アメリカで最近よく耳にする、配車サービスの「ウーバー( Uber)」や「リフト(Lyft)」。これらの違いをご存知でしょうか?
アメリカでは二大人気の配車サービスで、スマートフォンがあれば、今いる場所に、数分で迎えの車を呼ぶことができます。 アプリを使って呼べるので、英語が苦手の方でも簡単。さらに通常のタクシー(Yellow cab・イエローキャブ)よりも、値段が安いのが嬉しいポイント。
私は両方のアプリを、利用し始めてもう2年以上たちますが、
- 旅先でのレンタカカー代わりに
- 空港の送迎
- お酒を飲みにいくとき
などに利用しています。
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旅行者でも使える方法は、以下の記事でご紹介しています↓
記事 Lyft(リフト)の利用方法を徹底解説!ライトはピンクだけじゃない、便利な配車サービス
Uber(ウーバー)とLyft(リフト)の違い
Uber(ウーバー) とLyft(リフト)は、アメリカでの2大配車・ライドシェアサービスです。ウーバーとリフトの運転手両方を兼ねているドライバーも多いです。
ざっくりと表にまとめてみました。
サービス名 | Uber(ウーバー) | Lyft(リフト) |
創立日 | 2009年3月 | 2012年6月 |
エリア | 全世界633の都市~ | アメリカの300都市~ |
サービス内容 | ライドシェア | ライドシェア |
アプリの性能 | 機能は同じ (iPhone/Android) | 機能は同じ (iPhone/Android) |
通常時の値段 | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
ピーク時の値段 | 多いと7~8倍の値段 | 少なくとも2倍程度 |
関連サービス | Uber eatsなど | ー |
ブランドイメージ | プロフェッショナル風に | フレンドリーに |
ドライバーの車 | 2002年以降の車 | 2005年以降の車 |
車種選択 | 13種以上。高級車や、スクーターも | 8タイプ |
チップ制度 | 以前は不要だったが、最近は導入 | 降車後、なし~5ドル程度で自由選択 |
ウーバーvsリフト【料金の違い】
料金は、1ドルからの乗車料金に加え、1マイルあたり1.5ドルと、1分あたり25セントが課金される方式は、両者も同じです。どちらも通常時は、タクシーよりも安くで手軽に利用できます。
しかしポイントは、ピーク時の料金です。Uber(ウーバー)はピークタイムやピークエリアにおいては、利用料金が高くなる傾向があります。
というのも、Uber(ウーバー)のブランドの方針が、忙しいときほどドライバーに利益がでるようにという考えのもと、値段が跳ね上がるようになっているそうです。しかしながら、利用者の多くは、Uber(ウーバー)やLyft(リフト)も、両方インストールしている人がほどんど。値段を比較して、わざわざ高いほうを選ぶ人はまずいないでしょうね。

ウーバーvsリフト【ドライバー視点】
ドライバー視点でいうと、UberよりもLyftのほうが取り分が多いそうです。実際にドライバー数人に確認したところ、ロサンゼルスのドライバーはたいていがUber(ウーバー)もLyft(リフト)も、両方を同時に受付していました。同じリクエストなら、Lyftのほうが自分の儲けが多いので、リフトを受けるという人が多かったです。
さらに、最近でこそUberはチップの支払い制度が導入されましたが、以前はありませんでした。Lyftはチップが、利用者の任意でもらえることがあり、フレンドリーなブランド方針を持っているリフトのドライバーのほうが、チップを多くもらえる傾向にありました。つまりその点が、後発サービスのLyftが、急速に普及した理由ともいえます。
UberとLyftのマークの違い
Uber(ウーバー)のドライバーは、このエンブレムマークを、よく見える位置(フロントガラスの右側・乗客側)に置くルールになっています。
Uberのロゴは、昔は「U」のマークでしたが、最近では「Cの逆」のようなマークに変更になりました。
【Uber(ウーバー)のマーク】

