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アメリカ 学校の制度や特徴・日本との違い【在米日本人アンケート結果】

アメリカの学校の特徴・日本との違い【在米日本人アンケート結果】

アメリカの小学校・中学校・高校の学校の特徴、日本との違いについて、駐在妻さん・現地妻さんにアンケート!

約300件の回答から、非常に興味深い結果がわかったのでご紹介します!

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目次

アメリカの小学校・中学校・高校:日本との違い

①給食・スクールランチがまずい&短いランチタイム(約25分)

出典Wiki

アメリカの学校でも、朝食・昼食の支給を行なっている学校がありますが、日本のような「おいしい給食」とは大違い!揚げ物(フライドポテト)と、野菜の無いカチカチに焼かれたお肉が挟まっただけのハンバーガー、ピザ、申し訳程度の野菜に果物。母親としては、子供の健康が心配になってしまうレベルです(涙)

学校栄養士会で推奨されているランチタイムの時間はなんと、小学生で25分・中学高校で30分!短いため、お弁当を持参させてもゆっくり食べる時間ナシ!パパッとお腹を満たすだけのもの、というのがアメリカの給食です。

まるで給食がジャンクフード

ベーグル、りんご丸ごと、チップス、、、これが給食とは思えない

エミリー

息子がTK入学しました!4歳児ですが、ランチタイムが20分。食欲旺盛な子供ですが、さすがに時間が間にあわず残して帰ってくることも

②アメリカの教科書は、小学校低学年では使用せず、高学年以降はレンタル

教科書は、キンダーからエレメンタリー(小学校)の低学年のときは、個人所有の教科書がありません。ほとんどが先生のプリントで勉強するという回答でした!そのため、先生や学校(教育委員会)によって、指導要項が異なります。

そして、小学校高学年・中学校・高校は、学校の分厚〜い教科書をレンタル!教科書は使い回しなので、中古です。新しくないし、落書きされていることも。それなのに、無くしたりするとお金を払わないといけない(涙)(私立学校の場合は、購入する学校があるようです)

学校によっては、小学校3年生ごろからパソコンのソフトやコンピューター、タブレットなどを使った授業や課題提出が多くなります。

教科書がないので、予習したりフォローできずに困りました!唯一持ち帰るプリントで復習していました

低学年だと教科書がなく宿題もゼロ。先生によって教え方が様々

クラスでは、よくYouTubeを使って勉強している。お菓子で工作したり、数の勉強をしている

③服装・髪型は自由!先生も自由!

アメリカの学校は服装・髪型など自由。ブーツやサンダル、ピアス、ヘアカラーなども自由なので、子供が幼いころからおしゃれに目覚めるという意見も。

先生にがっつりタトゥーが入っている・タトゥーだらけの先生がいるのは、日本にないので新鮮

先生のネイルが超長い!日本ではありえない

エミリー

子供が現地校に入学。隣のクラスの担任の先生は、見た目は男性のように見えるけれど、本当は女性(呼称がMs.)・・・このあたり、アメリカらしいなと思いますが、英語には性別の違いがあるので、どのように指導しているのか気になります。

④荷物が少ない、基本「置き勉」

教科書は分厚くレンタルのため、基本的に持ち帰らない。そのため、子供が中学校を卒業しても、教科書を持っているのを見たことがないというママさんも!

教科書が無いから持ち物がすごく少ない

毎日の持ち物がナシなので、毎朝の準備が楽です!

⑤連絡帳はなし:親との連絡はメールやアプリ

親への連絡は基本的に、メールが中心。先生とメールでやりとりできるので、距離が近く感じる。学校案内にフェイスブックグループを利用する学校もあります。勝手がわからないので、メールでいいよな悪いような、という意見も。ちなみに保育園も連絡帳がありません。

出欠席、成績、先生とのやりとりも全部メールやweb上で完結するので、英語できなくても安心です

エミリー

子供の現地校では、アプリを使って先生とやり取りします。写真もそのアプリの中で公開されます

⑥イベントデー・パーティ・郊外学習が豊富

季節のイベントのほか、服の色指定の日や、パジャマデーなどがあり、子供たちは学校にいくのが楽しみになる。親が普段は食べさせないようにしている甘めのお菓子も、学校で食べちゃっている。本格的な郊外学習もあり、良い経験になる。学校と、父兄、コミュニティが近くてイベントが盛り沢山。

親同伴できる行事がたくさん(遠足では、父兄などの親がボランディアで子供たちの面倒を見る)

【ピクチャーデー】
年に1度もしくは2回、学校で写真撮影の日があります。子供たちは着飾って登校します。これらの写真は思い出になるほか、事件の際の情報提供に利用されます。

⑦教材(School Supply )は、各自で購入・クラスへ寄付

学校の入学・進学前に、School Supply Listが渡され、各家庭で事前に用意するように言われます。バインダー、ノート、クレヨン、色鉛筆、ペン、ペンケース、消しゴム、ティッシュなどなど。クラスで共有するものは、寄付として集めます。

