海外留学に憧れているけれど、留学先にアメリカを選ぶのはどうだろう? アメリカという国には、興味はあるけど、実際の良いところ・悪いところが知りたい! アメリカ留学するならおすすめの都市があれば知りたい。
というような方にむけて、実際に留学から永住組になった体験談をもとに、アメリカ留学のメリット・デメリットをご紹介します。
人生を変えるかもしれない、アメリカ留学
私が人生で初めて、アメリカ本土に来たのは7年前のことです。「自分の人生このままでいいのか?やりたいことをやってみたい!」と思い立ち、安定した大手企業を退社。知り合いゼロで、アメリカへ単身渡米しました。半年の留学のつもりが、いつしか、アメリカ永住組の仲間入りに。ふりかえると、アメリカを留学先としてえらんだことは、運命だったのかもしれません。
アメリカに行くのは勇気が必要だったけど、実際に行動にうつしたことで、人生がガラっと変わりました。
アメリカ留学のメリット
アメリカに留学してよかったなとおもったことはこちらです。
1)いろんな人種に出会い、価値観や世界観がグッとひろまる
アメリカ留学をすると、いろんな人種の人に出会うことができます。現在のアメリカの人種比率は、US Censusの調査によると、白人系が76.5%、ラテン系が18.3%、アフリカ系アメリカ人が13.4%、アジア系5.9%といわれています。留学生でいえば、サウジアラビアなどの中東、中国、韓国、モンゴルなどからくる学生がおおかったです。このことは、まわりを見わたせば日本人だらけ…という日本の田舎でそだった私には、とても新鮮でした。
世界各国から、さまざまなバックグラウンドをもった人が集まるので、毎日文化の違いを目の当たりにします。たくさんの外国人と接するようになると、つたない英語でも臆することなく、コミュニケーションを取りたいと、思うようになりました。
アメリカで頑張ろうと一念発起してやってきている人たちは、とにかくパワーがすごい!!刺激をうけて、価値観も世界観もグッとひろまりました。
2)アメリカ英語を学ぶことができる
アメリカ留学では、「実際にアメリカで使われている英語」を身に着けることができます。
ひとくちに”英語”といっても、世界中で使われれている英語には、地域によってのなまり(イントネーションやアクセント)があります。アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、フィリピン英語など、基本文法はおなじでも、単語や表現方法・発音がかわってきます。
渡米前は、英語のリスニングはまったくのダメダメで、「アクセントの違いなんて別に関係ないだろう、英語は英語」とおもっていました…。しかし、英語のリスニングが上達すると、全然ちがうことに気づきます。地域による英語のちがいは、わかりやすく言うと、日本の地方の方言(秋田弁や鹿児島弁など)をイメージするとわかりやすいです。アメリカ国内でも、地域や人種によって話し方やアクセントに違いがあります。
わたしはロサンゼルスへ留学したので、早いうちに「海外ドラマ」や「ハリウッド映画」のリスニングになれることができました。
3)留学スタイルの選択肢が豊富
アメリカ留学は、留学スタイルの選択肢が豊富です。
- 大学への留学(学位留学や交換留学)
- MBA取得のための留学
- 語学学校などの短期留学
- キャリアアップのための資格留学
- インターンシップ留学
- ヨガやネイルなどの専門留学
など、学びたい人にむけて、様々な門戸が開かれているのは嬉しいところです。
学生ビザがあれば、途中で学校を変更したり、大学に進学することも可能です。日本の学校では、外国人生徒枠をもうけている場合がありますが、アメリカの大学では外国人であっても、ローカルの学生と平等にチャレンジすることができます。学びのクオリティが高いので、がんばり次第では、世界中のトップクラスも目指すことができます。
そして、アメリカの学位取得や資格の取得は、その価値が認知されているので、グローバルに活躍できる人材として大手企業に就職できたり、給料アップになったりと、のちのキャリアにとって、大きな価値になることは間違いありません。
4)現地のリアルな英語が話せるようになる
アメリカに留学すると、教科書では習わない、リアルな英語が話せるようになります。
たとえば、2回目に会う人には「It’s good to see you again.」と言うなど、教科書だけでは学べない、実用的な英会話は、実際に生活をしないと身につきません。
アメリカの人は、フレンドリーでおしゃべり好きな人が多く、カフェやレストランでも店員さんと話をするチャンスがいっぱい。とにかく、英語を学ぶ機会がいっぱいあり、友達もつくりやすいので、リアルな英語力がグングンあがっていきます。
5)”自分軸”にした生き方が身に付く
日本にいると、ついつい”他人軸の考え方”になってしまうことがありませんか?過去のわたしは、世の中がこうだから・普通はこうだからという”他人軸”を、自分の考えのように錯覚してしまっているようなタイプでした。
しかしアメリカでは、自己主張をしっかりしないと生きていけません。世間ではなく、「あなたはどう思うのか?」と意見を聞かれたとき、口ごもってしまう自分にハッとしました。英語で、「I(私)」を主語にして話すようになると、わたしはこう思う・こう感じるというように、自分の意見をしっかりと持てるようになります。
“自分軸”にした考えができるようになると、心がのびのび自由でハッピーにいられます。アメリカに留学するようになって、変わることができた大きな点です。
6)一生モノの出会い
最初は「知り合いのまったくいないアメリカで、友達できるかな?」と心配でした。渡米してみると、異国での生活をたすけあった留学生友達、家族のようにむかえいれてくれたホストファミリー、アメリカ生活やビジネスマナーを教えてくれたインターン先の会社の方々など、素敵な出会いがたくさんありました。
