アンダーヘア事情は、プライベートな内容なので聞き難いけれど、実際アメリカや海外ではどうなのか?とっても気になりますよね。
最近では日本人でも、アンダーヘアのお手入れをする人が増えてきましたが、いまだ「自然のまま」派の人も多いです。しかし、これからアメリカに行く予定を計画している人は、「どうしておくことがマナー?」と心配になりますよね。
私は渡米前に見たSex and the cityというドラマで、サマンサが、お手入れを怠っていたミランダに、「私は、刑務所行ったってツルツルなんだから!」というセリフが強烈に残っていて、アメリカ人はみんな処理済み(毛なし)だと思っていました。
アメリカのアンダーヘア事情
英語で「陰毛」のことを、Pubic Hair(ピュービックヘア)といいます。
アメリカではワックスサロンが多くあり、男女ともにアンダーヘアを処理し、全処理だけでなく、ハートやストラップなどの、さまざまなデザイン(pubic hairstyles)があります。

人気雑誌、コスモポリタンの調査によると、女性ではやはり何も毛がない状態が57%と半数以上。そのまま放置している派は、男女ともに少ないです。
実際にアメリカにいる人に聞いてみた
アメリカに在住している人&アメリカで脱毛の仕事を長年やっている人にアンダーヘア事情を聞いてみました。
”確かに多くの人は、未処理のヘアーに対して嫌悪感を感じることが多いため、処理済みの傾向がある。”
とのこと。しかし、
”アジア人は、結構アンダーヘアを残している傾向がある(日本人、韓国人などは特に)”
ということでした。
最近は、男の人でも口ひげ一本でも、永久脱毛して欲しいってやって来るよ〜!
[脱毛の仕事を長年している人談]
なぜアメリカ人はアンダーヘアを嫌うのか
アメリカでは、毛=不潔なものとして捉える人が多いようです。
理由は生活のリズムや文化的な背景がありますが、ひとつの理由は「毛じらみ」に対する恐れです。
日本は、夜にお風呂に入って、清潔にしてから寝るという文化的習慣がありますが、欧米では、夜はそのまま寝て、朝にシャワーを浴びる文化的習慣が多いです。そのためか、いまの日本ではほとんど聞くことがない、”毛じらみ”の発生率が非常に高く、慢性化してしまう人がいるそうです。
そのため、毛があると、不衛生に感じるようで、特にアジア系の「黒」のモジャモジャには抵抗を感じる人もいます。
アメリカでブラジリアンワックスを受けてみた
個人的には、全て毛がなくなってしまうと、なんだか子供っぽいような印象を受けるのですが、
”郷に入っては郷に従え”ということで、ブラジリアンワックスに挑戦してみました。
アメリカの各地に店舗を持つ、大手の「EUROPEAN WAX CENTER」というところ。
初めての体験だったので、yelpを見てもよくわからず、なるべく小型店舗より、大手のほうが安心かしら、と思い選びました。
受付でちょっとしたアンケートを書いて、いくつかの小部屋がある部屋に通されました。
ほどなくして担当の方が部屋に入ってきました。
「This is my first time!(初めてなんです)」と宣言する私の緊張はよそに、
「ぜんぜん大丈夫だから〜」と、ハイテンションな店員さん。
簡易ベッドの上に、ショーツなしで仰向けになって寝る。
そしてさらに、足を上げて、「それを自分でホールドしてー」って、言われる。
もはや、いま初めて会った人に、ひっくり返ったカエル姿を見せるなんて、はずかしくて笑えてくる。
こんなポーズを披露;
そこにまっくろの、少し生あたたかい、ゴム状ペーストのワックスを塗ります。
それでは、はいっ!ワンツースリー・・・ビリビリぃぃぃ
って感じで、いかれました。
上、Iライン横、Iライン横と、3段階でいきましたね。