アメリカは、上履き、体操着や副教材(絵具セットとか)などの用意が無くて済みます

エミリー

TKはとくに準備品はありませんでした

その他:アメリカ現地校の違い

  • 先生がとてつもなくゆるいです。良い意味で(笑)
  • 先生にもよりますが、授業中に食べてよかったり、移動できたりする
  • 先生がスタバ片手にねそべって子供たちと遊んでたりする(笑)
  • 自分のクラスの掃除をしない(そうじの時間がない)
  • 学校校内へは、保護者といえども、いつでも自由に立ち入ることができない
  • 小学校でも停学がある

アメリカ学校・現地校「これは良い!」と思うこと

①個性を伸ばし、自己肯定感を高める教育

  • 個性を認めてくれる!なんでも褒めてくれる
  • 子供ができないことがあっても「He is working on itと言ってくれる先生」ポジティブで良い
  • できるところを伸ばしてくれる
  • 人と違うところ=個性とみてくれる
  • 小さい頃からいろんな人種の中で育つこと
  • 先生の声かけが良い(自尊心を高める言葉をよく使う)
  • 先生が怒らない
  • 先生ができたことをものすごく褒めてくれる。自己肯定感が高まる
  • 人との違いに寛容(子供の障害等も普通に受け入れて接してくれる)
  • 同じようにふるまうことを強要されない
  • みんなが、おんな同じじゃなくて良いという方針
  • 協調性はあるけど、強制はせず、多様性を求める点

②学習レベルや選択肢の多さ

  • 学習レベル別でグループに分けて教える
  • 子供の成長に合わせて学年を遅めてたり早めたりできる
  • ホームスクールや、特色のあるコースなど選択肢が多い
  • 高校から大学の単位が取れるシステムが本当に最高
  • クラスの人数が少ない

③自分で考える力が育つ

  • 自分の意見を書く宿題がある
  • Kinderからプレゼンをひとりで発表する
  • 発言する機会が多い(Show and Tellなど)
  • リーディングに力を入れている
  • 読書量が多い(毎日20分以上は読書の時間があり、一律教科書じゃなく個人のレベルを尊重した内容)

その他:アメリカ現地校良い点

  • プロムは日本にはないので良い経験だった
  • 夏休みに宿題もラジオ体操もないからおもいっきり楽しめる
  • PTAの加入が義務ではない。学校の手伝いは、できる人ができるだけやるので気楽

アメリカ学校・現地校「これは辛い」「嫌だな」と思うこと

①子供の送迎

アメリカは子供がひとりで歩きまわることができないので、親の送迎またはスクールバスが必須。学校の就業時刻は13時ー14時前後なので、仕事中のパパママは、一旦職場をぬけてピックアップにいく、というケースも多い。

送り迎えがめんどくさい

②英語の問題(親・子供)

先生や他の親とは当然英語で話さないといけないので、慣れないから最初はかなり疲れる。エリアによっては、日本人家庭がほぼなく、相談できる人がいないのが辛いというママさんも。特に自分の子供だけが、英語がわからないとなると、心配で心をいためる方も多いです。(でも、子供って数ヶ月するとクラスに馴染んで英語話し出すので問題ない)

全て英語だから、情報がわからなかったり、見逃しやすいのが難点

クラスメイトの親と仲良くなりたいけど、言葉の壁を感じる

家ではおしゃべりの娘が学校でQuiet Girl(おとなしい子)と言われている。言葉の壁もあり、自分を出せていない様子

自分の英語力がないので、子供の訴えを先生にうまく伝えられなかった

③給食がジャンクなので、ランチを手作りしないといけない

学校のランチに栄養価を期待できないため、お弁当を持参させる方が多い。そのため、毎日ランチ作りに追われる。でも、弁当を持たせてもゆっくり食べるほどの時間がない(20分程度)という悲しさ。

日本のような素晴らしい給食がなくて、毎日ランチを持たせないといけないのが大変

エミリー

うちも結局、スクールランチは食べなくて、毎日お弁当持参です

④なんだかんだ費用がかかる

公立学校でも、放課後のアフタースクールが有料の学校もある。そのほか、寄付を募集する学校もあるし、クリスマスホリデーや年度末の年に2回、先生にギフト(金券)を送る文化があったり、子供の習い事もさせることになるので、なんだかんだお金かかかる。

アフタースールの費用が高い(月500ドル以上)

その他:アメリカの現地校で辛かったこと

  • 勝手がわからないので、人種差別を受けているように感じる
  • 経済格差による学歴格差を感じる
  • 多額の寄付をした家庭が強い
  • 登校時間が早い
  • 先生からお菓子をもらいすぎ、学校で食べちゃうから親は把握しきれない
  • 水泳のクラスが無いので、個人でおしえないといけない

アメリカの学校の特徴・日本との違い【在米日本人アンケート結果】

以上がまとめです。

アメリカの学校の良いところ、悪いところも見えてきて、とても興味深かったです。

エミリー

子供が小学校にあがるのが楽しみになりました!

この記事を書いた人

エミリー

LA在住ママブロガー

アメリカ生活12年目。英語力ゼロで単身渡米し、留学・就労ビザ/出版社勤務・国際結婚・海外出産を経験。アメリカの生活・育児情報をリアルな視点で発信中(累計1000万PV)
インスタグラム(エミリーinアメリカ)では1.5万人のフォロワーさんとつながってます
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