アメリカでは出産するとすぐに、新生児の検査を受けます。
たくさんの検査があって、その都度、検査同意書などにサインをしてっと、言われます。
出産直後、くたくたの状態では、頭がまわらず何を言われているのか理解できないので、こういった検査があることを知っておかないと、びっくりしてしまうかもしれません。
アメリカの新生児の検査
アメリカで赤ちゃんを出産してすぐ、検査がおこなわれました。バースプランでは、とくに検査については指示しなかったので、出産病院の方式でおこなわれました。
赤ちゃんが出てきたときは「産まれた〜!!!」という達成感と、48時間の陣痛促進剤に、ほぼ寝ていない食べてないで、テンションがおかしかったです。
生まれた直後の検査
生まれた直後は、LDRにある新生児用の検査用ベッドにおかれ、体をふいて、心拍の確認や体重や身長などがありました。
母子手帳に記入したかった内容や、日本の戸籍申請用にかいてもらうための情報をこのとき聞きました。
もちろん私は、それどころじゃない状況なので、夫が確認してくれました。
回復室での検査
出産後、1時間くらいしたら、リカバリールームへ移動になりました。
退院まではリカバリールーム(回復室)ですごします。
①かかとからの血液採取(Heel Stick)
赤ちゃんのかかとから血液を採取し、疾患がないかどうか検査にまわされます。
検査内容は州によって異なりますが、少なくとも26以上の項目を検査されます。
以下はカリフォルニアの新生児検査プログラムの動画です。
以下2つは、州共通で重要な検査項目:
- PKU test :先天代謝異常のフェニルケトン尿症、早期発見で発症を予防できる
- Hypothyroidism:甲状腺ホルモンの分泌量(活性)が不十分となる疾患、症甲状腺機能低下症の検査
かとから出た血を、カードの丸部分に何箇所かつけて採取でした。赤ちゃんは、かかとに針をさされた時、見たことないほど、顔を真っ赤にして泣きました。
②Heart Screening
赤ちゃんの足や右手に機材をはめて、血液内の酸素量を検査しました。
③Hearing Test(聴覚検査)
小さなスピーカーを耳に当てて、音に対しての反応があるかをチェック。
血液検査の結果までは3週間ほどかかるので、もし問題があれば連絡があり、無ければ問題なしとのこと。知らせがないのは良い知らせということらしい。
④Jaundice(黄疸)
あらかじめ指定していた小児科医が来てくれました。初対面です。
ひととり診察をしたあと、特に黄疸がないかのチェックがありました。
うちの子は、黄疸にひっかかってしまったので、24時間のLED治療をすることが決まりました。
これがかなり大変。
ベビーベッドは上下ともLEDライトをあてて、赤ちゃんの目は保護するアイマスクをつけます。
三時間置きに母乳をあげないといけないけど、そのマシンから取り出すのも大変で。。
産後くたくたの体にムチを打ってがんばりました。
退院後は、小児科でフォローアップ
アメリカでは出産後、48時間で退院になります。そしてその2日後に、小児科へいくように言われました。
小児科で、退院後も順調かどうかのチェックなどをおこない、その後は、小児科へ通うという形でした。
私の出産した病院は、母乳指導を無料でやっていたので、小児科のあと、そのまま母乳指導のクラスもうけました。
ちなみに母親の状態のチェックは、もともと通っていた産婦人科へ行きます。
日本では1ヶ月は絶対安静なのに、アメリカ出産だと、結構あっちこっちへ行かないといけません。
アメリカで産後すぐに行われる新生児検査(Newborn Screening)
出産後のクタクタの状態にもかかわらず、つぎつぎと検査員がやってきて、ほとんど休めませんでした。
産後48時間退院はつらい!!
アメリカは、医療保険が高額ですが、高い保険料を払っている人でも、公的医療保険などのメディケアに入っている人でも、出産に関して受けられるケアの内容や検査や病室は、基本的に同じです。
(セレブリティが利用するような出産施設はのぞく)
検査は拒否もできますが、赤ちゃんのための検査なので、なるべく受けるほうが良いと思います!