「ロサンゼルスも行きたいけど、ラスベガスも行きたい!」
「一度でいいから、アメリカのだだっぴろ~い道を運転してみたい!」
だけど、日本からの旅行で行く場合は、時間の都合もあるし…とお悩みの方には、
ロサンゼルス空港から、ラスベガス空港までの片道ドライブが、おすすめです。
ロサンゼルス観光に車は必須です。どうせ車を借りるなら、ロサンゼルス市内を自由にレンタカーで巡って、そのままラスベガスへ運転して行っちゃいましょう!
そのあと、ラスベガスでレンタカーを乗り捨てして、飛行機でLAXに戻り、ロサンゼルスの観光を再開したり、日本へ帰国することもできますよ!
↑ロサンゼルスとラスベガスって意外と遠い!
そうすると、
1日目)ロサンゼルス国際空港近くでレンタカーを借りる→ロサンゼルス観光
2日目)ロサンゼルスからラスベガスまで運転(約5~6時間のドライブ)
*ラスベガスは眠らない街なので、夜遅く到着しても十分に遊べます!
3日目)ラスベガス空港から、ロサンゼルス空港まで飛行機で戻る(約1時間のフライト)→日本帰国
といった弾丸プランも可能です!
両親も安心満足・ラスベガスまでのドライブ
せっかくアメリカに行くなら、ラスベガスまで「アメ車(アメリカ車)」で運転したいと言い始めたのは父でした。
昔からアメリカに行くことに憧れがあった父。
”アメリカで、左ハンドルの車に乗りながら「浜田省吾のAMERICA」という歌を歌いながらドライブしたい。”
そんな父の夢を叶えたいと思い、娘の私は親孝行がてらに、アメ車をレンタカーしました。
父は本当は、クライスラーなどの高級車をレンタルしたかったようですが、私が探したときは、レンタカーの選択肢には出てきませんでした。しかし、ほかの選択肢にはマスタングや、オープンカーもありました。レンタカー会社によってはポルシェもレンタルできるようです。直前のレンタルでは希望車種が残っていない場合が多いので、希望がある場合は、早めに探したほうがよさそうです。
私は両親の運転のしやすさを第一に考えて、一般的なフルサイズのアメリカ車にしました。それでも両親は、なかなか乗る機会がない、アメリカの車(アメ車)に大喜び。特に、新しい車種だったので、実際に乗ってみると、内装のLEDなどが凝っていてかっこいい!
フルサイズなので、ひとりあたりのスペースが十分にあり、シートもふかふかなので、長距離運転でも楽です。もちろんクルーズコントロールも搭載。
ラスベガスまでの片道は、約5時間程度。
アメリカでの運転が不慣れであることをかんがみて、休憩は少し多めに入れました。実際は6時間くらいかかったと思います。
途中の腹ごしらえは、カリフォルニアにしかないハンバーガー屋、In-N-Outへ!アメ車を運転しながら、ハンバーガー屋さんへ立ち寄るなんて、なんとアメリカっぽい。
ちなみに、ラスベガスからグランドキャニオンまで、運転する場合は、さらに片道5時間ほどかかります。意外と遠いんですよ…!日程に余裕があれば、もちろんグランドキャニオンにも、レンタカーで行くことができます。
【ガソリンの入れ方】給油は、楽しく一回だけ!
