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アメリカで赤ちゃんはどこに寝かせるの?ベビーベッド(クリブ)、バシネット、Pack’n Play、添い寝の特徴と選び方

アメリカで赤ちゃんはどこに寝かせるの?ベビーベッド(クリブ)、バシネット、Pack’n Play、添い寝の特徴と選び方

アメリカで出産準備をはじめたとき、初めにわからなかったのは、赤ちゃんをどこに寝かせるのか?ということです。

日本では、ベビー布団を床にしいて寝かせることもりますが、土足文化のアメリカとなると、新生児を床で寝かせるのは抵抗が…文化の違いもあって、たくさんのママに質問しました。

日本式の寝かせ方アメリカ式の寝かせ方
・ベビー布団で寝かせる
・ベビーベッド
・パパママと添い寝
・ベビーベッド(クリブ)
・新生児はバシネットを使う
・Pack’n Play
・パパママと添い寝(非推奨)

どれが正解かというのは人によって違うのですが、リサーチの結果、アメリカ式の最適な寝床の作り方がわかったので、ご紹介します。

目次

①ベビーベッド(クリブ)の特徴

赤ちゃんを寝かせる場所として、まず第一候補にあがるのがベビーベッドです。

ベビーベッドのことを、英語ではCrib(クリブ)と言います。

日本では「結局ベビーベッドを使わなかった」という人もいますが、アメリカでは、大きくなると寝んねトレーニング(一人で寝かせる)をするので、ベビーベッドは必須アイテムです。

参考:ジーナ式とファーバー式の合わせ技!ひとりで寝つける&12時間寝るスリープトレーニング大成功

ベビークリブは、ベット単体のものから、引き出しやおむつ交換台までもがついているものもあります。最近では省スペース型のミニクリブも登場しています(ミニクリブは、通常のマットレスサイズとは異なるので注意)

ベビーベッドを選ぶ際は、少なくともこの先2〜3年使用することを念頭において、ベッドで赤ちゃんがぴょんぴょん跳ねても大丈夫な、つくりがしっかりしたものを選ぶようにします。

アメリカでは、床で寝かせない&寝トレがあるので、「ベビーベッド(クリブ)」は推奨。おむつの交換には、おむつ交換台(もしくはオムツ交換パッド)をつかいます。

ベビーベッド(クリブ)を選ぶ際の注意

高さが調整できるもの

3〜4才ごろまで使用する事を念頭において、マットレス面の高さが2〜3段階に調整できるものを選ぶのがおすすめです。

安全な素材のものを

赤ちゃんの部屋におくベビーベッドは、有害な化学物質(空気内を拡散するような接着剤も注意)が使われているものはなるべく避けます。幼児になると、なんでも口にいれたり、噛んだりするので、とくに注意です。

歯の生え始めは、イライラするのかクリブの柵をガシガシ噛み始めます。クリブレールカバーをつけないと、大変でした

できるだけベニヤ板のような合成木材では無いものがおすすめです。Solid birch バーチ材や、Solid mapleカエデの材質の”木”をつかったもので、毒性のないペイントがほどこされているものが安心です。

選ぶ際に参考になるものは以下です↓
GREENGUARD Gold認証(米国環境基準)
室内空間における化学物質の排出に関するもので、厳しいテストを受けた商品のみがうけられる認定。

Juvenile Products Manufacturers Association(児童製品製造者協会)
通称JPMA。児童向け商品が独自の安全基準をクリアしているか。認定されたものにはマークが。

The consumer product safety commission(米国消費者製品安全委員会)
認定ではないが、アメリカでの安全基準の情報が得られるサイト。

グリーンガード(GREENGURAD)の認証マークは、ベビー商品の安全基準に使われているのをよく目にします。

古い商品・頂きものに注意

ベビーベッドといえば、短期間しか使わないので人からもらったものでいいや…と思う人もいるかもしれません。しかし、古いクリブは現在の安全基準に沿っていないこともあるので注意です。

事故が多かった、Drop side cribs(側面がスライドして下げられるもの)は、現在アメリカでは製造・販売が禁止になっています。

側面スライドのベビーベッドは、日本では販売禁止になっていませんが、アメリカでは買えません!

Consumer Product Safety Commisionでに禁止になっている商品が確認できます。人からゆずりうける際は、経年劣化でひどく劣化していたり、ささくれができていないか、チェックしてあげてくださいね。

おすすめのベビーベッド(クリブ)

新品を購入予定であれば、長く使える、コンバーチブルクリブがおすすめです。

エミリー

成長に合わせて変化するコンバーチブルタイプは便利です!2才になっても愛用中

コンバーチブル:Convertible(変えられる)タイプのクリブは、赤ちゃんの成長に合わせて、

クリブ(ベビーベッド)→幼児用ベッド→ソファー兼用ベッド→フルサイズベッドと、形を変えて長く使うことができます。

アメリカの成長ごとに変化できるクリブ(ベビーベッド)

このカーターズ(Carter’s)という、アメリカで人気のベビーグッズメーカーの商品は、引き出しつきで、マットと合わせても、$300ドル以下なので、コスパ最強!引き出しなしタイプもあります。

グリーンガード認証のほか、ASTM international やU.S. CPSC safety standards を受けています。うちはこれを生後4ヶ月〜幼児まで(20kg近くまでいけそうなので5歳くらい?)のベビーベッドにすることにしました!

