「電子書籍」はすごく便利だけど、やっぱり、書籍・学習用参考書・マンガ・ふろく付雑誌・絵本・子ども向けの本・レシピ本・エクササイズ本などは、実際の本が手にはいったらいいな~!と思うときありますよね。
本記事では、ものすごく簡単に、しかも安く「日本の本を取り寄せる方法」をご紹介します。
この方法を知ってから、ハマってしまい、すでに月1のペースで注文しています。アメリカへは3~5日程度で到着するので、「この本がほしい」と思ってからすぐに手にはいるのが、すごく便利ですよ
Amazon Global(アマゾン グローバル)とは?海外から本を買うのに最高の手段
「日本の本を取り寄せる方法」でもっとも最高だ!と思ったサービスは、大手ショッピングサイト・アマゾンが行なっている「AmazonGlobal(アマゾングローバル)」という海外発送オプションです。日本のアマゾン(Amazon.co.jp)で購入した商品は、グローバル対応商品であれば、海外へ配送することができるんです。
この方法が最高な理由は、
- 海外送料が安い
- 届くのが早い:アメリカまで3-5日
- 購入できる本の選択肢は日本一
- 日本の販売価格で買える(しかも税抜き)
- 大手なので安心
という理由です。
私の調査では、以下のとおり、アメリカにある日系本屋さんで買うよりも、リーズナブルに手軽に利用できますよ〜。
日本の本がほしいときはこんなとき
海外で生活していると、「日本の本が欲しい」と思うシーンは結構あります。
日本語が恋しい、日本語で学ぶほうが頭にスンナリはいってくる、子供むけの絵本やプレゼントしたい本、雑誌のふろくが欲しい、パッと見れるレシピの本、開いたままにできるエクササイズの本・・・
電子書籍は便利だけど、新刊や古い本は、電子化に対応していないケースもあります。
海外最大の日本人街から、日系本屋が消えた
ちかくに日本の書籍店があればよいのですが、海外在住ではなかなかそうはいきません。
アメリカ・ロサンゼルスのなかでもトーランスを中心にしたサウスベイエリアは、世界でもっとも日本人が暮らす街といわれています。が、しかし、そんな街の日系の書店が、2013年ごろに相次いで閉店してしまいました。現在では、日系スーパーの一部コーナーに、少しだけ置かれているのが現状です。
電子書籍とハイブリッドで楽しむのがベスト
海外在住でも日本の本を購入するには、「電子書籍」か「個人輸入(とりよせ)」が現実的な案になります。
電子書籍は、以下の3つの特徴がつかいやすい。
・安い(紙の本よりもセールになりやすい)
・早い(購入したら数分で読める)
・場所を取らない
海外からでもアクセスできる、書籍数最大の「アマゾン(Kindle)」、実店舗提携の「Honto」、週刊誌やファッション雑誌が読み放題の「楽天マガジン」などが人気です。
参考:【海外でも】日本の本&雑誌&マンガを格安で!電子書籍アプリが便利
なかでも、同じアカウントをもっていれば海外配送にも対応している、「アマゾン」と「Honto」は、かなり使い勝手がいいので、登録しておいて損はないとおもいます。
AmazonGlobal(アマゾングローバル)海外配送をやってみた
AmazonGlobal海外配送とは、日本のアマゾンから、海外へ発送してもらえる配送方法のことです。
通常の買い物とおなじように決済して、送り先を海外の住所にします。
配送地域はアメリカ、イギリス、カナダなど多くの国へ発送が可能です。よりくわしい配送可能地域についてはこちらをご確認ください。

Amazon Global(アマゾン グローバル)海外配送なら確実に早く届く
注文から到着まで:5日で到着
日本時間の2019年3月1日に、日本のアマゾンのサイトから、「AmazonGlobal海外配送(プレミアム)」で注文しました。
メールには、お届け予定: 03/05 から 03/08となっていました。
アメリカ時間、3/4に 配送業者のDHLからテキストで配達予定が3/6になると連絡がきましたが、実際は3/5に到着しました。
つまり注文から到着まで約5日!(はやい!!!)
