき?
手続き代行業者のアドバイスも含めると、
服装は、
(彼)できればスーツ
(私)女性らしい服装 ワンピースなど
が好ましいそうです。
ファーストインプレッションが何事も大事です。
多様な人がいるアメリカだからこそ、”清潔感があってちゃんとしてそう”な印象って大事。
カリフォルニア州では、ゲイカップルの結婚が合法化されため、待合室には同性婚カップルもいました。
同性婚カップルでない人は、男性は男性らしく、女性は女性らしくしといたほうが、わかりやすいんです。
ちなみに、待合室にいた他のカップルは、
スーツもちらほら(おそらく仕事をぬけてきた人)いて、私服でも派手すぎない、オフィスカジュアルのような服装の人が多かったです。
いざ、面接会場へ!
私たちの面接会場は、リトルトーキョーにあるUCISでした。
ここのUCISがロサンゼルスでは最も大きな会場だそうです。
パーキングは、その建物の前にある立体駐車場に止めたのですが、高かったです。(16ドル)
時間に余裕があれば、もう少し別の一日8ドルどかのパーキングにとめて歩いて言ったほうがいいかも。
私たちの面接予約時間は、平日のお昼2時15分でした。
友達は朝の8時半だったので、ラッキー。
と思いきや、建物の入り口には長蛇の列が。
建物に入るには、セキュリティチェックがあります。
空港のゲートの検査のように、ベルト、靴、ジャケット、電子物を出してチェックされます。携帯は持ち込んでも大丈夫です。
そのため、面接予定時刻の約30分前には建物へ向かったほうがいいです。昼過ぎなので、かなりの人が並んでいました。。(4つ入口があるらしい)
面接予定時刻前に、指定の階へ上がり、受付カウンターで面接票を手渡しました。
私たちのほかに、同性カップルが2組(カリフォルニア州では同性結婚が認められています)、ヨーロッパ系のカップル、アジア系のカップルがいました。
待合の席数は多かったけど、そこまで満員ではありませんでした。
呼ばれたのは2時40分ごろ。(予約時間よりかは遅い)
カウンターを中央に、左のドアと、右のドアがありました。
面接の質問内容
面接といえば、日本国内にある米国大使館でのビザ面接のように、カウンター越しなのかな?と思っていたのですが、違いました。
ビジネスデスクがある小さい個室。両サイドの壁は透明ガラスで、隣の部屋が見えました。
カップル二人で、面接官の部屋に入ります。
まず、“Petitioner(申請者=つまり私)はコチラに座ってください”と言われたのですが、ペティショナーという単語を知らず、ちょっとうろたえてしまいました。
彼は隣に座りました。
面接官の女性は、おそらく私たちより年下の女性。
にこやかに挨拶しながらも、ちゃんとチェックしますよーという感じ。THE真面目そうな人。
冗談とか言ったら怒りそうな感じw🙄🙄🙄
まずは誓いの言葉から
椅子に座ってまず最初に、面接官の方が「真実を述べることを誓いますか?」という確認があるので、右手をあげて「I DO」と答えます。
まず、免許証、パスポート、バースサーティフケートなどを提出しました。
SSNのカードは持っていたけど出しませんでした。
面接官の人は、IDと照らし合わせながら確認。
*持参した結婚証明書の原紙
*戸籍とその英訳の原紙
ちゃんとオリジナルと間違いないか確認していました。
さらに、すでに郵送で提出していた書類に、赤ペンで確認しながら、質問されました。
<まず旦那さんに質問>
*奥さんのフルネームは何ですか?
*奥さんの誕生日は?
*奥さんの両親の名前は?
*奥さんの生まれた場所は?
*奥さんの現在の職業は?
*奥さんの両親に会ったことがありますか?
*いつ一緒に住み始めましたか?
*ふたりの住所はどこですか?
*どうやってプロポーズしましたか?
→プロポーズしたときの写真があったので見せました。面接官はにこやかに見ていましたが、彼に質問をしながらも、私の顔の表情をしっかりチェックしていました。
*結婚を意識し始めたのはいつ頃?
<私への質問>
*あなたはCommunist(共産主義者)ですか?
*テロリズムに参加したことがありますか?
*ミリタリーに属していましたか?
*モノガミーではない人ですか?(一夫一妻制に反対かどうか)
*逮捕されたことがありますか?(Have you been arrested?)
