ウェディングレジストリ(Wedding Registry)とは?
アメリカでは、結婚式の参列の際、「ご祝儀」制度がありません。その代わりに、友人や同僚・親族(結婚式をしない場合)、結婚式のゲストも、事前に新郎新婦が希望する商品を購入します。
それは、レジストリーとは要するに、「Wishリスト」「欲しいもの」リストのことです。好みが合わないものや、すでに持っているものを受け取らずに済む!アメリカらしい合理的な贈り物の方法です。
レジストリーはアメリカの大手小売店で扱っており、購入側も利用しやすいようになっています。
このWedding Registryサービスは、いろんなお店で受付があり、
代表的なものが:Amazon Wedding, Bed Bath & Beyond, Macy’s, Williams Sonoma, Target, Crate and Barrel, Anthropologieなどがあります。
出産祝い用のレジストリーは「ベビーレジストリ」です。
ウェディングレジストリ(Wedding Registry)使ってみた
アメリカで国際結婚をし、はじめて彼と一緒に住むことになったとき、生活用品を揃えるのが大変でした。私たちはもともと、ハウスシェアや、ホームステイをしていたため、お互いに一切家具を持っていません。ほぼゼロの状態で、寝具から食器ひとつまで、全て揃えなければならない。結婚式もあるのに、一気に大きな出費でした!
どうしようかなと考えていた頃、「結婚のお祝いでギフトを贈るよ」という声をいただき、大変たすかりました。
Bed Bath & Beyondでウエディングレジストリを作成
私たちは、多くの生活用品を多く取り揃えている、ベッドアンドバスビヨンドで、レジストリを作ってみました。
とりあえず店舗に出向いて説明を聞きに行きましたが、
インターネットだけでも、オンラインでレジストリリストは作ることができます。
Wedding registryのコーナーには、サンプルのお皿が並んでいます。
Wedding registryを設定したら、インスタにタグ付けして広めるための、写真フレームまでありました。w
ウエディングレジストリを開始するには、
このバーコードの機械で、欲しいものをスキャンして登録していきます!
海外ドラマや映画で見たことある!!楽しい〜!!
二人で「これも必要だよ~」なんて、ワイワイ言いながら、新生活のための、登録していくのはすごく楽しいですよね。カウンターで、Happy registered.の本をもらいました。
中には、新生活に必要なアイテムリストがあったり、
こんな風にテーブルセッティングするetc
アメリカのテーブルセッティングを私は知らないので、参考になりました。
おしゃれなカタログに、新生活への希望が膨らみます。
友人からギフトが続々届いた!
Wedding Registryのお知らせを、お友達に伝えると、たくさん方からお祝いのメッセージとギフトが届きました!!
ギフトを送っていただいたのは、すごくうれしかったんですが、
ベッドアンドバスビヨンドの場合、いつ商品が届くかはわからないシステムになっていて、
誰かが注文しても、私たちには連絡は来ず、商品がドアの前まで突然デリバリーされる、ということに。
一気に案内を送ってしまったため、毎日ドアをあけるたびに段ボールの山。笑
引っ越しで、アマゾンなどで自分で注文したものもあり、うれしい悲鳴でもありましたが…
旅行で数日いない期間、ドア前に荷物を放置されたら紛失するのではと不安でした。(結局、郵送会社に連絡してその期間は配達を止めました)
Bed Bath & BeyondのWedding Registryの特徴
1)オンライン上で、アイテムの追加や削除が簡単にできる
引っ越し作業をすすめていくと、アレも欲しいな、アレよりもこっちにしようetcなど、新生活の希望アイテムが変わっていきます。
ベッドアンドバスビヨンドでは、オンラインでリスト修正が簡単にでき、すぐに反映されるのが楽でした。
2)購入者情報と、配送先住所は届くまでわからない
オンラインでは、誰かが購入すると、リストに、緑色でPURCHASEDのマークがつきます。
購入されなかったものは、印がついていません。
誰かが購入手続きをしてくれても、「注文が入りました!」と私たちに連絡は来ません。
注文者情報は、Bed Bath & Beyondに電話しても教えてもらえないため、
毎日サイトで「誰か買ったかな~?!」と、このPURCHASEDのマークをヒントにチェックしていました。
また、私たちの住所は、オンライン上では公開されず、購入者も知ることができません。
そのため、相手に住所を伝えることなく、ギフトを送ってもらえます。
もちろん商品が配達されると、そのレシートには注文者(送り主)の名前・住所とメッセージが記載されますので、
「届いたよ~ありがとう」のメッセージカードを送りました。
3)店舗があるので、ネット苦手の高齢者でも注文しやすい
年配の方で、インターネットが不慣れな人の場合、直接Bed Bath & Beyond店舗に出向いて、購入ができます。
実店舗があるというのは、他のネットサービスにはないメリットです。
実際に、店舗で購入して送ってくださった方・わざわざ店頭で買って持ってきてくれる方、もいました。
4)返品交換がしやすい
ギフトリストの中に、ワイングラスがあったのですが、案の定、配送中に、ワイングラスが割れていました。
それをBed Bath & Beyondの店舗に持っていくと、すぐに交換してくれました。
もしギフトの商品を見て、気に入らなければ、返品交換もできます。
5)日本のクレジットカードは使用できない
残念なポイントとしては、Bed Bath & Beyondは、クレジッドカード決済の際に、日本のクレジットカードが使えませんでした。
(ビリングアドレスの選択で、日本を選べなかった)
そのため、日本の友人からギフトを送ってもらうことは難しかったです。
その場合、ユニバーサルに決済ができるAmazon Wedding がおすすめです。
友達にレジストリを伝える方法
友人などに、レジストリを伝えるには、
1)URLリンクをメールなどで伝える
もしくは
2)Bed Bath & Beyondのオンラインサイトから、新郎または新婦の名前を入力すると、出てきます。
(公開をパブリックにしている場合のみ)
広く伝える場合、FACEBOOKやインスタに乗せてもいいと思います。(受け取り手の住所はでないので)
まとめ
実際にWedding registryを作る場合、数種類を用意するといいよ感じました。
*アメリカ全年齢むけ → Bed Bath & Beyond
*日本から購入してほしい場合 → Amazon Wedding
*生活用品だけでなく、可愛いものが欲しい → Anthropologie
などがおすすめです。
自分のスタイルにあったウエディングレジストリサービスを、探してみてください!
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アメリカ国内で申請する、アメリカ人との国際結婚で、グリーンカードを申請した体験談をまとめました。さまざまなケースがあると思いますが、基本概念は同じだと思うので、チェックしてみてくださいね。