◆アメリカで妊娠・出産体験記

卵巣のう腫が心配だったけど、無事に妊娠できた体験談

アメリカ移住ブログ【リブアメ】、和ごころLAです。

卵巣のう腫の可能性を指摘されてから、低容量ピルを飲んで、その後無事妊娠した体験談をおはなししたいと思います。

卵巣のう腫とは

卵巣のう腫とは、卵巣にできる腫瘍(しゅよう)の一種類です。多くは良性の腫瘍といわれますが、一部のチョコレート嚢腫などは、ガン化する可能性があるので、症状によっては手術が行われることもあります。

卵巣腫瘍のうち、80~90%の高い割合でみられるのが嚢胞性腫瘍、いわゆる卵巣嚢腫です。卵巣嚢腫では、袋状の腫瘍が液体で満たされており、そのうちの90%は良性の腫瘍といわれています。一方で、卵巣腫瘍の残り10~20%は固形成分が含まれる充実性腫瘍の形態をとりますが、こちらはほとんどの場合が悪性で、80%がガンと呼ばれるものとなります。 出典:Mamanoko

宇多田ヒカルさんが19歳のときに、卵巣嚢腫で左卵巣を全摘出したことが話題になりました。

卵巣腫瘍と低容量ピル

卵巣が腫れたり、腫瘍ができる原因は、まだハッキリとはわかっていないようです。

さかのぼる5年ほど前、なんとなくお腹がチクチク&重めの生理痛と生理不順で、かかった婦人科の超音波検査で「卵巣が腫れている。卵巣のう腫の可能性」があると指摘されました。

先生いわく、「小さな影が見えるけど、良性の嚢腫の場合、消えることもある。今すぐ妊娠する予定がないなら、低容量ピルをのんだほうがいいよ」と言われ、低容量ピルを飲み始めました。

日本では「低容量ピル」は、ネガティブな印象があるのですが、排卵をおさえるため女性特有の病気の予防になりやすいというメリットも持ち合わせています。

卵胞嚢胞や黄体嚢胞といった機能性卵巣嚢胞は排卵の異常によって起こり手術が必要になることもあります。ピルを服用することにより排卵が抑制されるため発生頻度が低下します。アメリカでは年間約3,500人の入院が回避できていると推定されています。出典:掘産婦人科

卵巣のう腫の再発

一時は、卵巣の腫れがおさまりましたが、2年ほど前にまた再発しました。もともとストレスをためがちで、できやすい体質なのかもしれません。

2度目の再発は、いわゆるブラック企業で働いていたとき。朝から深夜は当然で、場合によっては朝4時まで働くこともありました。悪い経営者にひっかかってしまうと、こんなことあるんですよね。汗 根がマジメで責任感が強い日本人こそ、よく陥りがちな環境でもあります。

ある日、ふと気づいたのは左の子宮がずっとシクシク・シクシク痛い。生理前でもない時期に、シクシク痛がずっと続きます。これはなんか変だと思い始めました。でも、当然「病院に行きたいから半休を取りたい」とも言える環境ではなく、1ヶ月ほどそのままの状態でした。

ちょうどそのころ、同僚の40代の女性が子宮の病気にかかったことが判明。彼女は10年以上この企業に勤めており、周りから見てもあきらかにストレス度の高い・常にカリカリ、イライラしているような女性でした。彼女が気づいた時にはすでに、子宮にある卵巣のう腫はテニスボール大に肥大しており、手術で摘出することになりました。

彼女の「女のストレスは、子宮に出るのよ!」という一言で、一気に不安がつのりました…。

使えないアメリカの健康保険

ただ・・病院へいこう決めても、保険の関係で、すぐに行くことができませんでした。

まず保険会社に電話したところ、腹痛の症状が出ているなら、Urgent Care(救急)に行くように言われました。救急では、尿検査をし、「痛み止め」を飲むように処方されました。今考えればおかしいことに気づくのですが、当時は、アメリカの医療制度の仕組みもわからず、いわれるがまま。。

当然、Urgent Care(救急)では婦人科としての超音波検査や処置は全くしていないので、変化ありません。それから1ヶ月たち、それでも子宮シクシク痛は変わりません。

今度は、自力で病院へ確認し、産婦人科へ行きました。先生いわく、「私の症状からすると卵巣のう腫の可能性がある。125腫瘍マーカーという血液検査と、超音波検査の両方をみながら、悪性か良性か等を判断する必要がある。」とのこと。また、「卵巣のう腫は、低容量ピルを飲んでいれば肥大化がおさえられるので、飲み続けたほうがいい」とも言われました。

嚢腫を英語でCystと言うのですが、その響きがとても怖く・・その日、血液検査はできましたが、超音波検査は保険の確認に時間がかかるとのことで、受けることができませんでした。

なんと、保険会社から超音波検査が可能になったと連絡がきたのは4ヶ月後…遅すぎる。

それまでになんども電話しましたが、病院をたらい回し。この産婦人科が、他のクリニックに吸収され体制が一変した時期だったことも一因だったようです。ということで、どうにもこうにもならず・・・ピルを飲んでればとりあえず大丈夫という言葉だけが頼り・・・

結局日本へ一時帰国し、婦人科で見てもらうことにしました。(日本なら一発ですぐに、超音波検査してもらえる!!)

日本での検診結果

日本で超音波検査をしてもらうと、先生が「卵巣のう腫っぽい影はないよ。卵巣のう腫は、消えることもある。ピルを飲んでいるなら、排卵していないし、子宮も休めたはずだから、おそらくこの数ヶ月のうちに消えたんじゃないかな。」とのことで、ほっと安心しました。

というのも、アメリカで産婦人科を訪れたときと、時を同じくして、ストレスフルな会社を退社しました。結婚を期に、しばらく専業主婦として家でのんびりできていました。しっかり8時間近く寝るようになったし、毎日栄養を考えて自炊するようになったし、毎日怒鳴る社長から離れることができたのは、療養になったのだと思います。

まとめ

低容量ピルを飲み始めた頃は、生理不順がなくなる便利な薬という感覚でしたが、それから数年して、やっと低容量ピルを飲んでいたことが役にたっていたんだなと思いました。

妊娠を希望するころになってはじめて、低容量ピルをやめて、今では無事健康な子供を授かれたことがよかったなと思っています。

私のまわりにも、女性特有の病気に悩んでいる人がいますが、年齢に関係なく、婦人科のチェックアップは年に一度はかかさず受けておきたいものです。アメリカの医療保険(オバマケア)では、婦人科の予防チェックアップは無料で受けれることがあるので、お手持ちの保険の内容を確認してくださいね。

参考将来、赤ちゃんを授かりたいなら!今から知っておきたいアメリカ妊活事情

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