そのほかのおすすめクリブ

【とにかく安く買いたい】

値段で選ぶなら、IKEAのクリブが人気です。GULLIVER Crib$99、マットレスが$60でリーズナブル。

【背が低めの人むけ】

背が低めのパパママに人気のブランドは、作りが低めにできている、Babyletto Hudson 3-in-1 Convertible Cribです。

【ミニクリブ・移動が楽なもの】

ミニクリブで人気のものは、Bloom Alma Mini Urban Cribです。折りたたむことができて、ワンタッチで広げられ、キャスター付きで移動も楽々です。フルサイズクリブとはマットサイズなどが異なるので注意。

【環境にやさしい、高級クリブ】

環境に優しく、毒性のない仕上げになっているのが、Oeuf Sparrow Crib。ヨーロッパの環境規格やグリーンガードの規格を認証を受けている、品質の高いもの。

クリブマットレスを選ぶ際の注意

新生児のうちは、多くの時間を寝て過ごすので、マットレスは良いものを購入してあげたいですよね。予算が許すかぎり最高のマットレスを購入しましょう。

ベビーベッド(クリブ)のマットレスは、新生児を寝かせる場合は、
・表面が固いもの(SIDS予防)
・毒性のない素材
・安全認証
をもとに選ぶのがベストです。

うちは、Moonlight Slumberにしました。PVCやそのほかの毒性のある素材や環境ホルモンは使われていない、安全な防水のマットレスです。片面は新生児用の硬さ、もう片面は幼児用の硬さになっていて、裏返すことで、長く使用できます。

そのほかにも、高品質のマットレスブランドは、naturepedic baby mattressなどです。

さらに、おそらく日本とは違うポイントとして、アメリカのクリブは、マットレスには、防水のマットレスカバー (mattress cover)をして、さらに、シーツ(fitted sheet)をします。生後半年くらいまでが、おむつ漏れが多くて、シーツ等は頻繁に変えていました。数枚用意した方が良いです。

アメリカでは、両親学級でなんども言われましたが、乳幼児突然死症候群(SIDS)を避けるため、ブランケットや上掛け布団は使いません。おくるみか着られるブランケット(Wearable blanket)で寝かせます。

②バシネットとは:いつまで使える?

バシネット(bassinets)とは、新生児用(4ヶ月くらいまで)の赤ちゃんを寝かせる小さなベッドです。アメリカは、生まれてすぐはバシネットを使い、その後クリブへ移行するママが多かったです。

バシネットとベビーベッドの違いは、利用できる期間が違うこと。最大15lb(6.8kg)までの商品がほどんどで、寝返り、手や足で起き上がろうとする兆候がみられると使えなくなります。つまり生まれてから数ヶ月・最大でも3・4ヶ月くらいしか使えません。

(※うちの子は巨大児だったので2ヶ月で卒業しました笑)

最初からクリブ一択で寝かせることもできますが、

  • ベッドサイドに置くことができる(深夜の授乳が楽)
  • クリブより赤ちゃんを取り上げやすい(抱っこしやすい)
  • 軽いので、場所を移動させられる
  • 新生児のうちは、クリブが大きすぎて不安

などの理由で、バシネットも買う人が多いんです。

エミリー

とにかく産後1ヶ月は体が痛くて、起き上がってベットの上に座るのも辛い状態!

私は、「バシネットなんて最初の数ヶ月しか使えないし、買うのはもったいないかも…」と思っていましたが、妊娠後期になり、ただでさえ大きな体になって自分の体の自由がきかなくなると「ダメージをくらう出産直後に、それほど動けそうにない」ことを実感しはじめました。友人は、ベッドからほぼ動けなかったそうです。結論は、「やっぱり必要」と思い、ベビーレジストリにいれました。

数ヶ月とはいえ、やっぱりベッドサイドに赤ちゃんを寝かせられるのは、メリットです。最初からクリブのみの予定だったが、生まれてから、結局バシネットも買っちゃった…という人も多いです。夜は、赤ちゃんの部屋にあるクリブで寝かせ、昼間はリビングのバシネットで寝かせる、という使い方もできます。

おすすめのバシネット

新生児の数ヶ月はパパママにとって、一番たいへんな時期。すこしでも楽に過ごせるなら、バシネットは買う価値アリです。

HALO BassiNest 3.0

アメリカママに常に人気のHALO。なかでも、これから買う方は、新しくなった「HALO BassiNest 3.0」がおすすめです。

ベッドサイドに置くことができて、ベッド面と揃うちょうどいい高さに調整できます。360度回転し、さらにスライドもできるので、赤ちゃんが乗っていても、ベッドサイドに引き寄せやすい。出産直後はベッドで常に一緒にいるほうがいいので、この商品が人気の理由がわかります。

さらにこの新バージョンでは、PORTABLE NEST機能がついていて、上のバシネット部分のみを取り外して動かすことが可能にです。

HALOは、実際に設置してみると、結構大きくてしっかりしています。ちょっと押しても簡単に倒れないようになっていて、赤ちゃんが乗っても、安定感はあります。スイングさせて、赤ちゃんをあやすこともできます。ベッドに寝ながら、網目から赤ちゃんの様子が見れる!!これめっちゃ最高。

エミリー

産後1ヶ月は、体が痛くて起き上がるのもやっとなのに、三時間に一度の授乳なので・・・あって助かりました!

