アメリカの電話番号を持つと困るのが、「セールス電話・ロボットコールなどのスパム電話の多さ」です。
電話にでると、最初は無音だったり、ロボット(録音)が流れるだけの電話です。ほんとに、電話にでるだけ時間の無駄!ハロー言い損!
私にとっては迷惑電話でしかありません。
電話会社によっては、「電話帳に登録している番号以外は着信しない」という設定もできますが、子供の学校や、病院や保険からの電話がかかってくるかもしれないことを考えると、それができないのが実際のところ。
アメリカ生活のうえで、やっておくと良い、セールス電話・ロボットコール対策をご紹介します。
2021年追記:なりすまし電話(Spoofing)という被害に合いました!これらも同じような、セキュリティアプリで対策できるようです。
アメリカで毎日かかってくる、迷惑電話
最近、朝の8時台から、何件も迷惑な電話がかかってくるのが悩みでした。
電話に出ると「Are you a homeowner?」と、なまりの強い英語で聞かれ、「No」というとガチャ切りされる日々。(なんと!しつれいなっ!)
また、電話に出ると、すぐには相手の声が聞こえず、「Hello?」を繰り返すと、「Oh…繋がってると思ってなかった!」と、わざと会話風で始まるセールス録音が流れる・・・(くっそぉ〜!リアクション損っ!)
それだけでも気分が悪いですが、アメリカの場合、着信でもお金がかかる(アンリミテッドプランではない場合)ので、不毛なセールス電話に出てしまうのは、時間もお金も損した感じで、悔しいですよね。
忙しい仕事中にこういった電話がかかってくるとイライラしてしまします。
今までは、その都度iPhoneの設定にある「この発信者を着信拒否」のボタンを押していたのですが、
こういったセールコールやスパム電話は、異なる番号からかけてくるので、ほどんど効果がありません。
私がやっている、アメリカのセールス電話・ロボットコール対策は以下の3つです。
対策①National Do not Call Registryに登録
National Do Not Call Registryは、米国の消費者保護機関である連邦取引委員会(FTC)によって管理されている、レジストリです。
アメリカでは電話でのセールス=Telemarketing calls(テレコミュニケーションコール)という販売手法がいまだ盛んです。しかし、こういったセールスコールを一方的に押し付けられるのは、困りものです。
こういったセールスコールの制限のため、企業は、National Do not Call Registryに登録された電話番号には、Telemarketing callsをかけてはいけないという決まりがあります。
つまり、このレジストリに登録することで、セールスコールを減らすことができます。もちろんこの決まりを守らない企業もあるので、全てを防ぐことはできませんが、減る可能性のために登録しておくのがおすすめです。
National Do not Call Registryの登録方法
National Do Not Call Registryは、無料で登録できます。
HP https://www.donotcall.govにアクセスします。
↓
※オプションですが、アメリカの電話番号を取得してまだ新しい人は、最初に、すでに自分の番号がレジストリに登録されていないかを、確かめてみましょう。
メールと電話番号の入力で、登録済みかどうかがわかります。私の場合は、未登録でしたというメールが届きました。だから、あんなに毎日セールス電話がかかってくるんですね・・・
確実に、自分の電話番号が新規だと思う人は、こちらの確認はスキップしても大丈夫です。
↓
オレンジのボタン「Register Your Phone」新規登録をします。
↓
電話番号と、メールアドレスを入力します。
↓
登録したメールアドレスに、登録のお知らせが入ります。
↓
確認メールに記載の、URLをクリックすることで登録が完了です。
すっごく簡単!!
登録後、31 日以内に手続きが有効になり、この番号に電話でセールスをする企業は、登録された電話には、セールスの電話をかけられなくなります。
対策②アプリで、スパム電話を判別する
先のNational Do Not Call Registryは、「セールスコール」の対策ですが、ロボットコールなどはそれを設定してもかかってくることがあります。
そのため、もうひとつ、迷惑電話の予防を設定しています。
Truecaller(トュルーコーラー)というアプリをスマホにインストールすると、かかってきた電話が、セールス業者やスパム判定された電話番号かがわかるようになります。
Truecaller
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他にも類似アプリはいろいろありますが、このTruecallerアプリは、携帯の本体設定が日本語であれば、日本語で使えるところが便利です。(日本版もあるようです)
iPhoneの本体設定で、「着信ブロック&検知」で、Truecaller で検知させる設定にすると、
「あなたは守られています」の表示がでます。
ちょうど設定を完了させたところになんと・・・
・・・キタ!
・・・・キタ!!!!
スパムコール!!
このように、電話の着信画面にトップスパマーと表示されているので、これは出なくて良い電話だということがわかりますね。
スパム電話の着信音を鳴らさない方法
上記のスキャププロテクションアプリは、無料で使えますが、スパム通知を自動でオフにしてくれる訳ではありません。Hiyaというアプリは有料月$3.99で、Automatic Spam Blocking 機能(自動でスパムは着信音を鳴らさない)があります。同様のアプリは各社から出ているので、アプリストアで検索してみてください。
対策③:T-Mobileのスキャム電話自体をブロックする機能が登場
こちらはT-mobile回線のみ有効です!T-mobileユーザーの場合、アプリなどを入れなくても、自動でT-mobile独自のスキャム判別プログラム作動します。スパム電話は「Scam Likely」という表示で電話がかかってきます。
スパム電話なら、通知音すら鳴らしたく無い!という方は、ダイヤルで「 #662# 」をかけてみてください!
ScamLikelyからの電話が一切なくなりました!これはすごい
アメリカの奇妙な「なりすまし電話」の恐怖
2021年に、なりすまし電話(Spoofing)スパム電話の被害に合いました。
ある日、知らない番号から電話がかかってきて「先ほど着信があったけど、あなたは誰?」と言われました。
私はその日、誰にも電話をかけていないので、「私じゃないです。間違いです」と言って切ったんです。
もちろん電話の発信履歴にもありません。
するとその人からテキストがきて、「ほら、あなたからの着信があったよ」と、スクショが送られてきました。
その番号は確かに私の番号でした!!
・・・つまり、誰かが私の番号を使って、他の誰かに電話をしている、、ということです。
こんなことあるの?とおもって調べたところ、アメリカではSpoofingという、なりすまし電話なんだそうです。
スプリントにも確認しましたが、これを防ぐには電話番号を変えるか、上記のようなセキュリティアプリを入れてください。ということでした。
フェイスブックで在米日本人の方に、同じようなケースがないか聞いてみたところ、同じようにSpoofingで電話番号を勝手に利用された方がおられました。その方は、自分はかけていないのに、勝手に電話されてしまい、見ず知らずの人から「何度も電話をかけてくるな」と罵倒するテキストが入ってきたりしたそうです。怖いですね。。。涙
アメリカでは、携帯電話のセキュリティ対策はしておいたほうが良さそうです
アメリカのセールス電話・ロボットコール対策:まとめ
2017年にNational Do not Call Registry に登録して、一週間ほどすると、それまで頻繁にかかっていたセールスコールは、かかってこなくなりました。
2021年登録は引き続き有効だったので、まだレジストリには登録されているようです。現在は、たまにロボットコールが数日に一回くらいに減りました。
2022年現在、T-Mobile回線に変更になり、T-mobileのダイヤルブロックで完全にストップしました!うれしい。
まったくのゼロにするのは難しいかもしれませんが、減ります!!なので、アメリカの変な迷惑電話でお困りの方は、ぜひお試しください。