ちなみに、この時以降に注文したさいは、日本のアマゾン(Amazon.co.jpのロゴがはいっている)のダンボール箱で到着しました。日本国内配送とおなじように、紙袋かダンボール箱で届きます。
早く届く理由:クーリエを利用しているから
AmazonGlobalをやってみてわかったのが、こんなに早く確実に届く理由は、「クーリエ」を使っているからです。
通常、海外発送はUSPS(郵便局)などがありますが、関税で足止めの確率がたかく、到着まで時間がかかることがあります。
(実際に、比較注文として、アマゾン注文と同時に注文していたhontoは、到着まで4週間かかりました:下記参照)
Amazon Globalは、「DHL」というクーリエを利用しています。
クーリエとは、国際宅急便のとこです。主な業者としては、FedEx(フェデックス)、DHL(ディーエイチエル)、UPS(ユーピーエス)などがあります。
クーリエは、通関手続きや現地での配送まですべて含めて請け負うのが特徴で、送り先の玄関口まで短期間(数日)で配達するサービスで、貿易風にいえば“ドア・ツー・ドアでの一貫輸送サービス”ということになりますぞ。出典:シゴラボ
以前、ZENマーケットの記事でクーリエのことを知り「早くて、安いなんて最高だな〜」とおもっていました。
DHLは、化粧品や食べ物以外の配送であれば、数日でドアツードアで送ってくれますし、郵便局(USPS)よりも安いです。
注文してから3−5日で到着するので、「週末本屋に買いに行こうかな」くらいの感じで到着します。
しかも、到着の数日前には、DHLからテキストにメッセージが届き、配達方法の指定が可能。
例:ドア前に置いておく、マンションのコードを入力 など、
アメリカでは日本のような再配達システムは整っていないので、配達する人が一回で確実に届けられるようになっています。
Amazon Global(アマゾン グローバル)海外配送は、安い
アメリカのアマゾングローバルの配送料
アマゾングローバルの配送料はこちらを確認いただければわかりますが、
書籍の場合・・・
配送1件ごとにかかる料金:600円、商品1点ごとにかかる料金:350円です。
2020年更新で、配送1件ごとにかかる料金が1200円に!商品1点ごとにかかる料金は¥650/kg*になりました
注目すべきポイントは、
・まとめて購入すると単価が安くなる
・書籍の場合は、重さは関係ない(どんなに重い辞書も値段一律)
・書籍以外も同梱できる
以下のように、文房具も同梱した場合・・・
本2冊+文房具1つを注文したら、
配送料・手数料は、600円(基本料)+350円(本1)+350円(本2)+76円(文房具)の1326円です。
文房具は従量制なので、送料76円!!やすい!!
配送手数料は、1200円(基本料)+¥650/kg*(大体1冊450円くらい)=2200円ほどです。

海外配送するほうが、在米の書店よりも安い
アマゾングローバル海外配送と、在米書店と比較してみると以下になりました。
▶︎人気の英語文法書:一億人の英文法 本体価格1800円+税 の商品で比較してみます。
※以下は
Amazon Global | K店(アメリカ店舗) | B店(アメリカ店舗) | |
1800円の本 1冊購入 | 書籍代1800円(非課税)に、配送手数料が1200円と重さ換算で、合計3,454円 | 本の価格は$29.99。$50以下の注文はアメリカ国内配送料$8 | 航空便は定価に40パーセント増しなので、1800円X1.4=2580円のドル換算相当 ※店頭には新書は限られた数しかない |
もう一冊買うと | 送料が2,108円だったので、5,708円。一冊あたり約2584円 | $50以上の注文で送料無料になるので、$29.99X2=$59.98。 + 消費税 | 2580円 X 2 = 5160円。ドル換算に消費税を足すと、50ドルくらい |
Bは安いけど、中古販売がメインで本棚1台分程度しか新書の取り扱いが無いので、欲しい本があるとは限りません。2冊以上の購入すると、Amazon Globalは安くなります。つまり、全米どこに住んでいる人でも好きな本が手に入る、アマゾンは在米日本人には最強の入手方法ではないでしょうか?
