アメリカの買い物をお得にする方法 >>

アメリカ式のつわり対策法!食べ物と妊娠初期のアドバイス【体験談】

アメリカで妊娠が発覚し、最初に戸惑ったのは「つわり」でした。

エミリー

わたしの場合、ひとことで表現するなら「1ヶ月間ずっとインフルエンザにかかっている感じ」でした。

目次

つわりは日本人だけ?日本人のほうがつわりが辛い?

妊娠初期の不快な症状がでるのは、日本人だけではありません。

英語でつわり(悪阻)を、Morning sicknessといいます。

空腹になりやすい起床時に具合が悪くなりやすいことから、そういう名前がついたようですが、実際は、まったく朝だけじゃない!!

私の場合は、1日中ずっとつわり状態が続き辛かったです。

私が読んでいる本「The Mama Natural Week-by-Week Guide」に、こんな興味深いことが。

妊娠初期は、体が赤ちゃんを異物ととらえて攻撃しないようにするため、免疫システムが抑圧される。つまり、食に関する影響を受けやすくなるということ。このことは、汚染の影響を受けやすい生魚を、よく食べる日本人女性が、高い確率でつわりを経験しやすい理由だといえる(コーネルリサーチによると)。※p73意訳

要するに、魚を食べる日本人は、魚を食べないアメリカ人よりも、つわりが酷くなりやすいということのようです。・・・ホンマでっか??!笑

こればっかりは体質もあるので、真偽はわからないですが、アメリカでは寿司ブームがあるとはいえ、魚を食べる頻度は、日本よりも少ないのは事実。米系スーパーにある魚といえば、サーモンくらいだし・・・。

つわりがひどい場合は、一時的に魚を控えめにして、お肉にシフトしてみるのも良いかもしれません。

アメリカで処方されるつわりの薬

アメリカでは人によっては、悪阻の薬を処方してもらえるそうです。

FDA承認の「Bonjesta」というつわり用の薬があります。キム・カーダシアンが広告党になったことでSNSでも話題になりました。

私は先生に聞いても処方してもらえませんでした。先生や体調によっても、必ずしも処方してもらえるものではないようです。

つわりの種類いろいろ

つわり人によっても様々ですが、主にこんな種類の人がいるそうです。

  • 吐きづわり:一日中吐き気に悩まされる
  • 食べづわり:空腹だと気持ち悪くなる
  • 匂いづわり:特定の匂いで吐き気
  • 眠りづわり:眠くて仕方ない
  • よだれづわり:大量の唾液が出てしまう

私の場合は、「食べづわり」「匂いづわり」「眠りづわり」のミックスでした。常に胃がムカムカしている状態で、体はだるく、疲れやすい。頭痛が続く。家の中で動いてはいるけれど、しんどくて眠くなったら、昼寝をするようにしていました。

きつかったのは、食べると微熱が出る…という症状。

毎食後、37度近くの熱が出るので、基礎体温が低めの私には結構しんどい。

アメリカの産婦人科医に相談しましたが、「微熱っぽいのは、妊婦によくあることよ」「37度くらいの熱は熱とはいわないわ」などと一蹴されてしまいました。

旦那さんの愛読書・パパの教本に、「母親が食べた物に対して、安全かどうかを確かめるために、母体の抵抗力が機能して熱っぽくなることがある」とあり、納得しました。微熱は3〜4週間ほど続きました。

つわり中に熱が出たら、薬を飲んで良いのか

基本的に、妊娠中は薬を飲むのがNGですよね。

熱が出た場合、医師から、妊娠中でもTylenol(タイレノール)は飲んでもいいと言われました。

高熱が止まらずに母体に影響が出そうな場合・たとえば38度以上(100.4F)の高熱が下がらない場合は、飲んだ方がいいとのことでした。

もちろんリスクはゼロとは言い切れません。Jama pediatrics(2014)の研究によると、タイレノールのようなアセトアミノフェンを6週間以上飲んだ人の子供はADHDの発症リスクが高くなるとも言われています。

やはり頻繁な摂取は避けたいので、ちょっとした頭痛解消は、我慢するしかない。テレビをみたり、体を動かしたり、とにかく体調不良を考えないようにして、気分転換でまぎらわすようにしました。

アメリカ流・つわり対策アドバイス

日本式とはすこし違うかもしれませんが、私がアメリカでドクターから頂いた悪阻対策をご紹介します。

(1) 水分補給をしっかりする

水分補給をしっかりすること。つわりで何も喉をとおらなくても、水を飲むことで少しスッキリします。脱水症状をおこすと、血液がドロドロになり血栓が作られやすいので、注意。

私の場合は・・・
カフェインのない麦茶ITO EN Japanese Barley Tea)を常に冷蔵庫にキープしました。赤ちゃんが生まれてからも、ずっと必要になりそうなので、大量購入!

