アメリカ移住ブログ、和ごころLAです。
もうすぐクリスマスですね!
アメリカでは、留学生としてホームステイを経験し、その後はアメリカで国際結婚をした筆者の経験から、「アメリカでのクリスマスの過ごし方&楽しみ方」をご紹介したいと思います。
クリスマスは家族で過ごす日
日本では、クリスマスといえば「恋人と一緒に過ごす日」という印象が強いですよね。街には、マライヤキャリーの「恋人たちのクリスマス」、ユーミンの「恋人はサンタクロース」の曲がながれ、今年のクリスマスは誰と過ごそうかと計画します。私も、日本にいたときは、恋人と過ごしたり、女友達とクリスマス会を計画したりしていました。
最近の日本では、クリスマスを一人で過ごす人のことを、「クリぼっち」と呼び、なんとかひとりぼっちのクリスマスを回避したいと、やっきになっている人も多いそうです。
しかし、アメリカでは、クリスマスは家族で過ごす日。恋人がいてもいなくても。すごく楽しい日です。アメリカでは、祖父母の家や、両親の家に子供が集まるなどして、家族みんなで食事会を開きます。
私の場合は、ホストファザーのおかあさん(もう90歳ちかく!だけどめっちゃ元気)の家へ、毎年25日に行くのが恒例でした。
アメリカのホリデーの期間はクリスマスから
日本では、年末年始の休暇といえば、12月28日が仕事納め・1 月3日の正月三が日までが、一般的な「お正月休暇」ですよね。しかし、アメリカでは、年始の休暇はけっこう少ないです。
関連 アメリカの休日
アメリカの場合は、むしろ休暇の開始日が早く、クリスマス以降を休みとする会社が多いです。有給休暇をつかって、休暇を長く取得するケースもあります。
国 | よくある年末年始の休暇期間 |
日本 | 12月28日頃から1月3日まで |
アメリカ | 12月24日頃から1月1日まで |
※上記は、一般例です。会社としての休暇開始日は、企業によって異なります。
アメリカでの会社員時代、米系企業の方とやりとりしていた時は、「12月の後半は全然仕事すすまなーい」と思っていました。企業としては営業していても、担当者が12月の後半は休暇をとっていることが多かったので、年末時期の他社とのやりとりは、なるべく早く終わらせるように気をつけていました。1月1日は休みで、2日からは、通常出勤になる会社が多いです。

大きなクリスマスツリー
サンクスギビングが終わる11月末や12月上旬ごろから、クリスマスツリーを購入し、ツリーの飾りつけを行います。
日本では、数メートルの高さの、本物の「もみの木」を購入するのは難しいですが、アメリカではこの時期になると、ハロウィンのかぼちゃ販売の特設エリアのように、「もみの木」販売所が登場します。1回で捨ててしまうのがもったいないという人は、Artificial Christmas Treeもあります。7.5ft(2.2M)ほどの高さのツリーは迫力満点!
この時期は、お店にクリスマスオーナメントがたくさん並びます。$3ほどで、精巧なキャラクターものがあったり、日本では見かけない飾りがあって、ついついお土産に買いたくなります。
山積みのクリスマスプレゼント
日本の子供がいる家庭では、「サンタさんが24日の夜にやってきて、寝ている間に枕元にプレゼントを置いてくれた。そして25日の朝に目覚めてプレゼントを開ける」という家庭がおおいですよね。
このサンタさんのプレゼントをあける時間帯は、国によって若干ちがっていて、ラテンアメリカでは24日の深夜の日付をまたぐ時だったり、フランスやドイツは24日の夕方にプレゼントをあけたり…さまざまな人種がいるアメリカでは、家庭によってバラバラですが、25日の朝にみんなでクリスマスプレゼントを開けるというお家が多いようです。
プレゼントは、準備ができたら、クリスマスツリーの足元につみあげていきます。お子さんのいる家庭では、サンタさんからとしてプレゼントを置くことになりますが、大人になった場合は、家族間でクリスマスプレゼントを贈り合います。そのため、プレゼントは”ひとりひとつ”ではなく、たくさんもらえます。
プレゼントは、中身が見えないよう、厳重にラッピングし、中身は当日までのお楽しみ!ツリーの足元に、山盛りになっていくギフトたちにワクワクでした!
