アメリカで妊娠・出産準備

アメリカ出産は無痛or自然分娩?助産院(BirthCenter)を見学し、ドゥーラと対面してきました

アメリカ出産は無痛or自然分娩?ドゥーラと助産師システム

アメリカ移住ブログ・リブアメ(LiveAme)、和ごころLAです。

アメリカで出産するというと、よく日本人の人に聞かれる質問は、

「無痛分娩にするの?」「自然分娩にするの?」ということです。

実際には、病院で無痛分娩(麻酔利用)での出産がほとんどなので、自然分娩(麻酔なし)は少数派です。

あまりに珍しいので、研修生が見学に来ることもあるそう。

どんな選択肢があるのか、見ておきたいと思い、近くの助産院:バース・センター(Birth Center)に見学に行ってきました。

アメリカで自然分娩をえらぶ方法

アメリカで自然分娩(ナチュラルバース)をする方法は、

  • 病院出産でも、麻酔使用を拒否する(かなり珍しい)
  • ホームバース(自宅出産)
  • 助産院での出産

があります。

吉川ひなのさんは、ハワイでホームバースだったそうです。

アメリカでなるべく自然の方法で出産する方は、ホームバースや助産院をえらび、個人で「ドゥーラ(Doula)」を雇います。

アメリカにも「助産院」がある

そもそもアメリカにも「助産院」があるのをご存知でしょうか?
現在、アメリカではほぼ9割が、病院(Hospital)での出産になっているため、助産院が存在すること自体、知らない人も多いかもしれません。

アメリカでは助産師のことを「ドゥーラ(Doula)」といいます。

によると、実際にドゥーラ(Doula)を採用しているのは、3-6%の妊婦だといわれています。

助産院には、通常、助産士(ドゥーラ)はいますが、医師はいません。

そのため、出産の介助はしますが、医療的な行為はできません。緊急時は提携している病院にはこばれることになります。

助産院のメリット

  • 自然なお産ができる
  • 費用が安い(保険なしの人も利用できる$2500〜)
  • ウォーターバースなど希望の出産スタイルに対応
  • フレンドリーでアットホーム
  • 出産に時間がかかっても、陣痛促進剤はどは使わない
  • 麻酔の使用を減らす(約60%減らすことができる)
  • 吸引分娩や鉗子を使った吸引が減る
  • 帝王切開率が低い
  • 子供へのネガティブな気持ちが減る
  • 助産師などサポートしてくれる人をひとりじめできる(病院だと無理)
  • 母乳のアドバイスなどが親身

助産院のデメリット

  • 医師ではないので、緊急時は病院へ搬送される
  • リスクの少ない妊婦さんしか受け入れできない
  • 診察でエコーが見れない(First/Second Trimesterスクリーニングは州のプログラムなのでそれは見れるようでした)

助産院を希望する人はこんな人が多かった

アメリカであえて「助産院で産みたい」と考える人は、こんな人でした。

  • 第二子以降の出産(病院で嫌な思いをした、特別な出産にしたい等)
  • 経済的理由(保険がないから)
  • 思想的理由(とてもヒッピー)

という人もいました。

私のように、第一子で「どのようにお産がしたいか」がハッキリみえていない人は、説明会にはきてなかったようでした。←単なる物好きw

見学に行ってきた:アメリカの助産院

私が見学したとき、説明をうけた助産師は、70歳くらいの、まさに「産婆さん」というような白人の女性でした。

すでに40年以上活動し、自身も子育ての経験があります。

とにかくこの助産院では、「妊婦の希望を叶える」&「とにかくナチュラル」がコンセプト。

妊婦には、もともと人工的な麻酔や薬を使わずに産むことができるパワーがある、それを最大限に引き出し、サポートするのが助産院の役目、だとおっしゃってました。

病院での出産は、なるべく早く産ませるために、麻酔や陣痛促進剤を使うこともありますが、

助産院では、妊婦から湧き出る本能のまま、タイミングを待つそうです。

会陰切開はしない

会陰切開も基本は行わず、自然に裂けるほうが治りが早いため

へその緒はすぐに切らない

赤ちゃんが出てきてすぐ、へそを切るのが一般的ですが、実は30秒〜1分でも長く繋がったままのほうが、健康に良いともいわれています。もしプラセンタ(胎盤)が通常に機能していれば、自然に出てきて役目を終えるまで、最大45分ほどそのままに繋げておくこともできます。

アメリカの助産院の費用

私の見学した助産院での費用は、出産までのサポート・通院をふくめて最大$5200でした。

私の出産費用は、35000ドル(約350万円)だったので、比較するとかなり安いです。

支払いは、36週目までに終えておくことが条件でした。

アメリカの医療保険が使えるか?

保険にもよるかもしれませんが、私の保険では、この助産院での費用をカバーしませんでした。

アメリカの医療保険は、病院での血液検査や、エコー診断料金はカバーされます。

Back buck OB(万が一の際にみてもらえる、バックアップ用の産婦人科医)を選定しておきますが、その費用は条件によりさまざま。

バース・センター(Birth Center)での出産を決めると、妊娠中は、医師のいる産婦人科には行かず、助産院で毎回の診察を受けます。そのため、健康に生まれれば、トータルコストとしては、助産院のほうが安くなることもあります。

しかし、万が一の際は近くの病院に運ばれることになるので、その場合はプラスで病院での出産費用もかかります。

そのあたりは「賭け」ですね。

まとめ:アメリカの助産院

実際に話をきいてみて、帝王切開率がすくないのは魅力でした。

ただ、「なるべく自然なお産がしたい・・・」と考えるけど、初めての出産の場合は、出産そのものが想像できないので、医療介助のない助産院での出産がコワイっと思ってしまったのが本音でした。

なので、第二子以降の方が、えらぶ選択としてはアリなんじゃないかな?とも思います。

麻酔をつかうか、自然な分娩を希望するか、水中で出産するのか・・・すべては、出産するママ自身の選択になるので、選ぶ時はしっかりと意思をもってつらぬくのがいいとおもいます。

 

結局、わたしはホスピタルでの出産になりました。(出産体験記はこちら)しかし、こういったオプションがあることを知ったうえでの出産だったので、医療介助についても納得してうけることができました!やっぱり、あらかじめ知っておくだけでも、安心するとおもいます。なので、気になる方は近くのバースセンターに見学へいっておくのもいいかもしれません。

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