とくに、苦楽を共にし、はげましあえる仲間は一生モノ。留学生時代にできた友人とは、今でもとっても仲良しです。
また、留学経験者のなかには、留学生時代に知り合った人と、付き合った・結婚したという人も、実はけっこう多いんですよね。かくいう私も、留学生時代に出会ったのが、今の旦那さん(アメリカ人)です。
現地で恋人や、大切な仲間ができると、英語学習にもモチベーションがあがって毎日がたのしくなります。
フレンドリーなアメリカでは、出会いはどこにでもころがっています。あなたの一生を変えるような大切な出会いが、あるかもしれません。
アメリカ留学のデメリット
留学先をアメリカにして、大変だった・デメリットだとおもったことは以下です。
1)授業スタイルの違い
アメリカの授業スタイルは、日本とは違うので、最初は戸惑いました。全体講義だけでなく、プレゼンテーションやディベート(議論)、レポート作成などがあります。毎回、数十ページを読まないといけない宿題も出るので、かなりハードです。アメリカの大学で学位を取得することは、現地学生にとっても大変なことで、毎年の卒業率は約6割(出典)といわれるほどです。
ただ、英語でのプレゼンテーションやはディベート(議論)緊張しますが、失敗をおそれる必要はありません。積極的に授業に参加している姿が評価されたり、間違った答えだったとしても、挑戦していると前向きにとらえてもらえることが多いです。そして、それだけの難関を突破できれば、かなりの力になることは間違いありません。
2)留学しながら働くことができない
アメリカにはワーホリ制度がありません。そのため、基本的に留学をしながら働くことができません。
留学費用や生活費は高額になりがちなので、しっかりと事前にマネープランをしておくことをおすすめします。
例外として、キャンパス内での仕事は特定の時間内で労働することが可能できます。
非合法なかたちでアルバイトする学生もいますが、アメリカの授業についていくには、予習復習が大事なので、学業に力をいれるなら、アルバイトはしないほうがいいと思います。
3)治安や文化の違いによるトラブル
アメリカは多くの人種があつまる国なので、治安や文化の違いによるトラブルがおこりやすいです。
ですが、事前に気をつけることで、回避できることがほどんどなので、ぜひ周りの人と情報を共有してみてください。
たとえば、アジア圏は夜遅くまで出歩く文化ですが、アメリカは夜に出歩くものではありません。ワンブロック違うだけで、一気に治安がわるくなる地域があったりと、気をつけないといけないことが多いです。
また、日本人はいつもニコニコ笑顔をしてしまいがちですが、いやなことはノーとはっきり言う、勇気が大事です。アメリカでは、役所の手続きに時間がかかったり、スーパーのレジで20分待たされるなんてこともしょっちゅうなので、100パーセント完璧をもとめずに、何かしてもらったら、ありがとうと感謝する気持ちの余裕があるといいです。
4)日本人が多い
アメリカには、日本人がたくさんいます。
とくに私が渡米したロサンゼルスエリア・トーランスは、世界でもトップクラスの日本人があつまっている街で、日本人留学生やコミュニティがたくさんありました。日本人が多いエリアには、日本食レストランや日系スーパーマーケットがあります。
せっかく留学するのにいやだな・・・っと思う人もいるかもしれません。が、長期留学になってくると、これらは非常にありがたい存在に…!!
日本人の留学生友達などは、病気などのピンチの時に助け合うこともでき、かえってメリットになる点もあるので、上手な距離感で接してみてください。
5)学費・物価が高い
アメリカ留学のネックになるのが学費と物価の高さです。アメリカの大学は、インターナショナルスチューデントには、ローカル学生の授業料よりも上乗せされる仕組みになっているため、学費が非常に高額になります。アメリカの都市部では、物価も高いです。
授業料が高額なぶん、授業のクオリティが高く、ここまでお金がかかっているからには、「ぜったいに卒業してやる!(諦められない)」というモチベーションになる人が多いです。
おすすめの留学先(西海岸編)
「アメリカ留学、行きたいな。でも…」と、気になってはいるものの、あと一歩ふみだせない人っておおいですよね。私は、そんな状況が8年も続きました。ですが、百聞は一見にしかずで、実際に行ってみないと、良いも悪いもいえないんですよね。気になっているなら、まず一歩、足をふみいれてみるのが大切だとおもいます。
今すぐ行動してみるなら、EFのアメリカ留学が、おすすめです。
EFは、毎週月曜日開講で、最大52週間まで好きな期間、学ぶことができます。学生寮・ホームステイ・ホテル滞在などの滞在方法をえらぶことができ、コース費用、基本滞在(ホームステイ)、
おすすめの留学先:ロサンゼルス
ロサンゼルス留学をするメリットは、ビーチが最高!これぞアメリカ・カリフォルニアといわんばかりの、気持ちがいいお天気で生活することができます。観光地や、話題のスポット、おしゃれなカフェもたくさんあるので、たくさんお出かけしたい人にはぴったりです。
おすすめの留学先:サンディエゴ留学
サンディエゴは、ロサンゼルスよりも、おちついた雰囲気の街です。ロサンゼルスから約2時間ほど離れた場所にありますが、東京からの直行便があるためアクセスは良いです。ビーチも近くて、カリフォルニアの心地よい風をかんじながら、留学できるエリアです。
おすすめの留学先:サンタバーバラ留学
サンタバーバラ留学は、ロサンゼルスから2時間ほど北上したエリアにあり、比較的日本人が少なめです。海が近く、ウニなどのシーフードが絶品!有名なサンタバーバラ大学もあり、集中して学びたいという人におすすめのエリアです。
アメリカ留学のメリット・デメリットまとめ
大変だけど、価値がある経験になるのが、アメリカ留学。
人生を変える出会いがあるかもしれません!ぜひ一歩まえに進んでみてください♡