上記の質問は全部「ノー」じゃないとややこしいです。※該当する人は、弁護士さんに相談してください。(特にDUIで逮捕歴がある人)
*旦那さんのフルネームは何ですか?
*旦那さんの誕生日は?
*旦那さんの職業は?
*彼の生まれた場所は?
*住所は同じですか?
*最新のアメリカの入国日(I-94の日付)はいつですか?
*何ビザで入ってきましたか?
*どうやって出会いましたか?付き合うまでの経緯を教えてください。
→これは想定していたので、練習した成果を発揮しました!笑
「いついつ出会い、まず彼が先に私を好きになり、デートに誘いました。それからオフィシャルに彼氏彼女になるまでは、どうたらこうたら~~」といった感じ。
内容いかんよりも、ちゃんと答えられるか(実際にあったことか・偽装結婚の証言ではないか)が問われているので、恥ずかしがらずに!
*そのビザを取りに日本へ帰国していた期間はどのくらいか?その間彼との関係はどうだったか?
*最初から彼と結婚する気だったのか?
→笑
これは笑ってしまう質問ですが、実はトリッキーな質問。就労ビザ申請には、結婚を考えている人が米国にいるのはマズイんです。(目的があくまで就労であるため。結婚が目的であれば、フィアンセビザで入国しなければならないから)そのため、「まあ、いつかできたらいいかなーって感じでしたが、実際にプロポーズを受け、決めたのは今年です」という言いました。
*付き合ったのは、いつ?
*デートで行った旅行先は?
<二人への質問>
*初婚ですか?
*子供はいますか?
*サインはこれであっていますか?
面接時に提出したもの
面接時に提出したものは、【アメリカ永住権】面接までに準備するもの!ふたりの結婚が本物である証拠で書いた一式です。
特に、写真は提出するので必ず持っていったほうがいい様子。私の友人は3枚提出、私は5枚提出しました。
<持参したが確認されなかったもの>
*彼の給与明細 (事前郵送しているため)
*友人からもらった結婚祝いのカード
*過去のI-20 (私は就労ビザに変更しているため)
証拠書類は多いほど良いので、提出しなくてもできるだけ持参しておいたほうがいいです。
面接の際の注意事項
押さえておくべきポイントは、
*質問を想定して、回答を二人で練習しておく
→うその結婚ではないので大丈夫ですが、パッと英語で言える練習をしておきましょう。内容に自信がなく、忘れたら嘘はつかず「I forgot」とはっきりいいましょう。
*絶対に日本語で話してはいけない
→もし彼が日本語がはなせても、面接官の前では絶対に日本語NGです。別言語で打ち合わせしていると面接官にカンぐられ、別室送りの可能性あり。
*面接の際、わからない単語があれば聞く
→イエスノーを間違えるとそれだけでヤバイ単語があるので、知らない単語は聞きましょう。しかし、英語が苦手だからと言って、面接官の質問がわからない人は、別途通訳者をつれてこないといけないルールになっています。そのためあまりにも、英語が通じないと、再面接になります。
とはいえ、面接官の人もアクセントがある場合があり、わかりにくかったら「Could you repeat that again?」と落ちついて聞きましょう。
*旦那さんの協力がとても大事
→面接では思いのほか、プライベートな質問をされる場合があります。
たとえば、「週何回、夜のいとなみがありますか?」「目の前でキスしてください」「面接会場まで誰が運転してきましたか?」など
エージェントさん曰く、よくある話なんだそうですが、アメリカ人の旦那さんの場合、
「なんでこんなプライベートな事言わなければいけないんだ!俺はアメリカ人だぞ!!」と、面接官の心象を悪くしてしまい、発行が遅れるケースがあるそうです。
”私は外国人であるため、永住権の申請が必要。その取得には、面倒な手続きがあり、時間もかかり、お金もかかる。
面接では、偽装結婚を疑われるため、こういったプライベート質問も聞かれる可能性がある。
スムーズに終わらせたいから、面接官の人にはナイスな態度で協力してほしい”
ということを、必ず面接の前に話して、協力をあおっておいたほうがいいですよ!!
私の場合、彼がものすごく協力的だったので、面接はスムーズに、なごやかな雰囲気で、終わりました。
国際結婚での永住権申請の体験談を記事にしました
アメリカ国内で申請する、アメリカ人との国際結婚で、グリーンカードを申請した体験談をまとめました。さまざまなケースがあると思いますが、基本概念は同じだと思うので、チェックしてみてくださいね。