ガソリン給油は、中間地点のバーストゥ(Barstow )という町で、半分くらいになったガソリンタンクを最大まで入れました。
そのあとは残りの道のりと、ラスベガス中心部の移動、ラスベガスアウトレットに行くのにレンタカーを使いました。それで最終日の返却時に、残ったガソリンは1/4ほど。
追加で給油が必要なく、一回で済んだのはすごく楽でした。
レンタカーといえば、通常返却するときは、ガソリン満タンにして返却しなければなりませんよね。しかし、レンタカー会社のHartz(ハーツ)では「返却時の給油不要制度(FPO)」というのがあります。これは、返却時にガソリンを満タンにせず返してもOKというオプションです。
もちろん、自分で給油してから返却したほうが割安になる可能性が高いですが、今回は両親同伴のため、なるべく簡単にしたかったので、このオプションをつけました。
もしそうしたい人は、レンタカーの鍵を受け取る際に、このオプションにできるかどうか、確認してみるといいかもしれません。
そのため、給油は一回だけ。アメリカで給油することが初めて両親には、楽しい体験になりました。
日本よりもガソリン代は安く、いっぱい入るので、ワゴン車などの大きい車をゼロからフルタンクにしても70ドル前後。半分の給油だと40ドルほどだと思います。
アメリカでは、ガソリンスタンドを、「Gas Station」ガスステーションといいます。ガソリンスタンドは和製英語なので、ガソリンスタンドと聞いても通じません。
ガソリンは、レギュラー/プラス/プレミアムの3段階表記のところが多いです。レンタカーなので、一番安いレギュラーを入れました。(ケチ?w)
主要なガソリンスタンドは、Mobil、 Shell、 78などがあり、場所によってガソリンの値段に差に開きがあります。
2017/1/27 時点で、ラスベガスの平均が1ガロンあたり、2.416ドル。ロサンゼルスの平均が2.844ドルと、ロサンゼルスのほうがちょっと高いですね。
参考:https://www.vegasgasprices.com/
乗り捨て可能なレンタカーの予約方法
レンタカーを契約する際に、注意するポイントは、
ロサンゼルスからラスベガスまで乗り捨てする場合、空港から空港の契約でなければなりません。
つまり、空港営業所以外のレンタカー営業所からのレンタルは、基本的に乗り捨ては難しいです。
LAXの空港営業所からレンタルしましょう。
アメリカの大手レンタカー会社は、空港に専用カウンターやシャトルがあるのでわかりやすいです。Alamo, AVIS, Budget, DOLLAR, enterprise, Herts, Thriftyはよく見かけます。
以前は情報がなく、ひとつひとつ乗り捨てできるかどうか見ていたのですが、最近では片道乗り捨て検索もできる値段比較サイトができました。(しかも日本語!)
貸出営業所に、LAX(ロサンゼルス)、返却営業所に、LAS(ロサンゼルス)と入力します。
2泊の予約だけど、どのレンタカー会社で借りるかで、値段設定に開きがあります。
車は車種/車のサイズによって値段が違います。
→エコノミーやコンパクトは、日本の軽自動車かそれよりやや大きいくらい。日本車でエコな車が多い。
→インターミディエート、スタンダードは中くらいのサイズで、小さめのセダン。
→フルサイズはやや大きく、室内空間がやや広く感じる。体の大きいアメリカ人には、フルサイズは、普通のサイズです。
※2人以上乗る場合は、フルサイズがおすすめ。
ラスベガスなどではコンパクトな車は少ない。日本車やコンパクトカーだと、ガス代の節約になる点はメリットです。しかし、ロサンゼルスから北上する長いフリーウェイには、巨大なトラックがたくさん走っているので、フルサイズのほうが目立ちやすく、事故防止になります。時速80マイル(時速128km)ほどの早さで運転するので、大きいサイズの車のほうが、運転中の安定感があります。小さくて軽い車だと、トラックの強い風にハンドルをとられやすくなります。
*日本払い・現地払い →マイルを貯めることが可能!
*どこよりも安い
*乗り捨てのオプションが選べる
それぞれ個別のレンタカー会社直営サイトからだと、乗り捨てオプションが出てこない(例・
<アメリカ本土でレンタカーする場合の注意点>
*会社によって、21歳未満はレンタカーを借りれない場合があります(年齢制限)
*日本の免許証と国際免許証の両方が必要です。
*海外で使用可能な、運転者本人名義のクレジットカードが必要。高級車の場合、2枚提示を要求する会社があります。JCBカードは一部地域では使用できない可能性あり。
*ロサンゼルスからラスベガスまで運転する場合は、走行距離無制限であることを確認したほうがいいです。レンタカーには一日あたりの距離制限がある場合がありますが、カリフォルニア州からネバダ州へと、州をまたぎますので、走行距離無制限のものを選ぶと、走行距離制限が無いものがたくさん選べます)
レンタカーの貸出と返却の流れ
今回は、大手レンタカー会社のHERTZ(ハーツレンタカー)で、車を借りることになりました!
レンタルの際、ぜひおすすめしたいのは、ハーツGoldプラス・リワーズ(無料)に登録しておくこと。
これはあらかじめ、レンタルする人の登録などを済ませておくシステムです。住所登録のようなもの。
yelpでレンタカー会社の口コミをいろいろチェックしたんだけど、通常の予約でいくと、カウンターでかなり並ぶことになり、
どのレンタル会社でも、車に乗り込むまで最低40分から1時間かかってしまうとか。
案の定、私が行ったときも結構並んでました。
せっかくのアメリカ旅行なので、時間の無駄遣いはもったいない。あらかじめハーツGoldプラス・リワーズに登録しておいてよかった!!
