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【アメリカ出産・実体験ブログ②】陣痛は来ているのに、子宮口が開かない!丸二日の陣痛促進剤

アメリカ出産体験記ブログ

アメリカで出産したときの、「陣痛促進剤投与の様子」を、ストーリーにしました。

こちら②です。

目次

アメリカ出産で、誘発入院スタート

ホスピタルの入院の開始時間は、午後4時。

LDRのベッドに移ると、すぐにサインを求められた。
入院のサイン、もし万が一会陰切開になった場合のサイン、病院の方針へのサイン、血液検査のサイン、麻酔のサインなど…
コピーを渡されたけど、正直言ってじっくり読む余裕はなかった。

LDRにはいると、すぐにIV(点滴)が投与が始まった。

”点滴は出産する後まで続く”のを知っていたので、できれば手を動かしても痛くないところに打ってほしかったけど、手の甲に針を刺されたので、食い込んできてものすごく痛い。(のちに場所を変えてもらうも、何度か失敗されて産後1週間のあざになる…アメリカあるある)

血液も5本ほど採取され、検査にまわされた。

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▲出産直前 むくみもパンパンの腕に、長時間の点滴がくいこんで痛い…

いきみの時に手は使うので、この場所はおすすめしないです。動けばうごくほど食い込む!汗

『ここで産むのか…』

本来なら陣痛の痛みに耐えながら、苦しい足取りでやってくるはずのLDRだけど、
今はまだなんの痛みも感じない。

ただただ、病室を眺める。

赤ちゃんの名前を聞かれて、ボードに名前が書かれた。

(アメリカ出産の場合、先に名前を決めておく方が良いです。日本みたいな猶予時間がない)

アメリカ出産・実体験ブログ LDR病室の内部

陣痛促進剤・1段階目のセルバドール投与

まず、「陣痛促進剤・1段階目」のセルバドール<プロスタグランジンE2 (Cervidil)>の投与がはじまった。

セルバドールは、子宮口を広げる薬。薄く細い、ひも状の薬を子宮口へはりつけるような形で投与する。
最初の1時間は、食事や飲み物不可。有効時間は12時間。

2段階目に使う予定のピトシン(オキシトシン)よりも、リスクや副作用は少ないといわれた。

セルバドールで、子宮口が広がり自然の陣痛がおきれば、強い陣痛促進剤のピトシンは使わなくてすむ。

できるだけナチュラルに産めたらいいなー、セルバドールだけで出産になったらいいな…なんて思っていた。(が、そんなことは甘かった)


その間、ノンストレステストで、赤ちゃんの心拍は常に確認されていた。
赤ちゃんの心拍は110から160くらいの範囲なら順調で、170を超えるとIV(点滴)をもう少し増やすことになると言われていた。

そして、15分ごとに自動で血圧測定マシンが動く。

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▲赤ちゃんの心拍や陣痛をチェック 自動で紙に記録されて出てくる

その日のホスピタルの当直の産婦人科の先生が挨拶にきた。「今日産まれることになったら、私が分娩担当ですよ〜」っと。

※出産当日は、今まで診てもらっていた産婦人科医が、ホスピタルに来て分娩を行うが、時間の都合上などで、これない場合は、ホスピタル当直の産婦人科医の先生が分娩を扱う。日本のように、出産前に診察してくれていた医師が、子供を取り上げるとは限らない。ホスピタルとの連携で、24時間いつ分娩になっても、だれが取り上げてくれることになっている。

余談だけど、このときの先生が、半年たってからホスピタルの請求とは別に、診察料金という名目で350ドルの請求書を送ってきた。私としては挨拶したくらいで、なんの診察もうけてない。記録によると、カルテなどで私の状況をチェックしたこと=診察になっていたようす。だとしても、半年もたってから請求してくるなんておかしいだろーと連絡したら、請求額ー保険会社から支払い分=自己負担額の請求は無しにしてくれた。ほんと、アメリカの医療費制度はめちゃくちゃ!!

旦那が一度、荷物を取りに帰ったので、通訳を利用するかと聞かれた。スマホでスカイプをつかった通訳ができるらしい。けど、そこまで難しい内容じゃなかったので使わなかった。

アメリカの病院では、英語が話せない患者の場合は、治療の説明をきちんと行うために、スカイプ通訳・電話通訳が可能。

セルバドールで陣痛発生するも…痛くない

18時:
セルバドール投与開始から約2時間
すこし、お腹がジワジワいたくなってきた。生理痛の前兆みたいな感じ。

19時30分:
お腹がすいてきた。もうカフェテリアしまっちゃってるからと、ナースがサンドイッチとサラダをもってきてくれた。

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21時:
担当ナースがバースプランの確認をしてくれた。時間もあったので、かなりゆっくり話を聞いてもらい、不安も先に解決できたのでよかった。

23時:
長期戦になりそうなので、旦那には一旦帰宅してもらい、自宅で寝てもらうことにした。病院では、かろうじて足が伸ばせるソファーがあったけど、快適ではなさそう。

セルバドール投与から、効果が切れる12時間後の早朝4時に、戻って来てもらうことに。

ひとり病室にのこるわたし。体調が良かったので、一旦IV(点滴)を外し、シャワーをあびることができた。お腹もでかいし小回りが効かず、髪の毛は洗えなかった。

出産にパワーを残しておかなきゃと思い、深夜1時、少し寝る。

初めてのアメリカでの入院で、出産間近…アドレナリンが出まくっていて、落ち着かない。

ナースも頻繁にチェックしに来るので、しっかり寝ることはできなかった。

このとき、6分ごとに陣痛が起きていた。しかしまだ、安定せず。

実感としては、想像していた陣痛の痛みよりも軽かったので、え?これが陣痛なの?という感じ。(まだ麻酔していないのに)生理痛の軽めの痛みで、まだまだ「痛くてたまらん!」ほどではなかった。

陣痛促進剤・1段階目のセルバドール終了と破水

早朝4時30分:
旦那が病院に戻って来た。自宅に帰っても、心配で全然寝れなかったらしい。2時間ほどソファーで体を休めた程度だった。

ちょうどセルバドールの有効時間が切れる12時間目に、旦那と話をしていると、お股から、水が出てくる感覚が…!!

え?尿もれ???あれ?止まらない!!と思い、急いでナースを呼んだら、なんと「破水」していた。

モニターでチェックすると、すでに2〜4分間隔で陣痛が来ている。

しかし、ナースが指をいれて確認すると、子宮口2センチ。

本来ならすでにかなり痛いはずなんだけど、子宮口が開いていないからか、まだにぶい生理痛程度の痛みで、もだえるような感じじゃない。

子宮口が2センチになったから、やっと心待ちの「子宮口グリグリ」してもらえた。子宮口グリグリは、いたかったけど、正直、まだまだ・・・わたしって、痛みに鈍感なのか・・・

『陣痛は来ているのに、子宮口が開かない』

もう一度、セルバドールをするか、次の段階のピトシンにすすむかドクターの判断待ちになった。

次へつづく…【アメリカ出産・実体験ブログ③】陣痛促進剤開始から出産まで

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