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アメリカで母子手帳の入手!海外出産は日英版が便利

アメリカ・海外在住で日英表記の母子手帳

日本で妊娠3ヶ月頃になると母子手帳を役所でもらうように言われますが、アメリカには母子手帳がありません・・・!!

海外在住だと、妊娠中や出産の記録はどうすればいいの?と悩みますよね。母子手帳がない海外では、プレグナンシージャーナルとつけるのが近い存在です。しかし、日本に一時帰国などの際に、病院にかかるかもしれないことを考えると、日本(語)でも使える「母子手帳」はあると非常に便利です。

実際にわたしが一時帰国し、地元の乳児検診を受けた際は「母子手帳が必須」でした!
海外在住の方でも、帰国予定がある方は母子手帳は用意しておいた方が良いと思います。

目次

アメリカ(海外)で母子手帳を入手する方法

アメリカ在住のママが、日本の母子手帳を入手する方法は、主に3つあります。

1)アメリカの領事館に聞いてみる
2)日系の本屋で購入する
3)一時帰国の際に役所で入手(要:住民票)

私は、1と2の方法で、2冊・母子手帳を入手しました。

領事館でもらった日本の母子手帳

他州のアメリカ在住ママたちのブログを調べると、ニューヨークやシカゴなどでは、領事館で手続きをすればもらえるようです。しかし、ロサンゼルス領事館のHPでは、情報が更新されていない感じ。そこで、ちょうど婚姻届を提出(子供に日本国籍を留保させるために必要)しにロサンゼルス領事館へ行った際、受付の人に「母子手帳ってもらえないんですか?」と聞いてみました。

とすると、いろいろ探してきてくださり、「いつも在庫があるとは限らないんだけど…1冊ありました!ラッキーですね!」と、貰えました。

出生届の際を出す際にもらっても、ちょっと遅いので、気になる人は妊娠中に聞いてみてください。

2020年追記:
ロサンゼルスの領事館に電話して「母子手帳がほしい」と言ったら、「返送用の切手と封筒を入れて送ってもらったら、お送りします」ということで、冊子自体は無料でもらえました。(郵送で出向かなくてもOK)

アメリカ・海外在住で日本の母子手帳

▲日本の母子手帳の表紙 20年も記録できる!

日本の母子手帳は情報がいっぱい

これは日本の母子手帳なので、日本語オンリーの内容ですが、20年記録でき、最終ページでは、20歳になったわが子へのメッセージ欄まで!(なんかこれを一生懸命書くのかとおもうと泣ける〜)

アメリカ・海外在住で日本の母子手帳

▲日本の母子手帳の最終ページ

アメリカ・海外在住で日本の母子手帳

▲妊婦自身の記録

母子手帳に妊娠中の記録を残すことができます。妊婦の健康状態の情報や、職業・環境などのスペースもあります。

アメリカ・海外在住で日本の母子手帳

▲妊娠中の経過

日本では産婦人科にいくたびに書いてもらえる情報です。私はアメリカでも先生にお願いして、日英版のほうに、上記の欄は記入してもらっています。

アメリカ・海外在住で日本の母子手帳

▲日本の母子手帳・妊娠の経過表

妊娠の経過がどんな感じか、表になっていてわかりやすい。

アメリカ・海外在住で日本の母子手帳

▲日本の母子手帳・乳児期の成長と育児のポイント

そのほかにも、妊娠中に風邪を引いた場合、妊娠中のシートベルトをつける際の注意や、妊婦での旅行に関してのアドバイスなど、日英版にはない情報がいろいろ。コンパクトで軽量なのもいいですね。

アメリカ・海外在住で日本の母子手帳

▲保護者の記録

子供が6歳までは、どんなことができるようになったか(自分の名前が言えるようになったか等)こまかいチェック欄があります。スペースは20歳になるまで、病気の情報もかけます。

日本では、こんな情報たっぷりの母子手帳が無料でもらえるなんて、ありがたいですね。

海外出産には、日英併記の母子手帳が便利

上記の完全日本語版とは異なり、実際にメインで愛用しているのはこちらです。

全米に展開している紀伊国屋書店で、日本語と英語併記の母子手帳が販売されています。リトルトーキョーの紀伊国屋で$11.99(購入時)。A5サイズのノートなので、日本のよくある母子手帳よりもサイズが大きめです。

