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アメリカの出産方法の選び方。産院・出産スタイル(メリット・デメリット)を選ぼう

アメリカ移住ブログ【リブアメ】、和ごころLAです。
アメリカでの出産といえば、病院で無痛分娩というイメージが強いですよね。でも、実はいろんな出産方法があるんですよ!アメリカの制度とともにご紹介します。

目次

アメリカの出産スタイルは主に3つ

実はアメリカでの出産方法は、大きく分けると3種類に分類できます。

1)Hospital birth:産婦人科クリニックで検診を受け、分娩はホスピタルで

2)Birth center:助産院で出産(フリースタイルなどに対応)

3)Home birth:自宅出産

アメリカでは、およそ98パーセントの妊婦が、(1)のホスピタルでの出産を選んでいるため、他のスタイルは馴染みがないかもしれません。でも実は、調べてみると近くにBirth centerがあったりして、面白いです。

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興味があったので、バースセンターも見学に行きました

参考:アメリカ出産は無痛or自然分娩?助産院(BirthCenter)を見学し、ドゥーラと対面してきました

それぞれのメリット・デメリットを下記にまとめました。

スタイル メリット デメリット
ホスピタル出産 ・産婦人科医が診察してくれる

・出産のトラブルにすぐに対応できる

・麻酔医がいるので、無痛分娩ができる

・無機質な病室で緊張しがちに。

・出産後、赤ちゃんと別室になる場合がある

・分娩費用が高額(通常6〜8000ドル。病院によっては自然分娩で4万ドル、帝王切開で7万ドル近く請求されることも)

バースセンター ・通常診察は、Mid-wife(助産師)が中心。
・帝王切開になる可能性が低い
・分娩費用平均$2000と安め
・リラックスした環境(夫婦で寝られるベッドやテレビなど)
・病院よりも滞在期間が選べる
・妊娠・産後のケアが手厚い
・スタイルを選べる(例:水中出産など)
・出産後、赤ちゃんと同室で過ごせる
・自然分娩(麻酔なし)
・帝王切開になる場合は、病院へ搬送
・保険適応かは保険によるので要確認
自宅出産 ・自宅でリラックスして出産できる
・上の子供がいる場合、立ちあえる
・麻酔無し
・帝王切開になる場合は、病院へ搬送
・保険適応かは保険によるので要確認

ホスピタル出産の最大のメリットは、麻酔医がいるので麻酔を使った無痛分娩ができることです。

日本のように、”自然分娩”をつらぬきたい場合は、Birth Centerでの出産を希望する人もいます。私の家の近所では、水中出産など、さまざまな出産スタイルを受け入れていました。

私の読んだ本によると、American Association of Birth Centersの研究結果では、バースセンターでの出産するほうが、帝王切開になる可能性が6%ほど低い結果になったそうです。

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ホスピタル出産だと病院の都合で、帝王切開をせかされることもあるからだそうです。

そのほか、経産婦がえらぶことが多いのが、自宅出産スタイル。自宅にMid-wife(助産師)に来てもらい、出産する方法です。

芸能人や第二子以降の出産は、ホスピタル以外の出産方法

初産は病院でうけて、第二子以降に前回とはちがう出産方法がしたいと思う人が多いようです。

ヒラリー・ダフの水中出産

2018年に歌手のヒラリーダフは、水中出産で第二子を出産しました。
水中出産は、専門の施設または自宅に専用のプールを設置し、助産師のたすけをかりながら、水中で出産します。
ベッドの上の出産よりも、リラックスできてすんなり産めるという噂の出産方法です。第二子以降の出産のさいに、やってみたいなと思う人が多いようです。
赤ちゃんは羊水の中にいるので、水中で出産しても大丈夫なんてほんとすごい!

 

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参考:Hilary Duff gives us a look at her real home birth in new, powerful video

 

吉川ひなのさんのハワイでのホームバース

吉川ひなのさんは、第一子をハワイの病院で出産。麻酔のない普通分娩を希望したら「宗教的な理由なの?」「見学させてほしい」など言われ、結局アメリカで一般的な無痛分娩を選択することに。しかし、契約書のサインや冷房下での出産に違和感を感じていたそうです。

第二子のさいには、自然に近い形で出産できる施設があまりなかったため、妊娠にまつわる勉強をしっかりして、自宅出産をする決断になったそう。助産師さんのほかに、ドゥーラも雇っての出産。陣痛のいたみのなか、赤ちゃんとの一体感を感じて出産できたことの喜びを語られています。numeroTokyo2019年3月号楽天マガジン(定額制雑誌読み放題サービスでよめます)

Mid-wife(助産師)は医師ではない

Birth Centerや自宅出産の場合は、医者ではなくMid-wife(助産師)が出産に立ちあいます。医師ではないので、ドクターのような医療行為は行わず、あくまで自然分娩の手伝いをしてくれるイメージです。分娩当日、ドクターは、ほかの患者も担当するため、常にそばにいる訳ではありませんが、Mid-wifeならずっと付き添ってくれます。

万が一の緊急時には、提携するホスピタルに搬送されるようになっています。Mid-wife(助産師)は、ナースの資格を持っている人も多く、住んでいるエリアによっても、制度が異なるため、事前に見学してみるのがおすすめです。

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Hospital-affiliated birth center(ホスピタルに併設のバースセンター)は、ホスピタル出産の恩恵をうけながらも、より自然な分娩ができるようサポートしてくれることもあるため、一考の余地ありです。

Certified Nurse-Midwife (CNM) : 看護師と助産師資格保有
Certified Midwife (CM):助産師資格保有
Certified Professional-Midwife (CPM):認定は様々で学位などを保有していないことがある

助産師を探すサイト:https://midwife.org/
バースセンターを探す:https://www.birthcenteraccreditation.org/

アメリカの出産方法の選び方:出産スタイルはホスピタルだけではない

アメリカでは、ホスピタル出産が9割以上なので、あまり馴染みがないかもしれませんが、自然なお産を選ぶことは可能です。
初産の場合は、あまり選ぶ気持ちの余裕が無いのが実際ですが、2度目3度目の出産なら、ホスピタル以外の出産方法を検討するのも良いですね!

アメリカでは、自分の意見は、はっきり言わないとその場でながされてしまいます。
そのためあらかじめ「バースプラン」をたてて、考えておくのがおすすめです。

すでに産婦人科クリニックで診察していても、その後バースセンターなどに転院することは可能です。興味のある方は見学で聞いてみてくださいね。

この記事を書いた人

エミリー

LA在住ママブロガー

アメリカ生活12年目。英語力ゼロで単身渡米し、留学・就労ビザ/出版社勤務・国際結婚・海外出産を経験。アメリカの生活・育児情報をリアルな視点で発信中(累計1000万PV)
インスタグラム(エミリーinアメリカ)では1.5万人のフォロワーさんとつながってます
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