プレゼントは気に入らなかったら交換してもいい
超合理的で返品大国のアメリカでは、実はもらったギフトでも「気に入らなければ返品交換OK」なんです。たとえば、クリスマスプレゼントで洋服のサイズが、合わないなんてことありますよね。そんなときのために、購入時には「ギフトレシート」をつけてもらようにしましょう!値段は印刷されませんが、返品やサイズ交換ができるギフト専用レシートをお店が発行してくれます。
クリスマスプレゼントで誰かに贈り物するさいは、このギフトレシートも一緒に渡すと親切ですよ。
プレゼントのラッピングは豪快に開ける
アメリカでは、クリスマスのラッピンググッズがたくさん売られています。カラフルなラッピングペーパーだけではなく、ギフトタグや、ビッグリボン・ペーパー類などもたくさんあるので、ラッピングにもこだわります。
そしてクリスマス当日は、お金をかけて綺麗にラッピングした包装紙を、豪快にビリビリっと破ってあけるのがアメリカ式!!!
再利用なんて不可能レベルでぐしゃぐしゃです。笑
ちなみに私の旦那さんは、クリスマスギフト以外も”パーティー開け”で、よく大事な保証書も、取り扱い説明書も残念なことに。笑(このアメリカ人のクセ、困る!)
クリスマスに靴下を飾ろう
「クリスマスに靴下を飾る由来」は、諸説あるそうですが、アメリカのWikiペディアによると、司教ニコラウスがもとになっているようです。
その物語は…
【クリスマスに靴下を飾る由来】
昔のとある村に、美しい3人の娘をもつ貧しい父親がいました。娘たちを嫁入りさせるお金がないために、自分が年老いていなくなったら、どうなるんだろうと心配していました。それを通りがかったニコラウス聞き、援助を申し出ようと考えたが、その父親はそれを受け入れない人であることも知っていた。
そのため、ニコラウスは、こっそりと助ける方法を考えたのです。深夜に、金貨を入れた3つの袋を、開いていた窓にむかって投げたのです。そしてそれらは、偶然にも、暖炉ぎわに干していた、靴下の中に入りました。翌朝、それを見つけた娘たち大変よろこび、いつまでも幸せにくらしました…
簡単に訳すとこんなストーリーです。なんか泣ける話なんですが、このニコラウスが、クリスマスの日にプレゼントを届けてくれる、サンタクロースの起源になります。25日の朝起きた時、自分の靴下にプレゼントが入っていたらうれしいですね。
アメリカのクリスマスの楽しみ方
もし留学や赴任などで、アメリカでクリスマスを過ごすことになったら、ぜひやってみていただきたいことをあつめました。
1)アグリー・セーターをきよう
先日の記事でもご紹介した、アグリー・セーター。ダサ可愛いセーターでクリスマスをみんなでお祝いすると楽しいですね。
イケメンや、美女が着こなすダサダサセーターがイケてます。笑
2)アメリカンなクラシックゲーム
大人も子供も集まるアメリカのクリスマスでは、年齢を問わず遊べるゲームが楽しいです。最近の子供をみると、タブレットに夢中になってる姿はなんか悲しい…クリスマスくらい、こういうクラシックなゲームも味があっていいですよ。
定番のジェンガ
モノポリー
ウノ
3)家のライトアップを楽しもう
クリスマス時期になると、アメリカのお家をカラフルなLEDライトや動物などで、きらびやかに飾るお家が増えてきます。トーランスのSleepy Hollow Christmas Lightsという一見ふつうの住宅街が、クリスマス時期はお祭りのようになります。
テーマパーク並に、観覧車があったり、巨大なモチーフが動き出したりと、「これふつうの家の人たちがやってるの?」とビックリしてしまいます!
4)ミートサンタ
お子さんがいればぜひやりたいのが、「ミートサンタ」(サンタさんに会おう)です。はじめてアメリカで、ミートサンタのブースを見た時は、”夢があって最高!”と、感動しました。さすがエンタメの国・アメリカ。私が子供だったら、実際に会えるんだから、サンタさんはいるって絶対信じてしまいます!
ミートサンタは、どこでできるかというと、12月に入るとあらゆるショッピングモールの特設ブースで開催されます。子供たちはサンタさんと一緒に写真を撮影し、「今年はいい子にしてたかな?」と聞かれ、サンタさんに欲しいプレゼントを伝えるんです!(そしてパパママはこれを聞いて、プレゼントを用意w)いい子にしていないと、プレゼントもらえないよーなんていうやりとりが可愛い。旅行でアメリカに来る人もできる、クリスマスミニイベントです。
参考:本物のサンタクロースに会えるイベント@アメリカのショッピングモールで撮影する方法
まとめ
アメリカでのクリスマスは、恋人がいなくったってめっちゃ楽しいです!留学などで、アメリカでクリスマスを過ごす機会があれば、参考にしてみてくださいね!