アメリカ移住ブログ、和ごころLAです。
私はアメリカで国際結婚をしましたが、「新しい名前への変更」をまだ完了してなかった〜!と気づき、あわてて手配中です。
アメリカでの結婚後の名前変更手続きについてまとめてみました。
(1)マリッジサーティフィケートの入手
結婚後、新しい名字に変更するには、まず、マリッジサーティフィケート(Marriage Certificate)を入手します。
これは日本語でいうと「結婚証明書」です。
その名の通り、結婚の証明をする正式な書類で、日本の戸籍抄本の結婚版のような感じでしょうか。
マリッジサーティフィケートは、牧師さんの前で愛を誓う結婚式 (Wedding)を、シティホールや、教会などで執り行った後に、正式にカウンティ(LAの場合は、ロサンゼルスカウンティ)から発行されます。
日本のように、紙の記入で「籍をいれるだけ」では、ここでいう結婚式になりません。
私たちの場合、挙式後1ヶ月〜1ヶ月半ほどで、オフィシャルのマリッジサーティフィケートが送られて来ました。
挙式当日は、カスタマーコピーをもらい、それをもとに永住権の手続きができましたが、
名前の変更などは、この公式のオリジナル版が必要です。
ロサンゼルス版マリッジサーティフィケイトってどんな感じ?
私が持っているサーティフィケートは、青い柄が周りにかかれていて、ロサンゼルスカウンティの凹凸の刻印入りの用紙です。
STATE OF CALIFORNIA
CERTIFICATION OF VITAL RECORD
COUNTY OF LOS ANGLES
REGISTER – RECORDER/COUNTY CLERKその下に
LICENSE AND CERTIFICATE OF MARRIAGE
と記載があります。内容は、
・新郎新婦の名前、誕生日、売れた場所、既婚歴、住所、両親の名前
・結婚式をしてくれた牧師さんの情報
・結婚後の新しい名前
・登録が有効になった日が主に記載されています。
この中に記載された、「結婚後の新しい名前」をもとに、名前変更が可能になります。
(そのため、挙式の当日には、新しい名前を決めておかなきゃならないのです!)
ちなみに、挙式の日には、多めにマリッジサーティフィケートをもらっておいたほうがいいですよ。国際結婚組はとくに、4枚あるといいとおもいます。
1・自分用 2・相手用 3・日本領事館へ結婚の証明のために提出用 4・日本とアメリカの行き来の際に、念のため携帯する用、です。
あとからの注文は、お金と時間がかかりました・・・
私は、新しい名前を、
ファーストネーム + 旧名字 + 新名字
にしておいたのですが、
よかった・・・・!!!!!(><)
理由は、飛行機などでチケットと予約名との差が出てしまった時に、トラブルになりにくいからです。
実は先日「免許証の名前」と「アメリカ国内線の飛行機のチケットの名前」に差があるのを忘れて飛行機に乗ったのですが、
ミドルネームが旧姓だったので、問題なく乗ることができました。
(2)ソーシャルセキュリティ番号の変更
マリッジサーティフィケートが到着したら、ソーシャルセキュリティ番号を変更します。
ソーシャルオフィスに行くとカードの名前を変更してくれます。
後日あたらしい名前でのカードが届きました。ソーシャル上のステイタスが代わり、働けないビザだった人は、就労許可があるステイタスに変更になるはずです。それでも番号は同じです。
ソーシャルセキュリティ番号は、ひとりに対してずっと同じ番号です。ビザの種類が変わっても同じです。
(3)DMVで運転免許書の更新
新しい名字で免許証を取得し直すには、オリジナルのMarriage Certificateと、 新しい名前でのSSNカードを持参します。
私は永住権がとれステイタスが変わった直後に、ちょうど誕生日だったので、免許の更新と名字の変更を同時にやりました。
(4)銀行の名義変更
最後に残るのが、銀行の名義変更です。
銀行のデビットカードやクレジットカードの名義は、ドライバーライセンスと一緒のほうがいいです。
買い物の際に、レジで、ID(免許証)とクレジットカードの名前が合っているか確認されることがあります。
私の免許証には、ミドルネーム欄に旧姓がはいっているので、現状はOKのようです。
ただ正式には、クレジットカードの名義も変更しておいたほうがのちのちのためですよね。
私の場合、 Bank of America にIDを持参し、変更しました。
もしチェックブックを、新しい住所や名前で買うと、購入する費用がかかりますね。
(5)そのほかの名前変更
それ以外は、自身が利用しているサービスによります。
- 雇用主に届ける&給与明細(Payroll)の名前を変更してもらう
- 郵便局で新名前と新住所に送る手続き
- 電気やガスなどのユーティリティの名義
- その他のクレジットカードの名前
- 学校および同窓会名簿登録など変更
- 家主または不動産会社への連絡
- 保険会社(車、家、生命保険など)の名義
- かかりつけの病院
- 投資会社(投資している場合)
- 弁護士(法律の書類や、遺言などを依頼している場合)
- マイレージを集めている、航空会社など
日本のパスポートの名前を変えることは、アメリカに国内にいながら領事館を通してできますが、そのためには、まず領事館に「婚姻届を提出」する必要があります。
などがあげられます。パスポートの名義変更については、日本国籍の人は、ロサンゼルス領事館パスポート係で手続きができます。ロサンゼルス領事館の管轄地域は、カリフォルニア州南部およびアリゾナ州なので、そのほかの州は自身の管轄地区を探してみてください。
相手がアメリカ人でも、日本の領事館に婚姻届を出すんですよ〜!
夫婦別姓?今やるか、あとでやるか?
結婚したからといって、名前を変える手続きってすごく面倒くさい・・・
免許証と、ソーシャルは新しい名前だし、あとは別に「新姓」でも「旧姓」でも、生活上もんだいがなかったので、ちゃんとやっていなかったんです。
しかし最近、夫に「新しい名字に統一してほしい」と言われました。
というのも、なにかサービスを受ける際、そのリーガルネームや登録名が、新名字か、旧名字かわからなくて、ついつい旧姓で答えてしまうこと多かったんです。
それを見た旦那さんは、ちょっとかなり悲しそう。
「ねぇ、結婚したんだよっ!」と言われてしまったのです笑
実際に、IDとそのほかのサービスの名前が合っていなくても、問題はあまり出ないようにみえます。
でも今後、子供や家族が増えたら〜と考えると、今のうちにシンプルに統一してしまったほうがいいですね。
国際結婚での永住権申請の体験談を記事にしました
アメリカ国内で申請する、アメリカ人との国際結婚で、グリーンカードを申請した体験談をまとめました。さまざまなケースがあると思いますが、基本概念は同じだと思うので、チェックしてみてくださいね。