高級バシネットのSNOO

最新技術が搭載された、おしゃれで高級のバシネットといえば、SNOO Smart Sleeper。約6ヶ月までの赤ちゃんに利用できるバシネットで、とにかく両親の負担を軽減させるための機能がてんこもり。定期的に、子宮内と似た振動設定ができるほか、赤ちゃんが泣いた時はホワイトノイズと振動を自動でやってくれます。本体に取り付けられるスリープサックに入れて寝かせるので、うつぶせ寝などの心配がなく、安全に背中で寝かせられます。アプリ連携で赤ちゃんの状態や、睡眠の記録もできます。おしゃれなデザインなのもすごく素敵。

値段は貼るので、余裕があればですが、最初の数ヶ月は本当にキツイので、この高機能は欲しくなる気持ちはわかります!

TVで野球選手のマエケン選手の家はこれ、ありました!!

③Pack’n Play(パックアンドプレイ)の特徴

Pack ‘n Playは、グレコ (Graco)というメーカーの商品名で、ベビーベット・ベビーサークル・おむつ台がひとつにまとまっているものです。プレイヤードとよばれることもあります。

ベビーベッド(クリブ)が置けるスペースがあればいいですが、実際はそんな家庭ばかりではありませんよね。

Pack’n Play(パックアンドプレイ)だと、軽量のナイロン素材でできているので、折りたためて簡単に移動もできます。

  • 赤ちゃんグッズをコンパクトにまとめたい
  • 狭小住宅でスペースがない
  • まだ子供部屋が確保できていない
  • 出産後に引っ越しを予定している
  • あまりお金をかけたくない
  • 移動させられる、軽量のクリブが欲しい
  • 背が低いので、クリブだと赤ちゃんを持ち上げるのが大変

などの理由で選ばれます。

実際は、Pack’n Play(パックアンドプレイ)を、クリブ代わりにすることに関しては、意見が分かれるようです。

あくまでポータブルクリブなので、夜中は寝かせないほうがいいという店員さんもいたし、クリブは買わずにPack’n Play(パックアンドプレイ)でずっと寝かせていたという人もいました。

ベッド面がそこまで固くないので、夜はベビーベッドで寝かせて、昼間はリビングやキッチンにおいたPack’n Play(パックアンドプレイ)で昼寝をさせる、というのがもっとも多い使い方でした。

エミリー

私はパックアンドプレイがあっても、結局スリープトレーニングをするので、クリブは必要です。パックアンドプレイはあくまでもサブとして使いました。小さいので、2才以降は使うのが難しいかも

Pack’n Play(パックアンドプレイ)のおすすめ

ベビーベット・ベビーサークル・おむつ台がついているPack’n Play(パックアンドプレイ)は、新生児のうちはバシネットで寝かせることができ、オムツ替えステーションもついているので、省スペースで利用できます。大きくなったら、プレイヤードとして使えます。

エミリー

結論としては、クリブも、これもあると便利。うちはリビングに置いてました

④パパママとの添い寝(アメリカでは非推奨)

アメリカでも、クリブやバシネットを使わず、パパママと同じベッドで寝る人もいます。

ドクターや病院のナースからは、SIDSの危険性があるため、アメリカでは基本的には、非推奨です。一緒のベッドで、あかちゃんを押しつぶしてしまったり、大人用のふとんや枕で、赤ちゃんを覆ってしまわないように注意する必要がでてきます。

エミリー

Co-Sleeper用のクッションもありましたが、安全面から販売中止になったようです

アメリカで赤ちゃんが寝る場所・まとめ

アメリカで赤ちゃんが寝る場所は、主に、
・ベビーベッド(クリブ)
・バシネット
・パックアンドプレイ
の3種類です。

たくさんのママに聞きましたが、実際のアメリカでの王道ルートは、新生児のうちは「バシネット」を使い、少し大きくなったら「クリブ」へ。昼間は「パックアンドプレイ」で寝かせるという感じでした。

全てを購入するのがイチバン便利ですが、予算やスペースに合わせて選ぶのがいいと思います。

赤ちゃんによっては、平らな場所ではなかなか寝ないので、いろんなオプションを試すしかない!というのがママたちの意見でした。

エミリー

最終的には、赤ちゃんが寝てくれる場所がベストな寝床です!

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