もしお得にレンタルするなら、先に、ハーツGoldプラス・リワーズにだけ登録しておいて、予約は格安の海外レンタカー RentingCarz(レンティングカーズ)から、ハーツを選択して予約すると、一番お得!!
レンティングカーズのサイトの、支払いページにリワーズのIDを入れるだけで、ハーツゴールドプラスの恩恵を得られます。
レンタカーをかりる流れ
(1) LAXのレンタカー営業所へ行く
各レンタカーの営業所は、ロサンゼルス空港から、やや離れた敷地にあります。そのため空港から出る、無料シャトルに乗ってその営業所に向かいます。
◆空港からの場合:
無料のシャトルがあるので、それに乗ります。ハーツでレンタルした場合、ハーツとかかれた黄色のシャトルに乗りましょう。
到着ターミナル階層(一階・Arrivalレベル)のBaggege craimを出たところに、パープルラインとしてくるシャトルです。
無料シャトル対応のレンタカー会社:https://www.lawa.org/rentalcars/
空港から5~10分ほどで、ロサンゼルス国際空港の外にある、ハーツ営業所に連れて行ってくれます。黄色い看板が大きく、大量の車が停車しています。無料のシャトルですが、荷物のあげさげを運転手さんが手伝ってくれたら、チップは1ドルほど渡すのがいいと思います。
◆他の都市からの場合:
自分の車で、ロサンゼルス空港のレンタカー営業所へ向かいます。
営業所内に、自分の車を置いておくことは難しいです。日数があく場合は、近隣のパーキングに止めて、そこから向かうか、ウーバーなどで来たほうが楽です。
誰かにドロップオフしてもらう程度なら、loading zoneに駐車していいって係員の人が言ってました。
(2) Hertz Gold Plus Rewardsのカウンターへ
もしハーツのレンタカーを選択し、ゴールドリワーズに前もって登録しておいた場合;
人がいっぱい並んでいる通常のサービスカウンターではなく、屋外にある「Hertz Gold Plus」と書かれた掲示板で、名前と駐車場番号を確認し、Hertz Gold Plus Rewards専用カウンターへ行きます。(その看板の裏にある、小さい建物)
そのカウンターは全然混んでいなかった!!そこで免許書を見せるだけ。
通常は、メインドライバーの本人および、奥さんまでは自動的に保険に含まれるようですが、追加のドライバーがある場合は、ここでそのドライバーの免許書を提示しておきます。あらかじめ追加ドライバーを登録しておかないと、事故を起こしたときに保障対象に含まれないので注意。
(3) 車種と保管場所を確認し、指定場所へむかう
カウンターで言われた車種と、その車がおいてあるのはAのコーナーだよ、と言われて向かうと、そこにはもうすでに車内に鍵がある状態でした。
※一応、念のためですが・・・
アメリカの車には、こすり傷があるのはよくあることです。しかし万が一のトラブル防止のため、最初から傷が確認できる場合は、写真で撮影しておくことをおすすめします。
(4)営業所のゲートで再度、受付バウチャー・免許書・支払用のクレジットカードの確認
そのゲートを越えると、出発ー!!
ものの15分ほどで出られました^^
ロサンゼルス&ラスベガスで車をレンタルするメリット
*ロサンゼルスでも市内を自由に観光できる
車社会のアメリカ。ロサンゼルスの観光地は、遠く離れているばかりか、電車などの交通機関がないので、車が必要です。すべてツアーにしてしまう手もありますが、レンタカーのほうが断然安く自由です。
*ラスベガスはホテルでのバレーパーキングが無料
ストリップ沿いにある大手のホテルはバレー(ホテル前で車を預けるサービス&駐車場代)が無料です。そのため、歩いたりバスに乗らずに、自分の車で移動するほうが楽です(チップは1-2ドル渡してもいいと思います)ストリップは歩くと、端から端までは1時間くらいかかります。
*ラスベガスアウトレットに行きやすい
アウトレットは、ラスベガスの中心部から車で10分ほど。なのに、バスで行くと一時間近くかかります。
*ラスベガスの有名な看板に行ける
あの有名なWelcome看板はストリップの中心部ではなく、空港までの途中の道にあります。そこに行くなら車は必須です。
ラスベガス空港でのレンタカー返却方法
◆レンタカー返却の流れ
(1)「Return rent a car」と書かれた車道へ
ラスベガスのストリップから空港にむかい、南下していくと「Return rent a car」と書かれた車道が出てくるのでそちらへ。
住所:7135 Gilespie Street Las Vegas, Nevada, United States, 89119-1256
(2) そのまま進むと、右手に立体駐車場のような建物が出てくるのでそれに入る
HertzはHertzだけの営業所があるのかなと思ったのですが、その建物には、いろんなレンタカー会社が入っている複合施設のようなつくりでした。
その立体駐車場をあがり、Hertzの受付場所に到着。
(3) ストップバーのある前に、駐車。係員さんがやってきて、車内を点検。
「事故やトラブルはなかったですか?」と聞かれるので、申告します。
今回は、ぶつけることもこすることも、事故もまったくなく安心。
(4) 忘れ物がないよう車内をチェックして、終了!