【Lyft(リフト)のマーク】

Lyft(リフト)では、ネオンピンクが印象的なロゴを利用したエンブレムです。最新のものは、ダッシュボードに置くネオンライトになっています。光るので、夜中や早朝でも見やすいです。空港などの迎車が多い場所では、誰がどの車の迎えかがわかるように、グリーンなど色別に光る使用になりました。
ライドシェアサービスとは何か?
Uber(ウーバー)やLyft(リフト)は、ライドシェアサービスとも呼ばれています。シェアという言葉の通り、「空いた時間を使って、アナタのドライバーになりますよ」という、とっても合理的なサービスなんです。つまり、運転しているドライバーは、タクシー会社に勤める専任の運転手ではなく、一般の人。
もちろん、運転手になるには、規定の車をクリアして、ソーシャルセキュリティ番号や、車両ナンバー登録など、身元を明らかにしないと、業務を始めることができません。すべての乗車が記録され、評価が低いと、ドライバーの仕事ができないこともあり、利用者の安全を考慮されています。
日本の場合は、乗客を乗せる「旅客自動車運送事業」を営むには、許可が必要という法律があるため、なかなか普及には至っていませんが、アメリカの(特に都市部では)、ドライバーが、スキマ時間で稼げる&利用者が、気軽に安く利用できるという、双方のWin-Winの関係で急速に広まっています。
ライドシェアサービスのメリット
ライドシェアサービスのUber(ウーバー)やLyft(リフト)が、利用者にとっておすすめであるポイントは、
1)アプリの現在地指定で呼べるから、土地カンが無くてもOK。英語も話す必要はありません。
わざわざ大通りを探してタクシーを探し回ったり、必死に車を呼び止める必要もありません。あらかじめ降りる住所を、入力してあるので、「ここを右!ここ左!」と道案内する必要なく、目的地へ連れて行ってもらえます。
2)アプリで管理されているから、ぼったくりが無く、安い
到着したい行先を、予めアプリで設定するので、わざと遠回りされることがありません
3)現金が要らない&チップが要らない
予め登録しておいたクレジットカードで決済され、チップは降りた後にカードを通して払うかどうかを選ぶことができます。下車する際に、支払いでもたついたり、もめることがないのが安心です。下車後に、チップは任意で支払うことができます。
4)誰がドコで乗車して、どんなドライバーだったか記録される
Uber(ウーバー)やLyft(リフト)では安全のため、ドライバーの顔や名前が表示され、利用者の情報もしっかりと記録されます
以前、ダウンタウンエリアからサウスベイ(約40分ほどの距離)までで、タクシーを利用したことがあります。
その時はチップ込みで$66ドルでしたが、Uberの場合はチップ込みで約$40と、安くなって利用しやすくなりました。
【体験談1】忘れ物しちゃった!
実は以前、Uberでやらかしてしまった経験があります。お酒を飲みに行った帰りに、Uberで帰宅。なんとか家についたのは良かったものの、家の鍵が見当たらない・・・!家に入れずたちすくみましたが、ルームメートのおかげで、中に入る事ができました。次の日、どこを探しても見つからないので、「しまった!車の中に忘れた!」と気づいた私は、Uberのサイトにログイン。送ってくれたドライバーへ電話で連絡しました。
ドライバーさんはすぐに車の中をチェックしてくれて、その日のうちに、鍵を届けに来てくれたんです!!!
通常のタクシーだと、「誰の車に乗ったか」という事を見つけ出すまでがやっとで、誰がドライバーかわかったとしても、鍵を返却しに来てもらえるようなことはなかったと思います。
Uberでは、誰をどこまで乗せたか等の記録が、顔や連絡先つきで残ります。ドライバーには評価制度があり、一定の星マーク(評価)以下になると、ドライバーの仕事ができないため、その点では安心です。

【体験談2】話好きのアメリカ人運転手
ライドシェアサービスの面白い点は、いろんなドライバーさんがいることです。英語が苦手な人の場合は、コミュニケーションが必須ではありませんが、中には、ドライバーさんによっては「話好き」の人もいます。
私が乗車したドライバーさんのなかで、不動産会社を経営する社長さんがいました。
「社長さんなのに、どうしてドライバーをするの?」と聞いたところ、
(1)会社に向かう方面が一緒の人をひろうので、通勤ついでにお金が稼げる
(2)こうやって、新しい人に不動産購入の営業&名刺を渡せるからさ~!っと、名刺と家購入のアドバイスを頂きましたw
なるほど、そんな利用方法もあるのね、とナットク。「一石二鳥」ほんと合理的です笑
早朝でも、深夜でも利用できる?
UberもLyftともに、早朝でも深夜でも利用できます。登録するドライバーが増加したロサンゼルスエリアでは、深夜2時でも、朝の4時でも、配車サービスを呼ぶことができますよ。
もしドライバーが近くにいなくても、配車のリクエストを出すと、ドライバーがこちらに向かってきてくれることがあります。ドライバーが近くにいるときは、1~2分で到着しますが、すごく待った時でも、15分ほどでドライバーが来てくれます。

↑アメリカの独立記念日のLyft呼び出し画面。アメリカの国旗柄になっててカワイイ!
こんな国民の祝日&深夜でも、利用できる車が近くにたくさんあるのはうれしいですよね。
ロサンゼルス国際空港(LAX)での注意※2019.10変更
ライドシェアサービスの利用者が増加したことに伴い、ロサンゼルス国際空港では決まりが作られています。
LAX(ロサンゼルス国際空港)の場合、Departure 階(出発階)で乗り降りするというルールです。
※2019年10月からウーバーもリフトもタクシーも、すべてシャトルで移動して、乗り降りができる場所まで移動しなくてはいけなくなりました。リフトよりもウーバーのほうが運転手が多い可能性もあるので、そのときはウーバーを使ってください。
違反した場合、ドライバーに最大1000ドルの罰金がかされるため、無理にほかの別の場所でひろおうとしても、断られますよ。
お得にライドシェアサービスを利用する方法
UberもLyftも、登録したクレジットカードから料金を支払う仕組みなので、下車する際に、財布を取り出したり、チップでもめるようなことはありません。
おすすめ!割引率の高いLyft(リフト)
私が個人的にLyftをおすすめする理由は、値段が安いということだけなく、実は「割引キャンペーンが多いから」なんです。
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初回だけでなく、Lyftはキャンペーンを頻繁にだしてくれます。平日10パーセントオフのキャンペーンがあることも!!賢くつかって、ロサンゼルスを楽しんで下さいね!
具体的な利用方法はこちらでもご紹介しています↓
記事 Lyft(リフト)の利用方法を徹底解説!ライトはピンクだけじゃない、便利な配車サービス