海外旅行や、留学、海外赴任、長期滞在などでは、「飛行機でたくさん荷物を持っていきたい」というときがありますよね。アメリカ移住し、日本との行き来をする私が、国際線に乗るたびに毎回おこなっている、「無料範囲内で最大に荷物を持って行く子ワザ」をご紹介します。
海外で生活をスタートする際、全てを揃えるのは時間がかかります。2週間ほど暮らせるような、身の回りの一式は持参したほうがスムーズです!
飛行機で持っていける荷物の量はどのくらい?
飛行機の預け入れできるスーツケースの数や重さは、航空会社、座席ランク、所有マイルによって、異なります。
日本出発の国際線は、無料でスーツケース預け入れできますが、アメリカの国内線は有料であることがあります。そのため、アメリカで国内線に乗り換えがある場合、スーツケースの費用がどうなるのか、予め確認しておくのをおすすめします。
日系の航空会社のスーツケースの量
座席種別 | ANA | JAL |
---|---|---|
ファーストクラス | 32kg X 3個 | 32kg X 3個 |
ビジネスクラス | 32kg X 2個 | 32kg X 3個 |
エコノミー | 23kg X 2個 | 23kg X 2個 |
海外赴任の場合、「ANAの赴任コンポ」、「JALファミリークラブ」を利用すると、「通常の手荷物許容量に追加して、2個の手荷物が追加」になります!これめちゃめちゃすごいですよね。登場前のカウンターでは加入できず、事前申し込みが必要なので、知らないと損。
最大荷物持ち込みコツ①預入スーツケース
海外に最大量の荷物を持ち込むコツ①は、預入のスーツケースに最大量を入れることです。
私は、スーツケース自体が軽い『ファスナー式スーツケース』と、しっかりした『フレーム式のスーツケース』の2個を使い、適宜わけて利用しています。
ファスナー式スーツケース | 軽いもの、衣料品、消耗品など |
フレーム式スーツケース | 大事なもの、重さがあるもの |
というのも、段ボールでは23kg(エコノミー)を耐え切るのは難しいからです。海外の空港では、荷物を放り投げられることも多く、段ボールを何重にもしないといけません。空港まで運びにくく、重さも測りにくいので、安いスーツケースを段ボール代わりにしたほうが、たくさん持ち込めます。
スーツケースの中身のバランスを、ひとつは重いもの・もう一つは軽くて多いもの、とすることで、より多くの荷物をいれることができます。長期滞在用のLLサイズのスーツケースだと、フレーム式は4kg〜7kgほどの重さ、ファスナー式だと、3kg-5kgの重量があるので、入れられる最大の重さがかわります。
おすすめのスーツケース
高級なスーツケースは上をみればキリがないのですが、もし日本で買うなら、質が良くて軽くて丈夫な「日本製のスーツケース」がおすすめです。
私はフレーム式のスーツケースは、サンコーのスーパーライトを愛用しています。何度も日本とアメリカを行き来していますが、全く壊れていません。海外の空港で10回以上は投げられていますが、長く活躍してくれています。
もうひとつの、段ボール代わりに使っているのは、手頃な価格帯のファスナー式スーツケースです。万が一壊れても、後悔しない金額のスーツケースに大量の荷物を入れて持っていきました。ファスナー式スースケースは、スーツケース自体の重さが軽いので、たくさん入れることができます。しかし、重すぎるとファスナーへ負担がかかるので、衣類を主にいれました。
荷物を詰める際、ラゲッジスケールがあると便利です。事前に荷物の重さがはかれるので、カウンターで荷物超過にドキドキする必要がありません。スケール自体が100gほどの軽量なので、海外旅行の際はかならずもっていくようにしています。
最大荷物持ち込みコツ②手荷物で持ち込む
預け入れスーツケースの他に、持って行く方法といえば、「手荷物」です。その「機内に持ち込み可能な手荷物」の上限とは、どれほどなのでしょうか。
JALの公式HPでは、お一人様1個にてお願いいたしますとは書かれているのですが…
【ANA】
機内へ持ち込める手荷物は総重量10kg以内で、身の回り品(ハンドバッグ、ノート型パソコン、カメラ、傘など)のほか、下記の条件の手荷物1個となります。★三辺の和が115cm以内でかつ、W55cm×H40cm×D25cm以内
*付属品部分(ハンドル、車輪など)を含む
【JAL】
機内に持ち込むことができるお手荷物は、身の回りの品(ショッピングバッグ、ハンドバッグなど)1個のほか、下記の条件の手荷物1個とし、また、両者の合計重量が10kg(22ポンド)を超えないものとします。★三辺の和が115cm以内でかつ、W55cm×H40cm×D25cm以内
両航空会社ともに、持ち込めるサイズは同じです。ここでポイントなのは、「身の回りの品、1個のほか」という言葉です。つまり、基本的には、おひとり様ひとつでお願いしますよ〜とはなっているのですが、財布などを入れるバッグと、機内持ち込み可能なサイズの、合計2個の荷物までは、持って入れるということです。
【最大範囲】機内持ち込み荷物1個と身の回り品1個、スーツケース2個
上記のサイトでの指示を含めると、エコノミークラスのJALまたはANA国際線では、機内持ち込み荷物を1個と、身の回り品1個と、預入荷物にスーツケース2個が、無料で持ち込める、最大の大きさということになります。
つまり、エコノミークラスの無料範囲で、最大まで荷物を持っていこうとすると、こんな感じです。
23kgのスーツケースを2つと、機内持ち込みサイズのスーツケースに、身の回り品です。
さらなる、ツワモノはここに免税店で大量購入したものや、ストールやジャケット、服の重ね着、キーホルダーのように付けるetcなどするので、手荷物で持って入る荷物はかなりのものになります。笑
私はいつもだいたいこんな感じです↓
【身の回りバック】
*財布やパスポートなど
*マイ飛行機内セット(フライト耳栓、マスク、イヤホン、機内暇つぶし、お菓子、携帯充電器、ペンなど)=飛行機の座席にすわったときに、前方の座席下に入れることができるサイズで、中身が飛び出さないようにチャックがあるエコバックを、バックインバッグにしています。機内で関税用紙を書く際も、ペンをパッと取り出せます。
+
【機内持ち込みスーツケース】もしくは【リュックサック】
*パソコン、iPad、カメラなどの預け入れスーツケースにいれられないもの
*免税店で購入したもの
*ジャケットやストールなど
上記だけでも結構な荷物量を持ち込んでいます。
預け入れ荷物は、重さのチェックがありますが、手荷物として機内持ち込みするスーツケースに関しては、総重量10kg以内となっていますが、実際にチェックされたことが未だに一度もありません。
重さに関しては自己責任ですが、「機内持ち込み手荷物」の範囲をうまく利用することで、すこしでも多くもっていくことができますよ!
まとめ
荷物を無料範囲内でたくさん持っていくには、
- 預け入れ荷物を最大にする(ひとつは重く、一つは軽くて多いスーツケース)
- 機内持ち込み可能を最大に利用
バランスを取って入れることで、たくさん荷物が持ち込めます。海外赴任プランや、航空会社のマイレージに加入しておくと、サービスで荷物追加ができるので、ぜひ活用してみてください。