でも、アメリカで出産するなら、日英併記版の母子手帳のほうが、やっぱり便利です。

アメリカ・海外在住で日英表記の母子手帳

▲指差し受診対話集

後半に「指差し受診対話集」なるページがあり、わかりにくい病院の英語の病名などがあるのでイザというとき便利。

アメリカ・海外在住で日英表記の母子手帳

▲検査の記録 (血液型、梅毒検査、HIV検査、クラミジアなどなど)

※アメリカで血液型を調べているのはびっくりでした。アメリカでは出産の輸血のリスク回避のために、妊婦がRHマイナスでないか、ということで調べるとのこと。そしてそういった特殊な血液型でなければ、赤ちゃんの血液型はしらべられませんでした。

アメリカ・海外在住で日英表記の母子手帳

▲生後1週間の記録を書くスペース

アメリカ・海外在住で日英表記の母子手帳

▲予防接種の記録 アメリカと日本で重複しないように記録できるのは大切

アメリカ・海外在住で日英表記の母子手帳

▲出産の記録

妊婦の健康状態・職業と環境、妊娠中の記録、6歳児までの健康診断などは、日本語版の母子手帳とほぼ同じ。でも6歳までしか記入欄はなく、20年分のスペースはありません。また、妊娠・子育てのアドバイスページも無いので、両方あってよかったかなという感じです。日本版母子手帳は、タダだし、もらっておくだけありかも。

アメリカ人ドクターに母子手帳を書いてもらうには

アメリカでは、母子手帳の制度がないので、記入してもらうにはドクターの協力が必要です。

アメリカ在住の方では、「あるけど使わない(先生に書いてもらえないので、使えない)」という意見の人もいらっしゃいますが、、、

エミリー

私の場合は、ドクター(アメリカ人)が、母子手帳も、書いてくれました!

先生には、「私は日本から来ていて、日本では、日本の法律(母子保健法)に基づいて、役所でこの本を見せるときがあるんだetc」などなど説明したら、快く書いてくれました。「へえ、日本にはこんなのあるんだね!」など、ナースたちも興味津々。

アメリカではなんでも電子カルテになっていて、情報は自分たちから聞かないと教えてもらえません。例:何時何分の出産etcなど、はっきりわかないなんてこともあるそうなので、とくに出産の際の記録=「出産の状態」のページはちゃんと書いてもらいたいと思っています。(出産後追記:自分たちで情報をもらって書きました!)

分娩後も、小児科の検診のときもドクターに書いてもらうか、情報を聞いて自分で記入しました

アメリカ・海外在住で日英表記の母子手帳

▲出産の状態のページ

母子手帳なんてアナログなものいらないんじゃない?なんて、言う意見の方もいるかもしれません。が、やっぱり「紙」で手元にあるのは便利だと思います。

「手書きの思い出」という面ももちろんのこと、アメリカの忙しない病院では、結局ナースや担当者も入れ替わり立ち替わりで、なんども同じ情報を聞いてきたりします(体重はいくつだったかなど)。もう、自分のメモ見た方が早い(笑)

出産後も、小児科検診のたびに持参し、ワクチンカードもはさんで保管しています。

海外用の母子手帳ケースは大きめを

今後、日本に帰国する際、パスポートや母子手帳など自分用・子供用と、いろいろ管理しないといけないので、母子手帳ケースも購入しました。

日英版はサイズが大きく、北海道・母子手帳サイズ(Lサイズ)と同じです。

ジェラートピケのA5サイズが入る母子手帳ケースなら入りました!!ビニールコーティングで汚れにくく、たくさん入るので重宝しそうです。

アマゾングローバルなら買えます!

アメリカ・海外で母子手帳の入手方法:まとめ

アメリカでは母子手帳は、領事館でもらえる日本語版と、紀伊國屋で売られている日英表記版の2パターンが入手可能です。

わたしは心音が確認できた初めての産婦人科受診に意識をしはじめ、2回目の妊娠10週目以降までには揃えるようにしました。すくなくとも日英版はもっていてよかったと思います!

出産後、出生届を出しにいくタイミングでもらうのは、ちょっと遅いかな?と思うので、早めに準備しておくのがおすすめです。出生届の提出には、あらかじめ「出生証明書フォーム」を領事館から取り寄せておかないといけないので、早めに行っておいてよかったです。

この記事を書いた人

エミリー

LA在住ママブロガー

アメリカ生活12年目。英語力ゼロで単身渡米し、留学・就労ビザ/出版社勤務・国際結婚・海外出産を経験。アメリカの生活・育児情報をリアルな視点で発信中(累計1000万PV)
インスタグラム(エミリーinアメリカ)では1.5万人のフォロワーさんとつながってます
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