そのあとのOライン。
痛いけど、なんかこの状況に笑っちゃって「ふぁっふぉーーーーーーー」って感じです。笑
ここまでの時間は、ほんの5分ほど。気持ちの整理をつけようがない位の時間で、施述は終了。
お金を払って、チップも足して、結構すぐ終わりました。
ワックス脱毛のメリット・デメリット
ワックスのメリットは、一度行うと、数週間は、すごく手触りがいいツルツルになります。びっくりするくらいツルツルぷるん。
デメリットは、完全に毛根が無くなるまで、何回も行う必要があること。私のような太く黒いアジア人毛根には、ダメージを与えるまで相当な時間がかかります。
また、ワックス脱毛は繰り返すと、表面の皮膚に埋まってしまう可能性がある(見えるけど取れない状態になる)ので、毛色の薄いアメリカ人には向いています。
ワックスで毛を処理する場合、1/4インチ(6ミリ以上)程度の毛の長さがないとキャッチできません。(途中経過がダサいw)
こんな感じで、私のはじめてのワックス脱毛体験は終了しましたが、体制がすごく恥ずかしすぎて、2回目は行くことができませんでした・・・笑
自宅でワックス脱毛に挑戦

次に挑戦したのは、「自宅でワックス脱毛」をすること。
まず自分でもできそうな、Wax Strip(ワックステープ)のものに挑戦。
ぴろぴろーっとテープをはがして、該当エリアに貼って、一気にビリビリ〜っといきます。ガムテープみたいな感じ。
でも、コツが必要だったのか、なかなかうまくいかない。アジア人の濃いめの毛根には、もっと強い粘着力が必要なのかも。
そう思って次に探したのが、今度は、ポットタイプ(クリーム状)のものに挑戦。
電子レンジでチンすると、ジャーに入った液体が柔らかくなり、それを生あたたかいうちにぬって、冷めたら、ビリビリっと一気に剥がします。
こちらは思ったよりも痛くはなかったけど、お店ほどは毛をキャッチできませんでした。場所的にも塗りにくいし、冷めるのを待ちにくいので、上達が必要そうです。
最短で脱毛する!ニードル脱毛に挑戦
結局、自宅でのワックス脱毛がうまく行かず、一発で毛根を消してしまえる「ニードル脱毛」を受けることにしました。
実は私の場合、日本で主流のフラッシュ脱毛は、全身脱毛で施術済み。脇は日本で医療レーザ脱毛で処理済みでした。
アンダーヘアも少なくしてはいたけど、アメリカにきてからもっと減らしたい衝動にかられ、追加の脱毛をすることに。
広範囲に光をあてて黒いメラニン色素にのみダメージを与える「フラッシュ脱毛」は、そこまで痛くないけど、アメリカではちょっとお高い。
断然ワックス脱毛のほうが、1回の費用が安い。
毛根いっぽんいっぽんに、針を刺して、電気を流して、一回で死滅させる「ニードル脱毛」は、日本では効果が高いが、危険性も高いため、値段がはりますが、アメリカでは、比較的安い。
メリットは、一回効果がある。一回死滅させた毛根はもう二度と生えてこない(他の方式は一発では消えない)こと。短期で処理してしまいたい私には、うってつけでした。
デメリットは、めちゃめちゃ痛いってこと。笑
それもそのはず、局部に針を刺して、電気を流すんですから。しかも一本一本。
気休めの鎮痛剤を飲んでも全く聞かない。強めに握りしめるタオル、噛み締めた歯、背中にひたたる冷や汗…。
拷問です。笑
先日、子供を産んだ友人に、「出産って、痛かった???」って聞いたら、「ニードル脱毛よりマシだよ」って言れたほど。笑
でも、アンダーラインではなく、他の部位であれば、痛みも(比較すると)マシ。手作業なため、デザインの自由度が高く、即効性も高いので、どうしても気になる人は挑戦してみるのもいいかもしれません。
まとめ
アメリカにはいろんなアンダーヘアスタイルと、アンダーヘア処理アイテムがあります。色々ためしてみて、自分にあった方法を探してみてはいかがでしょうか。