複数の愛を肯定する関係「ポリアモリー」という言葉を聞いたことがありますか。
以前アメリカでポリアモリーを研究されていた深海さんにお会いしたときは、「ポリアモリー・・・??え、どこかの民族のこと??」と思ったほど、無知な私でしたが、今ではすこしずつ浸透してきているようです。
複数の愛を肯定する関係「ポリアモリー」
複数の愛が肯定される関係 「ポリアモリー(polyamory)」とは…
ポリアモリーとは、つきあう相手、親密な関係を同時期に、一人だけに限定しない可能性に開かれていて、全ての関係者が全ての状況を知る選択が可能であり、全員がすべての関係に合意している、という考え方に基づく行為、ライフスタイル、または恋愛関係のことである。
ーwikipediaより引用
つまり、カップルどおしが、お互いに複数の愛する人を持っていても全然オッケーな関係。
そもそもカップルどおしが必ずしも1対1の意味をさしているわけではなく、複数の愛が発生している状態。
そしてそれを全員が合意して肯定している状態です。!!
現代のポリアモリーはモノガミー(一夫一妻制)につきまとう嫉妬や独占感情、パートナー以外の人に恋をしてしまったらパートナーとは別れなければならないという規範による愛情の持続不可能性からの解放を求める視点と同時に、関係性指向のマイノリティー的なアプローチもある。
ゲイやレズビアン、バイセクシャルというのは、広く認知されるようになった昨今、「ポリアモリー」という新しい愛の形も、今後の主流なっていくのかもしれませんね。
もともと、相手にもほかにも親密な関係があることを知っているし、自分も他に親密な関係の人がいる。
それに対しての独占欲とかか嫉妬は感じない。みんなハッピーであれっ!という、ある意味最高に愛があふれているの状態。
・・・ある意味、全員が幸せハッピー状態なのかも??
興味のある方は、アメリカで研究されていた深海さんの本、ポリアモリー・複数の愛を生きるを読んでみてください。
アメリカでのポリアモリー
先日見た「New Girl」というアメリカのドラマでも、主人公Schmidtが複数の関係を持っている人に対して「Are you polyamorous?」なんていうセリフがありました。
アメリカではFacebookで、交際関係を交際中などと、表示する項目があります。私の友達夫婦は「オープンな関係」となっています。これに限っては、どこまでの範囲を指し示すかは諸説あるようですが、「オープンな関係」とは一夫一妻制の概念にもとづくもので、たとえば夫が浮気しても、妻は全然オッケー、という関係なようです。ポリアモリーは、妻も他に親密な関係を持つ人が複数いるか、夫・親密な相手たち・自分の関係に対して肯定的。しかし、多くのポリアモリーの人は、他者に説明するときに、”polyamory”と言っても伝わらないときに、”Open relationship”と答えるらしいです。
ややこしいですね・・・
なかなかこういった関係を表だって、目にすることもないけど、欧米では積極的な動きもあり、出会い系サイトの欄の紹介文に「polyamorous」の表記があったりします。
グローバルな恋愛だと特に、相手がどういった恋愛スタイルの人なのかは、最初の段階で知ることは大事。
相手が自分とは違ったスタイルであった場合、早い段階で「合わなかった」ということを認め、違う人を探すのがベター。多様な人がいるアメリカでは、自分の価値観を押し付けて、相手を変えようとするのはよくありません。
個人的には、もし相手がポリアモリーだったらヤキモチやいちゃって仕方ないけれど、こういった関係もあるのだなぁと、、共感はできないけど、理解はしました。私はやっぱり好きな人には自分だけを愛してほしいな、とおもってしまうのが本音です。