アメリカ移住ブログ、和ごころLAです。
先日こんな質問を頂きました。
こんにちは!和ごころLAさん。
今、23歳の男です。
大学を卒業し、会社に就職しましたが、今の生活にやりがいを感じられません。このまま社畜として生きるのがつらいです。
ずっと憧れだった、ロサンゼルスに住みたいと思っています。
仕事はなんでもいいです。皿洗いでもなんでもするので、いい仕事はないですか?
こんにちは。
アメリカ、ロサンゼルスに住みたいということですね。
まず最初にお伝えしますと、
アメリカに90日以上滞在するためには、ビザ(査証)を取得する必要があります。
参考 http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typework.asp
そのビザ種類の中でも、働きたい人は、
「就労ビザ」が必要です。
どんな仕事であっても、たとえそれが皿洗いであっても、
アメリカでは、就労ビザがないとお金(給料)を受け取れない法律になっています。
そのため、質問者さんのいうように、
「アメリカでお金を稼いで生活したい」ということであれば、「就労ビザ」取得を目指してください。
就労ビザ取得には、簡単に分けると3パターンのルートがあります。
①その仕事は、自分しかできないことを証明する
②日本企業から派遣される
③自分で起業する
就労ビザ取得は審査が厳しいので、多くの人が苦労してるところです。
厳しいことを言いますが、トランプ政権になり、ますます「就労ビザ」の取得が難しくなってきています。
几帳面で働き者の日本人がや、時給安くても働きたいというメキシコ人がたくさん移住すると、現地の人の仕事が減ってしまいます。
そのため政府は規制を厳しくしています。
”日本から逃げ出したい”という思いだけで、アメリカに来れた人もいます。
その殆どは、グリーンカードが取得しやすかった20年ほど前に来た人たちです。
今はすごく厳しいです。
①その仕事は、自分にしかできないことを証明する
就労ビザを取得する基本の考え方は、
”アメリカで、この仕事は、あなたしかできない仕事であることを証明する”
つまり、「アメリカ人よりもこの仕事に関しては、優秀である/ほかの人にはできない」ことを明らかにする必要があります。
その点でいうと、「皿洗い」という仕事は、誰でもできる仕事なので、ビザ取得の対象ではありません。
最近では”日本人の寿司職人”であっても、就労ビザは取りにくいです。今はアメリカ国内に寿司学校があり、日本人じゃなくても寿司シェフになれるからです。
「そんなの無理~~!」
と思うかもしれませんが、”これはスポンサーとなる会社が、ビザ書類上どう表現するか”にも影響されるので、弁護士さんの手腕にもよります。
結局のところ、「あなたのことを採用したい」という会社がありきなんです。
そのため、私がいえるアドバイスは…
今23歳なのであれば、もう少し今の仕事を頑張って続けてみて、お金と経験を貯めてみましょう。それと並行し、アメリカで就職活動を行います。海外求人の多いこの求人サイトでは無料登録で、希望エリア「アメリカ」で非公開求人の情報が得られます。コレだ!と思う案件が出るまで、じっくり検討してみましょう。
その間に、ビザ手続きに有力な、経験や資格をゲットするのがおすすめです。
特にアメリカのCPA(公認会計士)は、強いです。アメリカでは年に一回、タックスリターンをしますが、日本のような源泉徴収で会社がやってくれるという場合は少なく、みんな個人でやらないといけないんです。そのため、需要は常にあります。日本在住でも、アメリカのCPAを受験可能です。
ビザ申請では、「自分の大学の専攻の延長の仕事である」ことも重要なポイントになります。アメリカでは総合職より、専門職が強いので、長い目でキャリアプランをたてるのがおすすめです。
23歳なんてあと何十年も働くのですから。。。
②日本企業から派遣される
もしくは、
「駐在員として、日本の企業から現地企業に派遣される」方法がおすすめです!
永住できるかはわからないですが、給与面や待遇面は、現地採用よりかなり良い!!!!
私が出会った駐在員の人は、
日本から給料と、アメリカの給料のダブル給料
健康保険などの福利厚生は会社持ち
アメリカの高い家賃も会社もち
車も新車(いい車)が会社から支給される
と、至れり尽くせりの内容。お金溜まるしかないやん!ばかりです。
しかも現地従業員が多いような会社では、残業はほぼなく、9時出社の5時退社。はやw
日本では考えられませんね。
駐在員はLビザという種類になり、会社がきちんと条件にあっていれば取得しやすいです。
海外で生活してみたいけど、絶対ココ!という地域限定がなければ、駐在員て最高です。英語転職.comで「北米」で探すと、駐在員案件がいろいろあります。
駐在員案件は、非公開求人になっている場合が多いので、無料登録してきいてみてください。
③自分で起業する
もし2000万円~のお金がある場合は、就労ビザを発行できる会社を、
自分で起業するという手段もあります。Eビザです。
こちらは、日本とアメリカのかけわたしをする会社でないといけないので、移民弁護士に相談してください。
まとめ
まとめると、そうそう簡単に「皿洗い」はできないんです。
学生ビザで来て、学校へ通いながら、レストランでバイトしている人も実際は多いです。(キャッシュで給料をもらう)
でもこれは、違法ですし、
自由度やその後の将来性、金銭面で苦しむ人が多いです。
まず、取得しやすいJビザ(インターンビザ)を取得し、
アメリカで滞在しながら、実際の企業に働きながら就職活動し、今後のビザサポートを探す場合もあります。
でも一番のお勧めは、「日本からきちんと就職活動をしてから来る」ほうが、条件が数倍も良いです。
ぜひ、英語転職.comで探してみてください!