Amazon Global(アマゾン グローバル)で買えるのは本だけじゃない
アマゾングローバル(AmazonGlobal)で送れるのは、本だけじゃありません。
基本的に、DHLで送れるもの=化粧品や食品以外は、送れる可能性があります。
対象外のものかどうかは、事前にわかります。
Hontoの海外配送との比較
Amazonグローバルと比較して、Hontoの海外配送もやってみました。電子書籍未対応の新書で、ベストセラー人気のため、Amazonで売り切れになっていて、Hontoにしか在庫がなかった本(48手ヨガ -江戸遊女に学ぶ女性ホルモンと体力活性法-)を、同日に注文。
Hontoの海外配送は、「国際エクスプレスメール便(EMS):追跡可・補償あり」「航空便:追跡不可・補償なし」「エコノミー航空郵便(SAL):追跡不可・補償なし」の3タイプです。
アマゾンと同じような発送方法だと、「EMS(国際スピード郵便)」なので、送料だけでも+2000円(500g)なので、ちょっと高く感じます。アマゾンだと1冊注文だと950円だから。
そのため、「エコノミーSAL便」で配送したところ、456円の送料(300gまでの配送料)とかなり安く注文できました。
が、出荷からおよそ1週間~2ヶ月でお届け追跡不可・補償なしのタイプなので、3週間たっても到着せず・・・
これはもしや紛失?と思い、せめて出荷番号くらいない?と、お客様センターに問い合わせてみるも「SAL便は印刷物扱い(Printed Matter)のため荷物番号が発行されず、商品の追跡や保証ができません。」とのこと。
もう紛失したかと諦めた矢先・・・4週間目にやっと到着しました!笑
安心で確実に受け取りたいならAmazon、時間がかかっても最安値で送りたいときはHontoというところでしょうか。
Amazon Global(アマゾン グローバル)の使い方
AmazonGlobal(アマゾングローバル)の使い方は、アマゾンで買い物をしたことがある方であれば、簡単です。
1)日本のアマゾンの会員になる(プライム会員じゃなくてもOK)
2)欲しい本を選びカートに入れる(普通の買い物と一緒)
3)お届け先住所の選択で「新しい国外の住所を登録する」を押すと、海外の住所が入力できるようになります。
4)発送オプションと配送オプション:「AmazonGlobal海外を選択」を選択
関税などの輸入税等がかかる場合は見積額を前払金として請求し、Amazonが通関手続きを代行してくれるので、小難しいことは一切なし。
5)決済
支払いは、アメリカのカードでも日本のカードでもOK。

安さにびっくり!ハマって何冊も注文してしまう
今年に入って購入した書籍はこんな感じです。
▶︎ジーナ式ネントレの伝説の本(電子書籍版がない)=今は登場したらしい
▶︎賢い子は一歳までの眠りで決まる(電子書籍版がない)
▶︎Google Adsenseの本(出版すぐは、電子書籍版がなかった)
▶︎48手ヨガ(ベストセラーになったばかりで、電子書籍版がない)
▶︎一億人の英文法(勉強の本は、電子書籍じゃないほうがいい)
ジーナ式ネントレは、赤ちゃんがいるとどうしても気になるのに、アメリカでは売られていないので、アマゾンで買えてよかったです。当時はすごく悩んでいたので、注文してすぐに到着したのも助かりました。
まとめ:アマゾングローバル(AmazonGlobal)は最高だった
日本の本を海外で購入するには、アマゾングローバル(AmazonGlobal)が最強です。
・日本の販売価格(しかも税抜き)で買えるから安い
・アマゾングローバルは、DHL便で出荷されるため、アメリカには最短3〜5日で到着
という点が海外在住者にはぴったり。
もうこれで、海外在住だから日本の本が読めないってことはありませんよ〜!!