あと、胃のムカムカには、炭酸水が助けになります!!たくさん飲むし、市販ペッドボトルの環境ホルモンも怖いので、自宅で作れるSodaStreamはすごく便利です。

ディカフェのコーヒーは、なかなか美味しいものに巡り会えませんでしたが、Mount Hagenが美味しくて、それ以来はずっとこれ。産後の授乳期も含めると2年以上愛用しています。

カフェインレスのハーブティは、子宮を収縮させる効果があるようなカモミールなどは避けて、妊婦対応のハーブティにしました。それでも飽きたので、最後は、ナチュラルなディカフェのピーチティ(Harney & Sons)に行きつきました・・・笑
飽きないように、いろんな種類のドリンクがあると便利です。

参考:アメリカで妊娠中・授乳中におすすめのカフェインレス(ディカフェ:Decaf)の飲み物

(2) 小分けに食べ物を食べる

血糖値が下がると、具合がわるくなりやすいので、小分けに食べて血糖値をあげないようにします。”血圧が安定すると、頭痛を予防できる”とのこと。

私の場合は・・・
調理不要ですぐに食べれれるフルーツやお菓子などを買い込みました。私はとくに、Morinagaのヨーグルトをたくさん買って、パッと食べれるようにしておきました。

また「妊娠・出産を安心して迎えるために」という本では、

つわりによって食事が取れない状況が続くと、ブドウ糖が足りなくなり、肝臓内でエネルギーを作るようになる。その結果、ケトン体がでて、吐き気を誘発する悪循環を繰り返す・・・

とあります。そのため、体内にブドウ糖を切らさないようにすることが大事。飴玉も、ジュースも役にたちます。何かを口にいれているときは、楽になった感覚がありました。

エミリー

私の場合は・・・キャンディがすごく役立ちました。頭痛が緩和されるような感じ!(舐めている間だけだけどw)救世主のひと粒に感じます。

(3) ビタミンB6を摂取する

ビタミンB6のサプリメントを取るようにすると、つわり予防になるので、いつもの妊婦用サプリにプラスして飲む。

また、つわり対策キャンディーとして人気のPreggie Pop Dropsも、ビタミンB6が配合されています。

(4) ジンジャーを取り入れる

体を温める効果があり、味としてもスッキリできる「ジンジャー(しょうが)」がおすすめ。

ジンジャーエール(砂糖少なめ・手作り推奨)、ジンジャーティ、ジンジャーキャンディなど。

(5) 冷たいものを食べる

つらいときは、「冷たいもの」が気分転換になります。

スムージーや、アイスクリーム、冷製スープ、冷たい水など。

つわり中によく食べたもの

妊娠すると、味覚が変わるなんてよく言われますよね。私はこんなものをよく食べていました。

◆フライドポテト

妊婦の友人も言っていましたが、フライドポテトが異常に恋しくなる!病院帰りにポテトを買ってしまう。笑

◆アボカドトースト

妊娠に気づく数日前から、急に、普段食べないアボカドトーストを食べ出しました。葉酸が必要だと、無意識に体が欲していたのかもしれません。

◆ゆかりご飯

ゆかりご飯(しそごはん)の匂いが急に恋しくなりました。三島ブランドのゆかりは、アメリカのアマゾンでも購入できます❤

◆りんご

つわり中はりんごが食べやすかったです。アメリカのりんごはワックスがかかっているので、ワックスなしのオーガニックで、フジアップルがおすすめ。

旦那の理解を得るまでが大変

つわり中、気持ち悪さや頭痛を忘れたくて、気分転換に常になにかしようとしていました。

しかし、そのように動きまわる私をみて、最初は、旦那には「あれ、元気じゃん」「そこまで具合はわるくない」という風に見えたようです。

でも本当は、そんなことありません・・・!!とにかく気持ち悪いのを振り切るのに必死で、カラ元気でソワソワしてるだけ。

次第に、人や冷蔵庫の匂いに敏感になり、ホルモンの変化からか、イチャイチャ触られるのがかなり不快(一時的にですが)に。イライラ・情緒不安定になって、彼にキツく当たることがありました。嫌われたように感じて、めっちゃいじける旦那・・・笑

ちょっとかわいそうですが、1ヶ月も具合が悪いと、精神的にも体力的にもまいってきていて、止められないんです。(きっとホルモンのせい)

最初は大変でしたが、彼なりにパパの本を読んでからすごく理解してくれるようになり、家事の手伝いなどもお願いする前に、自ら率先してやってくれるようになりました。

まとめ

つわりの渦中にいるときは、何も考えられないほどつらいです。でも、終わりは必ずくると信じて、乗り越えるしかありません!つわりが終わると、不思議なくらい、こころも安定してきますよ!

今は信じられないかもしれませんが、少しの辛抱なので、乗り切りましょう!!

エミリー

つわりは必ず終わりが来る!不安になったら、とにかく寝よう!!!

この記事を書いた人

エミリー

LA在住ママブロガー

アメリカ生活12年目。英語力ゼロで単身渡米し、留学・就労ビザ/出版社勤務・国際結婚・海外出産を経験。アメリカの生活・育児情報をリアルな視点で発信中(累計1000万PV)
インスタグラム(エミリーinアメリカ)では1.5万人のフォロワーさんとつながってます
▶︎プロフィール

  • URLをコピーしました!
アメリカ出産

🇺🇸ベビーグッズ無料入手方法

目次