鍵は車内に残します。
(5) 空港へむかう無料シャトルバスがあるので、それに乗ってラスベガス空港へ
想像以上に、簡単でした!向かうと看板が出てくるので、わかりやすいです。
日本と運転のルールの違い・気を付けたいポイント
アメリカなので、日本とは運転のルールが違います。
◆右車線走行
対向車や、他の車が走っていないと、右車線をつい忘れてしまうことがあるので注意
LAXからは数車線の大きなフリーウェイだけど、ラスベガスに近くなると、二車線くらいになります。
◆クルーズコントロール機能を使おう!
多くの車には、クルーズコントロールという、アクセルを踏み続けていなくても、自動で速度を保ってくれる機能がついています。
長距離移動が多いアメリカでは使用は一般的。これがあると、長距離運転がかなり楽に。ないと五時間の運転は消耗します。
制限速度(Speed Limit)は70マイルの指定が多かったですが、実際に走っているのはそれよりも速いと感じると思います。
その場合73マイルくらいでセットしたらいいかも。ブレーキを踏むと解除されます。
◆赤信号でも右折はOK
No return on redという標識がない場合は、赤信号でも、いったん停止し、周りを確認してからなら、右折することが可能。
知らずに止まっていると、後ろからブーブーと、クラクションを鳴らされるので注意。
ラスベガスへの運転で持っていったほうがいいもの
ラスベガスへの運転で持っていったほうがいいものは、
◆国際免許書&日本の運転免許書 必須
法律的には、両方を同時に携帯していることが必要。
国際免許書だと、スピード違反でも「英語がわからない」という雰囲気だと、チケットきられなかったりするらしいがどうなんだろう。😉😉笑
◆サングラス 必須
アメリカは日差しが強いです。砂漠はとくに反射して、眩しくて運転しにくい。日光を長時間見続けると、体力を消耗し、夜眠くてせっかくのラスベガスを楽しめない。
◆日焼け止め 必須
UVコートの窓ガラスでも、長時間運転だと、かなり日焼けします。
◆お水 必須
ラスベガスのような砂漠地帯に行く場合は、湿気の多い日本よりも多めの水分補給が必須。一日2L以上余裕で飲める乾燥感です。ドライブ旅行する時は、出発時にCVSなどでお水のボトルパックをケース買いして、車につんでおきます。
◆日焼け防止のロング手袋
夏場はとくに、日差しが強く、外に停車しているだけで、ハンドルが触れないほど熱くなります。Tシャツ焼けというか、運転焼けします。女子には必須です。
◆カーナビ(GPS)
Wifiレンタルせず、携帯でマップ機能が使えない場合は、位置の確認ができないので、カーナビはあったほうがいいですね。ラスベガスまでは、主にI-15道路の一本道を行くので、迷いにくいですが、市内観光も考えているひとは、レンタカーのオプションで最初から借りておいてもいいかも。
◆音楽CD
ラスベガスまでの砂漠の道では、途中電波がはいらなくエリアがあります。携帯の電波も弱く、ラジオが入らなくなります。聞きたい音楽は持っていったほうがベター!!
◆カメラ
ラスベガスまでの一本道には、大きな発電所のようなものがあったり、軍が警備しているような場所があったり、長すぎる電車など、日本では見かけないものが突然出てきます。UFOや未確認飛行物体がよくあらわれるという噂の場所もあるので、途中、空に注意してみましょう!(シャッターなどで警備されている場所は入らないでください)