アメリカに、留学生として渡米し、その後はアメリカで国際結婚で永住組になった筆者の経験から、「アメリカでのクリスマスの過ごし方&楽しみ方」をご紹介したいと思います!
クリスマスは家族で過ごす日
日本では、クリスマスといえば「恋人と一緒に過ごす日」という印象が強いですよね。
しかし、アメリカでは、クリスマスは家族で過ごす日。恋人がいてもいなくても、すごく楽しい日です。アメリカでは、祖父母の家や、両親の家に子供が集まるなどして、家族みんなで食事会を開くのが定番です。
私の場合は、ホストファザーのおかあさんの家へ、毎年25日に行くのが恒例でした。
アメリカのホリデー期間はクリスマスから
日本の年末年始の休暇といえば、12月28日が仕事納め・1 月3日の正月三が日までが、一般的な「お正月休暇」。アメリカの場合は、休暇の開始日が早く、クリスマス以降を休みとする会社が多いです。1月1日は休みで、2日からは、通常出勤になる会社が多いです。
国 | よくある年末年始の休暇期間 |
日本 | 12月28日頃から1月3日まで |
アメリカ | 12月24日頃から1月1日まで |
アメリカでは、12月の後半は休暇を取る人が多いので、仕事は全然すすみません(笑)
アメリカのクリスマスの特徴:大きなクリスマスツリー
アメリカではこの時期になると、サンクスギビングが終わる11月末や12月上旬ごろから、クリスマスツリーを購入し、ツリーの飾りつけを行います。
11月ごろから、各地に「もみの木」販売所が登場します。1回で捨ててしまうのがもったいない、アレルギーがあるという方には、Artificial Christmas Treeもあります。7.5ft(2.2M)ほどの高さのツリーは迫力満点!
この時期は、お店にクリスマスオーナメントがたくさん並びます。$3ほどで、精巧なキャラクターものがあったり、日本では見かけない飾りが豊富で、ついついお土産に買いたくなります。
クリスマスのオーナメントは、11月のブラックフライデーまでに購入するのがおすすめ!12月上旬では売り切れになるお店も出てきます
アメリカのクリスマスの特徴:山積みのクリスマスプレゼント
アメリカでは、ツリーの下に家族や親戚からのプレゼントが山のように積まれます。プレゼントは”ひとりひとつ”ではなく、気軽な値段のものを、たくさん送り合います。
プレゼントをあける時間帯は、家庭によってバラバラですが、25日の朝にみんなでクリスマスプレゼントを開けるという家庭が多いようです。
プレゼントは、中身が見えないよう、厳重にラッピングし、中身は当日までのお楽しみ!ツリーの足元に、山盛りになっていくギフトたちにワクワクです。
プレゼントのラッピングを豪快に開ける
アメリカでは、クリスマスのラッピンググッズがたくさん売られています。カラフルなラッピングペーパーだけではなく、ギフトタグや、ビッグリボン・ペーパー類などもたくさんあるので、ラッピングにもこだわります。
そしてクリスマス当日は、綺麗にラッピングした包装紙を、豪快にビリビリっと破ってあけるのがアメリカ式!!!
ちなみに私の旦那は、クリスマスギフト以外も、大胆な”パーティー開け”で、大事な保証書も、取り扱い説明書も残念なことに。笑(このアメリカ人のクセ、困る!)
プレゼントは返品・交換できる
アメリカでは、実はもらったギフトでも「気に入らなければ返品交換OK」。たとえば、プレゼントしたい洋服があるけど、相手のサイズがわからない、なんてことありますよね。そんなときは「ギフトレシート」をつけてもらようにしましょう!値段は印刷されませんが、返品やサイズ交換ができるギフト専用レシートをお店が発行してくれます。
クリスマスプレゼントで誰かに贈り物するさいは、このギフトレシートも一緒に渡すと親切ですよ。
アメリカのクリスマスの特徴:サンタ用のクッキーとミルクを用意(子供むけ)
アメリカでは、24日の夜にサンタさんが煙突からやってきて、プレゼントを配達して行きます。その際、子供たちは、クッキーとミルクをサンタさんように用意しておきます。朝起きると、かじりかけのクッキーと飲みかけのミルクがあり、「サンタさんがきてくれた!」と子供たちは大喜びします。(子供むけ)もちろん親が、クッキーをかじります!笑
アメリカのクリスマス:靴下を飾る
「クリスマスに靴下を飾る由来」は、諸説あるそうですが、アメリカのWikiペディアによると、司教ニコラウスがもとになっているようです。
【クリスマスに靴下を飾る由来】
昔のとある村に、美しい3人の娘をもつ貧しい父親がいました。娘たちを嫁入りさせるお金がないために、自分が年老いていなくなったら、どうなるんだろうと心配していました。それを通りがかったニコラウス聞き、援助を申し出ようと考えたが、その父親はそれを受け入れない人であることも知っていた。
そのため、ニコラウスは、こっそりと助ける方法を考えたのです。深夜に、金貨を入れた3つの袋を、開いていた窓にむかって投げたのです。そしてそれらは、偶然にも、暖炉ぎわに干していた、靴下の中に入りました。翌朝、それを見つけた娘たち大変よろこび、いつまでも幸せにくらしました…
簡単に訳すとこんなストーリーです。このニコラウスが、クリスマスの日にプレゼントを届けてくれる、サンタクロースの起源になります。25日の朝起きた時、自分の靴下にプレゼントが入っていたらうれしいですね。コイン型のチョコレートも売られているので、それを入れることもあります!
アメリカのクリスマスの楽しみ方
留学や赴任、駐在などで、アメリカでクリスマスを過ごすことになったら、ぜひやってみて欲しい「アメリカならではのクリスマスの楽しみ方」をご紹介します。
1)クリスマス柄のアグリーセーターを着る
別の記事でもご紹介した、アグリー・セーター。最近のアメリカでは、クリスマス時期に、ダサいクリスマス柄のセーターを着るのが流行っています。ダサ可愛いセーターでクリスマスをみんなでお祝いすると楽しいですね。
2)アメリカンなクラシックゲーム
大人も子供も集まるアメリカのクリスマスでは、年齢を問わず遊べるクラシックなゲームで楽しみます。最近の子供をみると、タブレットに夢中になってる姿はなんか悲しい…クリスマスくらい、こういうクラシックなゲームも味があっていいですよね!
定番のジェンガ
モノポリー
ウノ
3)家のクリスマスライトアップを見にいく
クリスマス時期になると、自宅をカラフルなLEDライトや動物などで、飾るお家が増えてきます。ホットチョコレートやチュロスの販売所ができたり、一見ふつうの住宅街が、クリスマス時期はお祭りのようになります。
テーマパーク並に、観覧車があったり、巨大なモチーフが動き出したりと、「これふつうの家の人たちがやってるの?」とビックリしてしまいます!
4)ミートサンタ
お子さんがいればおすすめなのが、「ミートサンタ」(サンタさんに会う)です。
子供たちはサンタさんと一緒に写真を撮影し、「今年はいい子にしてたかな?」と聞かれ、サンタさんに欲しいプレゼントを伝えるんです!(そしてパパママはこれを聞いて、プレゼントを用意w)いい子にしていないと、プレゼントもらえないよーなんていうやりとりが可愛い。旅行でアメリカに来る人もできる、クリスマスミニイベントです。
はじめてアメリカで、ミートサンタのブースを見た時は、”夢があって最高!”と、感動しました。さすがエンタメの国・アメリカ。
ミートサンタは、12月に入るとあらゆるショッピングモールの特設ブースで開催されます。ディスニーランドでもMeetSantaはやってるので、確認してみてください。
モールのサイトから、予約ができます。週末は混みあうので、赤ちゃんを連れて行く場合は、特に予約しておいた方がいいですよ!
5)クリスマスの教会に行く(ミサに参加)
クリスチャンでなくても、教会のミサに参加することができます。教会によって、雰囲気が全然違いますが、最近の教会は、バンドの生歌&生演奏があったりと、ミュージカルのような楽しい雰囲気のところが多いんです。私自身、クリスチャンではないですが、機会があって参加させていただき、貴重な体験ができました。参加の際は、お布施・寄付があるので、数ドルでも良いので貢献してくださいね。急に参加しても入れない場合もありますのでご確認を。
6)クリスマスパーティでアメリカの定番料理を楽しむ
上述のとおり、アメリカでは家族で集まってクリスマスの食事を楽しむことが一般的です。アメリカに家族がいないよ〜という方は、お友達でクリスマスパーティを計画してみてくださいね。
まとめ
アメリカでのクリスマスは、恋人がいなくったってめっちゃ楽しいです!留学などで、アメリカでクリスマスを過ごす機会があれば、参考にしてみてくださいね!